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NTTデータ
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日系最大手のSIerとして2兆円を越える売り上げ規模を誇る「NTTデータ」。SIer志望の学生のみならず上位校の学生に人気の企業のため、細かな企業研究と選考対策が不可欠です。ITの力で社会全体を支えるNTTデータの本選考に役立つ情報をお伝えします!

NTTデータはどんな会社か

NTTデータは1988年に日本電信電話株式会社(NTT)のデータ通信本部から発足した企業です。WEBサイトによると、「電信・電話に次ぐ第三の通信、データ通信」を掲げてSIer(システムインテグレーター)の先駆けとして社会の基盤を情報システムの面から支えてきました。

NTTデータの事業内容

日本のビジネスをITで支える

ITの力で未来の「当たり前」を創造する理念を掲げています。B to Bのビジネスを主力事業として掲げているため学生のうちからNTTデータの事業を知る機会は多くありませんが、官公庁の公共分野のシステムを支えているほか、金融機関や医療業界などの大企業のシステムや情報インフラを構築し、私たちの生活の利便性を裏側から支えています。例えば、どの金融機関のATMでもお金を引き出せるようにする統合ATMの仕組みや病院の患者のデータをまとめて管理するデータベースなどを作成しています。

日本で作った「しくみ」を海外に展開

そしてNTTデータでは2008年よりグローバルビジネスを本格化しており、日本国内で築き上げた「しくみ」を海外に展開しています。具体的には、アジアを中心に公共分野のシステム・インフラを支援するケースと、日本企業の海外進出を支援するケースの2通りに分けられます。2019年現在は53カ国に海外拠点を構えており、従業員の半数以上が海外で働いています。

NTTデータの魅力

業界トップクラスの売り上げ規模

NTTデータの魅力は、2兆円を越える売上で、SIer業界でもトップクラスの売り上げ規模を誇っています。長年の価値創造の中で積み上げたノウハウとトップ企業としての信頼性を活かし、官公庁や大企業を相手に世界規模のビジネスに取り組んでいることからこのような数字をたたき出すことが可能で、会社創立から30期連続して増収を達成しています。

働き方改革

アグレッシブな姿勢で国内でもゆるぎないポジションを獲得しているNTTデータですが、柔軟に働くことができる環境づくりにも尽力しています。官営企業から独立したという経緯から福利厚生や教育制度が充実しているのはもちろん、裁量労働制やフレックスタイム制、テレワークなどを積極的に導入しています。筆者は座談会に参加してたくさんの社員さんからお話を聞きましたが、ほとんどの方がこれらの制度を活用しており、メールの確認のためだけにわざわざ会社に戻ったりする必要がなかったり、家事をしてから通勤したりすると語っていました。

NTTデータの本選考

ESの注意点

ESの設問は以下の通りです。
・求める人財像の定義である「考導力/変革力/共創力」の中でご自身に最も当てはまるものを選択してください。
・上記設問で回答した内容を元に、NTTデータを志望した理由を記入してください。(200字)
・志望するコースの中で、入社後チャレンジしたいことを述べてください。
・あなたがチームで最も高い成果を上げた経験について、その時のあなたの役割とチームへ及ぼした影響も含めて具体的に記入してください。(300字)
・今までの人生の中で一番苦労したことに対して、どのように乗り越え、そこから何を学んだか記入してください。(300字)
NTTデータが定義する人財像に合わせて志望動機を考える必要があります。また、複数の質問項目において、それぞれ違うエピソードを記述してチャレンジングな姿勢をアピールしながらも、自分の思いや熱意、考えには一貫性があることを伝えるようにESを作成しました。

採用コース

募集している職種は以下の通りです。
・SE(システムエンジニア)
・営業
・R&D(研究開発職)
・ファシリティマネジメント(建築系、電力系)
・スタッフ(法務・財務・人事など)
ESや面接ではどうしてこの職種を志望したのか、そしてその職種はNTTデータじゃないと達成できないことなのかを今一度吟味してから志望職種を選択しましょう。入社後は文系理系問わず様々なキャリアに挑戦することになりますが、今時点での自分がやりたいことをしっかりと語れるようにしましょう。

選考フロー

NTTデータではESの提出の前にTALによる適性検査の受検が必要となります。特殊なWEBテストですので、十分に予習してから臨まないとSPIの対策をしてきた上位校生でも通過できない恐れもあります。Recme内で対策記事を公開していますのでぜひ参照してください。
https://www.recme.jp/media/201901146094
その後は複数回面接を通過すると内々定となります。また、上位校生やインターンシップ参加者には早期選考に案内されるケースもあります。上位校生を限定にしたグループディスカッションの練習会が開催されることもあり、そのまま社員に志望動機を聞かれることもあります。一つ一つのイベントに気を抜かず、志望度の高さをアピールできるように積極的に参加しましょう。

SIerは同業他社との比較検討が大切

SIer業界のビジネスは、学生の視点からは分かりづらいビジネスなので、「明確に何をしたい」という夢やキャリアビジョンを持つのが難しいと感じる就活生も少なくないでしょう。しかし、どうして「この企業に入りたい」という理由付けは、就活生の目線でも強固にできます。他のSIer企業やNTTグループの企業を見て回り、雰囲気や経営理念、社員のモチベーションなどを肌で感じ取りましょう。他社との違いを自分なりに整理する中でよりNTTデータの企業理解が深まり、「NTTデータに入りたい理由」が固まるはずです。自分だけの考えを持って選考に臨みましょう!