社内恋愛はできるのか
社内恋愛はできるのか

社会人になってからの生活を想像してみてください。どの部署でどんな業務をしているか、同僚、上司はどんな人で…さまざまな想像が広がりますね。しかし社会人になっても忘れてはいけないのが恋愛という要素。「社会人は出会いがない」といいますが、会社ではどうでしょうか。今回は社内恋愛について、その実態を会社ごとの比較も行いつつ検討していきます。

大きなボリュームを占める社内恋愛

3割の人は「職場で」結婚相手を見つけている

結婚や恋愛において、「社内恋愛」は無視できません。国立社会保障人口問題研究所の調査によると、約3割の既婚者が「職場や仕事で配偶者に出会った」と回答しているのです。日常的に関わりを持つ仕事の同僚なら信頼関係を前提として恋愛ができるわけです。結婚相手とはいわず、より広く恋愛関係を見ていきましょう。ある調査会社によると、社会人のうち4割が社内恋愛を経験しているとのことです。生活の中心となるコミュニティである会社で異性と仲が深まるのは当然といえるでしょう。

社内恋愛のメリット

ほぼ毎日会える

社会人になると忙しくてなかなか恋人に会えないもの。スケジュールが合わな過ぎて疎遠になるカップルも少なくないのではないでしょうか。相手が職場にいる社内恋愛では、その心配は一切ありません。部署が違っても、同じ建物や拠点にいれば簡単に会うことができます。

相手の人柄を理解した上で恋愛できる

相手を良く知ることで、より安定した関係を育むことができます。街コンやアプリ、友人の紹介ではゼロから相手を知らなくてはならず、恋愛するのにハードルがあります。人となりをよく知った同僚と恋愛する利点はここにもあるといえます。

パワーカップルになりやすい

パワーカップルとは「夫婦が共に年収700万円を超えている」カップルを指します。これほど高収入でなくとも、2人そろって年収500万円であれば世帯年収は1000万円に到達します。結婚後はもちろん、お付き合いでもお金はかかるもの。お互いに働いていることでお金の心配をしなくていいのは、大きなアドバンテージです。

繁忙のペースが合いやすい

なかなかデートにいけないと気持ちが冷めてしまう人も多いのではないでしょうか。多忙を極める社会人のスケジューリングは大学生の比ではありません。カップルの片方が接客業だと土日休みではないケースもあり、空いた日程を合わせるのは至難の業です。社内恋愛ならこの心配はありません。会社では繁忙期や休日の日程もほぼ同じはずですから、スケジュールを一致させるのは簡単でしょう。

社内恋愛のデメリット

周囲に迷惑がかかる可能性

会社での人間関係は大切ですよね。色恋沙汰があると、関係のない人でも気になってしまうものです。「気になっていた人を取られた!」と嫉妬する人もいるかもしれません。迷惑をかけないように関係を秘密にするカップルは多いですが、雰囲気で悟られる可能性もあります。周囲への影響はしっかりと考慮して恋愛しましょう。

別れても業務は続く

元カレ・元カノとは微妙な関係になるか、喧嘩別れしてしまったという人は少なくないでしょう。プライベートであれば疎遠になるだけで済みますが、社内恋愛ではそうはいきません。今度は恋人ではなく同僚や部下、上司として元恋人が出現するのです。日常的なストレスが増えるこのリスクは見過ごせません。

不倫など深刻なトラブルも

ある調査会社によると、社会人のうち2割が自身・知人の社内恋愛トラブルに遭遇したことがあるそうです。先述した通り、周りにも影響を及ぼしかねない社内恋愛。二人の間で問題が起こると、社内の友人などを通じて噂や評判が拡散することもあります。最悪のケースでは、浮気や不倫の関係者になってしまい、紛争にまで至った方もいるそうです。

業界大手のデータ比較

エンジャパンが運営している「カイシャの評判」では、恋愛に関して
社内恋愛が盛んか
という項目があり、YESと回答した方の割合が示されています。そこで今回は主な業界、大手各社についてデータを集計し、比較していこうと思います。リサーチ対象は90社となりました。

社内恋愛が盛んな企業

全90社中、特に「社内恋愛が盛ん」と答えた割合の高い企業をピックアップしました。トップの大和証券は他の口コミサイトでも「社内で結婚する人は多い」と評判で、社内恋愛の盛んな会社であることがわかります。サイバーエージェントなどメガベンチャーが上位に食い込んでいるのが特徴的ですね。フラットな人間関係が築かれている職場では恋愛関係に発展しやすいのではないでしょうか。

社内恋愛の少ない企業

続いて「社内恋愛は盛んか」という問いにNOと答えた割合の高い企業をピックアップしました。トップはJR貨物で5%。74%がYESと答えた大和証券とは実に69ポイントの差があります。伝統的で男性の多いな社風が影響していると考えられます。また、デロイトトーマツコンサルティングやPwCコンサルティングなど、コンサルティングファームが2社もランクインしていることも特筆すべき点です。一般的な日系企業に比べ、コンサルティングファームは個人主義の傾向があるのも関係していそうですね。また同じ金融の銀行や証券業界に比べ、生命保険会社ではNOと答える割合が多いことも印象的です。

業界ごとのデータ

広告・証券・メガベンチャー・人材が高水準に

恋愛が盛んだと答えた割合が半数以上に達したのは広告・証券・メガベンチャー・人材業界となりました。これらの業界では比較的男女比のバランスが取れていることも大きな要因となっていそうです。学生のイメージとしても、比較的華やかなイメージを持たれがちな業界ですが、実態としても恋愛が盛んな産業といえます。
一方で、コンサルティングファームや生命保険会社は著しく低い水準に留まっています。コンサルティングファームでは人材の流動性が高いことや労働時間が比較的長いことも影響しているのではないでしょうか。生命保険会社では、外勤営業が多かったり、生保レディなど男女比に偏りがあることが要因だと考えられます。

見逃せない業界・会社格差

恋愛や結婚は私生活に大きな影響を及ぼすファクターです。今回の調査では、業界や会社ごとに状況が大きく異なることが確認できました。もし将来の結婚や出会いを大切にしているのであれば、業界研究で恋愛関係のリサーチもされてはいかがでしょうか。