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外資系メーカー
外資系メーカー

P&G、ユニリーバ、日本ロレアルなど数多くの学生からの人気を集める外資系メーカー業界。若手から活躍できそう、転職に強そう、海外で仕事ができそう、給料がよさそうというイメージだけでの理解になっていませんか?外資系企業では職種別採用を実施している分、その職種別での業務内容を理解し、その職種でないといけない志望動機が語れるかいなかが重要になってきます。日系メーカーとの違い、職種別での業務内容を理解し、説得力のある志望動機を作っていきしょう。

外資系メーカーの特徴ー日系メーカーとの違いは?

外資系メーカーとは?

日本に進出している外資系メーカーの多くは、グローバル展開している世界最大手のメーカーです。そのため、外資系メーカーに就職することは世界最大級のメーカーに就職することと同じと言えるでしょう。世界各地で販売されている商品が自社製品であり、世界的な市場を相手に仕事をすることになるのです。
海外ブランドを日本に売り込むための戦略づくりや日本で確立したブランド・手法を本国へ導入するなど、日本支社内だけでなく海外本社・支社と連携した業務を若手のうちから経験できる点は外資系メーカーならではの業務内容だと言えるでしょう。

日系メーカーとの違い

日系メーカーとの違いとして、以下の2つが挙げられます。
1.職種別採用
2.転職の多さ
日系メーカーが総合職での採用をメインにしているのに対し、外資系メーカーの採用では完全職種別で実施されています。職種別採用では職種ごとに募集・選考が行われ、入社後は採用された職種の中でキャリアを積むのが基本です。そのため、ジョブローテーションのある日系メーカーと比べて若手のうちにプロフェッショナルになれる環境が整っていると言えるでしょう。その分、職種ごとでの業務内容の把握、自身の適性や興味・関心がどの職種にあるのかの見極めが重要になります。
2つ目の違いとして、外資系メーカーは日系メーカーと比べて転職をする人が多く、転職を繰り返すことでキャリアアップを図るのが一般的な働き方になっています。
①職種別採用によって、若手のうちからその分野のプロフェッショナルになるため、転職がしやすい。②外資系メーカーは即戦力を求めることが多く、生え抜きの社員よりも高給を保障する傾向がある。③他社への転職後に自社に再度戻る人も多く、戻ってきた際には歓迎を受けることが多いなどのがあるためです。
ちなみに職種別で転職頻度には差があり、「セールス」「マーケティング」といった売り上げに関わる職種では転職が多く、「R&D(開発)」「HR(人事)」などの売り上げに直接関わらない職種では比較的長く社内に留まって働く人が多いようです。

外資系メーカー職種一覧

外資系メーカーでは職種別採用をし、基本的にその後の職種変更はないため、職種ごとの業務内容の把握が必須です。また、職種によって異なった採用基準があり、面接では応募職種での社員が直接学生を評価するため、自身の適性・興味・関心がどの職種にあるのかを分析することが非常に大切だといえます。
ここでは職種別での業務内容とどのような人材が求められているのかを解説していきます。

Marketing

マーケティングでは購買者のニーズを理解し、より多くの人に満足感を提供できる製品とは何かを追求、その魅力を伝える宣伝企画も手がけることになります。製品コンセプトやブランドの作成、運営などを担当します。メーカーの花形職とも言われ、志望者が多く競争率も激しい職種です。
外資系メーカーではマーケティングがより重視されます。外資系メーカーでは、海外ですでに確立しているブランドを日本の消費者向けにどう売り込むかが重要になるからです。マーケティングの仕方が売り上げを左右することになるため、責任重大な職種だと言えるでしょう。

Sales(営業)

セールスでは自社製品を小売店や卸売店で置いてもらうために、営業をかけるのが仕事になります。ただ単に営業すると聞くと泥臭いイメージがありますが、小売店や卸売店のニーズを把握し、そのニーズを満たしつつも自社の売り上げ・利益を最大化するWin-Winの販売戦略を提案することが求められるため、高い対人能力や提案力が必要とされます。
マーケティングが作成したブランド戦略が実際に小売店や卸売店で実施できるか、その戦略の結果売り上げが伸びるのか検討、判断するため、マーケティングとの連携も多い職種です。

Finance

ファイナンスでは長期的な利益、キャッシュフロー、株主還元の最大化を目指していきます。帳簿や決算書をもとに、会社の資金繰りや予算管理、資金調達(銀行融資)などの計画を立てていきます。今後の事業活動に必要な資金の計画を立て、足りない場合は資金調達方法などを検討、資金に余裕がある場合には投資先の検討を行うなど財務面から経営に携わっていきます。
学生からはファイナンスはエクセルの操作がメインで個人プレーと思われがちですが、そんなことは全くなく、他部署と連携して、各部署の主張を吟味した上で財務計画を立てなければならないため、チームで働けるかどうかが非常に大切になってきます。

R&D(Research and Development; 研究開発)

売り物である製品を研究・開発する職種です。外資メーカーのR&Dでは一からの開発をすするよりも、海外で開発された製品の原本が日本に即したものになるよう調整をする業務がメインになることが多いようです。日本で発売をするため、日本の法律に即したものに変えたり、パッケージ開発をするなどが例に挙げられます。

Supply Chain(物流管理)

サプライチェーンの業務内容を簡潔に説明すると、欠品を出さずかつ期日までに、日本全国の顧客に商品を届ける仕事です。欠品を出さないために、他部門からの需要予測数値をもとに生産数量を決定しています。海外にある工場を日本からコントロールして指示を出すなど裁量の大きい仕事も担当します。ほかにも購入する原料の調達先を探し、業者との交渉を通して価格を検討して購入することもしています。

Human Resources(人事)

HRは日本の人事部同様に人事戦略を行う部門になりますが、人事部とは違い採用権限は持っておらず、権限はあくまでもそれぞれの現場マネージャーが持っていることが多いです。社員のモチベーションや潜在能力、キャリア構想等を踏まえた上で、最適な業務を割り当てたり、評価制度の構築をするなどの業務内容があります。学生からは外資系ならではのグローバルな人材登用に関われることもあって、人気がある分倍率も高い職種になっています。

外資系メーカーからの内定を獲得するために

外資系企業では日系とは違って職種別採用が主流である分、職種ごとの業務内容を理解し、自分の適性、やりたいことがどの職種にあるのかの見極めが重要になってきます。この記事を参考にして、面接官を納得させられる志望動機をぜひ作ってみて下さい!