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冬の就活で欠かせない防寒対策
冬の就活で欠かせない防寒対策

就活が年々早期化しているとはいえ、真冬に重要な説明会やインターンシップ、選考も行われています。多くの就活生はリクルートスーツを基本にコートやマフラーなどの防寒対策をして臨むでしょう。しかし防寒対策1つとっても就活において工夫できるポイントや特殊なマナーがあります。知っておいて損はないのでぜひこの機会に確認しておきましょう。

就活は冬に本番を迎える

最近では、就職活動の早期化が進み、夏休みにはインターンや説明会を経験している就活生が多くいるようですが、実際に内定率が増加していく時期は冬から春休みにかけてです。つまり、就職活動における重要な本選考などの多くは冬に始まる場合が多いということです。2020卒の筆者も早期選考を含め、11月以降2月までの最も寒い時期に重要なインターンシップや選考などに多く参加していました。

冬場のスーツは寒すぎる

就活生は私服推奨の場合を除き、リクルートスーツスタイルで説明会や選考に臨む機会が非常に多いです。しかし、寒い冬にはどうしてもリクルートスーツだけでは寒さがしのげないことから、コートやマフラーなどでの防寒対策します。さらに、風邪やインフルエンザ予防の観点からも身体を暖かくしておく必要があります。冬場の就活を健康に乗り切った筆者がおすすめする就活にピッタリな防寒対策方法を紹介します。

スーツの工夫

まず、リクルートスーツのスタイルについてです。通年使えるリクルートスーツを持っている就活生が多いようですが、ウールの入った冬用のスーツも売っています。しかし、少し値が張るため着用している就活生はあまりいないようです。一方でインナーで工夫している人が多く発熱性のインナーや腹巻、ももひきなどをかさばらないように仕込みます。
筆者も発熱性のインナーとあったか腹巻パンツを中に仕込んでいました。特に女子就活生はスカートの場合も多いようですが、パンツスーツや発熱性のストッキングを着用したり、場合によってはストッキングを二重に履いても良いでしょう。
貼るタイプのカイロも有効です。位置は腰や下腹が暖かいと言われていますが、肩甲骨の下のあたり、背中の真ん中に貼るのがとても暖かいのでおすすめです。案外会場がとても暖かい場合もあるのでセーターやカーディガンを着ていく人はあまりいなかったように感じます。

コートの工夫

コートは、冬場の就活生にとって定番のアイテムです。トレンチコートやステンカラーコートが一般的でモノトーンカラーやナチュラルカラーが無難です。スーツのジャケットよりは長い丈のものを選ぶ就活生が多いようです。しかしコートなどを細かく身だしなみとして見ている面接官や採用担当の方はあまり多くなかった印象です。実際、まだ就活の服装準備が整っていなかった冬の選考で筆者はピンクのダウンコートを着ていきましたが「素敵なコートですね」と声を掛けられる程度に目立ったことは確かですが、選考には影響していなかったかと思います。しかし、志望度も高く選考内容に集中するには無難がベストです。準備を整えた筆者はトレンチコートの中に薄手のカバンに折りたたみ収納可能なダウンベストを着て会場に向かいました。

小物の工夫

スーツ・コートの他にもマフラーや手袋などの小物も防寒対策として効果的です。正直、会場ではカバンの中にしまっていることがほとんどなのでデザインなどをあまり気にする必要はないでしょう。ただし、就活カバンに入る比較的薄手のタイプを選ぶのがおすすめです。さらに、移動中はマスク着用するといでしょう。顔の防寒は体感温度が上がりやすく風邪予防にもなるため非常に効果的です。ただし、女性は注意も必要です。マスクの影響で化粧が崩れてしまう場合もあるからです。メイク崩れ防止には、マスクに事前にパウダーをはたいておくほか、リキッドタイプのベースを心掛けることで対策できます。

冬場の就活マナー

冬場に関わらず、就活マナーを押さえて置くことは重要ですが、コートやマフラーの扱い方など特有のシーンもあります。そこでシチュエーションごとの筆者の経験をもとに消化します。

本選考の場合

試験や面接が1時間以上に及ぶことはあまり多くないので、本選考ばかりは少し我慢してセーターやカーディガンなどを着用せず、リクルートスーツのみで臨むようにしましょう。
まず、会場となる建物に入る前にマフラーやコート、手袋、マスクなど防寒具小物はすべて外し、コートは襟から裏返すように軽くたたみ腕にかけます。マフラーや手袋、マスクは全てきれいにたたんでカバンにしまいましょう。ちなみに筆者はこの時にコートの中に仕込んだダウンベストもたたんでしまい込んでいました。少し寒いですが一番大事な選考だけは少し我慢して乗り切ってしまいましょう。
会場に入ってから立てて置いたカバンの上にコートをのせます。ただし、コートの厚みによってはカバンの上でバランスが取れない場合もあるのでその時は背もたれにたたんだ状態で掛けさせてもらいましょう。この時面接官に対して一言「失礼します」などど添えて配慮すると印象が下がってしまうことはありません。たったこの1ステップで冬場の選考マナーも抜かりなく対応できます。

インターンや説明会

本選考の時と同じく建物の中に入る前に防寒具、小物を取り外し整理しておきます。しかし、選考とは異なり人数も多く会場が広い場合もあるのでスーツの中にセーターを着ていても問題ないでしょう。コートを掛けられるハンガー等を用意している企業もあるので他の参加者や候補者と譲り合いながら丁寧に利用しましょう。こうした何気ない瞬間の気遣いや周囲に意識を向けることができているかということは案外採用担当の方は厳しくみてるのでこういう時こそ、柔軟な対応を心がけましょう。加えて、選考より長くかかる場合があるので女性でスカートスーツが寒い場合、マフラーをひざ掛け代わりに使用してもさほど問題はないようです。

しっかり防寒して冬の就活を乗り越えよう

以上のように、冬場の就活ではコートや小物などを用意して体調管理をするのはもちろんのこと、防寒具の扱い方ひとつとってもマナーや人柄があらわれてしまうので気を抜いてしまわないよう事前に準備して自信をもって就活に臨みましょう。