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ロジモン第5弾
ロジモン第5弾

シリーズ最終回となる第6弾「本選考」では、ロジモンがテンプレ本選考を斬ります。5大商社を無双し、外コン、メガバンク、ベンチャーを総ナメにした19卒トップ就活生ロジモンが、就活を始めてから何を考え、何を感じ、如何にして行動してきたかを連載します。理系学生で多忙な日々を送ってきたロジモンが、限られた時間でトップ企業の内定を総ナメにした軌跡の中に、内定獲得へのヒントがあります。

一方通行のアピールは内定を遠ざける

内定を獲得するためには、何が必要なのでしょうか。皆さんの多くは、どう自分をアピールするかだけを考えると思います。どんな経験をしたのか、どんな強みがあるのか、将来どんな仕事をしたいのかなどです。しかし、そういった内容のアピールは、内定に直結するのでしょうか。そんなことはありません。

内定獲得のために必要なモノ

内定を獲得するために必要なのは、企業と両想いになることです。内定を出すのは企業ですから、皆さんが内定を獲得するためには、企業に「あなたを欲しい」と思わせなくてはなりません。では、企業に「あなたを欲しい」と思わせるためには、何が必要なのでしょうか。もちろん答えは、「相手のニーズを考え、自分がそのニーズを満たす人材であることをアピールすること」です。多くの就職活動生は、自分の視点だけで考えたアピールで本選考に挑みます。つまり、企業の目線を取り入れたアピールが出来ていないのです。そうです。企業に「あなたを欲しい」と思わせるためには、企業の目線を取り入れたアピールが重要なのです。

テレビショッピング

さて、これを分かりやすく説明するために、テレビショッピングの例を導入します。皆さんには、テレビショッピングの運営企業大手「ロジネットもんた」の番組10分間を自由に使い、最新鋭の掃除機をテレビで宣伝し、なるべく多く販売して頂きます。皆さんは、最新鋭掃除機の新しい機能をひたすらアピールするのではないでしょうか。1文字が10㎤の超特大モニター、60kgの物まで持ち上げられる超強力サイクロン、最長200mのコードなどをアピールする訳です。これらの機能は、ある人にとっては嬉しいかもしれませんが、ほとんどの人にとっては嬉しくないはずです。このアピール方法は、ターゲット、つまりお客さんのことを考えていないからこそ、掃除機の特徴を述べるだけになってしまっている訳です。ターゲット、つまりお客さんのことを良く知り、良く考えるからこそ、相手のニーズを満たすようなアピールができるようになります。例えば、お年寄りの方でも見やすい大型ディスプレイであるとか、コンサート会場などの大規模業務でも使える業界最長コード内蔵などのアピールです。テレビショッピングの例にすれば差は歴然ですが、これを就職活動に置き換えると、いきなり多くの就職活動生は、ターゲット、つまり企業の目線を考えることが出来なくなってしまいます。

企業の目線を取り入れたアピール

エントリーシートはどう書けばいいのか、ガクチカでは何を書けばいいのか、志望動機は何を話せばいいのか。この時期になると、こういった質問が多くなります。どの質問の答えも同じ、かつ単純明快です。「企業の目線を取り入れたアピール」をすれば良いのです。企業目線を身に付け、企業の求める人材像と自分の強みを結び付けてアピールし、企業と両想いになることさえ出来れば、内定に限りなく近付くことが出来るのです。就職活動に答えはありません。自分のニーズと企業のニーズを整理し、その共通点を上手くアピールすることを目指し、皆さんの目標を実現させてください。

ロジモンの本選考まとめ

今回はシリーズ最終回となる第6弾として「本選考」を取り上げました。シリーズ6回の連載を通じ、内定獲得へのヒントを見出して頂けたでしょうか。答えがYESであれば、キャリアアドバイザーとして非常に嬉しく思います。これからの就職活動は、忙しく、苦しい日々が続くかもしれません。しかし、あなたが自分のことを信じてあげられなければ、他の人があなたを信じられるわけがありません。自分を信じて、その先を見据えて走り切ってください。皆さんの健闘を祈ります。