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生命保険業界の職種と選考対策
生命保険業界の職種と選考対策

皆さんは保険業界と言われて何を想像しますか?特に生命保険業界は、営業をやらされるイメージを持っている人が多いです。しかし、総合職、一般職は営業をしないのがこの業界の特徴です。今回は、生命保険業界の職種と選考について紹介していきます。

生命保険会社3つの職種

生命保険会社は主に3つの職種を中心に新卒の採用活動を行っています。ここでは、その3つの職種、総合職(全域型)、総合営業職、一般職(総合職地域型、エリア総合職)についてです。

総合職~幅広いビジネスフィールドで活躍できる職種~

生命保険業界志望の就活生が多く志望する職種が、総合職(全域型)です。特徴としては、個人営業、資産運用、商品開発等、生命保険会社の多彩なビジネスフィールドすべてに関わることのできる点です。総合職は、全国転勤を伴うため、地方で営業をするというイメージを持たれる方が多いですが、実はお客様に直接営業をかけることはありません。個人営業部門での業務内容としては、キャンペーン企画、人材育成、営業戦略を推進することで、保険外交員(営業をお客様にかける人)のサポートを行っていく役割を担っています。
総合職では、3~5年のジョブローテーション制をとる企業が多く、様々な部署に配属されます。企業によってはキャリアチャレンジ制度などを使って、自分の行きたい配属先になることも可能であるそうです。

総合営業職~成果主義のソルジャー~

この職種は、主に官公庁や企業に勤めている人を対象にコンサルティング営業を行う営業職です。大手生命保険会社の総合営業職は、女性の採用がほとんどですが、日本生命の営業総合職は上記の内容と全く異なっています。業務内容としては、営業職員のマネジメントを行うような、営業部の管理が主な業務です。営業を統括する営業部長を目指す職種であるため、給与は総合職より高いものになっています。
一般的な営業総合職のキャリアでは、3年~5年間の営業、営業指導を経て、得意分野を活かしたジョブローテーション制に切り替わっていくタイプが多いそうです。

一般職(地域型、エリア型)~転勤なく、幅広いフィールドで活躍できる職種~

転勤を伴わない理由から、女性から人気のある職種が一般職です。現在はエリア総合職、総合職地域型と呼ばれるようになりました。その名の通り、この職種はある一定地域にて、総合職と同じビジネスフィールドで活躍できます。業務内容は主に各部門の企画、経営管理、フロント職務であり、営業をすることはありません。しかし、総合職に比べて、一般職は給与面で劣っているため、男性がこの職種で入社することはほぼありません。
キャリアパスは、基本的に総合職と変わらない、ローテーション制です。しかし、企業によっては総合職に比べて配属先に制限があります。そのため、1つの部署に居続ける社員が、事務の責任者となって活躍するモデルも見られるそうです。

生命保険業界の選考の特徴と対策

選考の特徴~リクルーター面談制~

生命保険会社は「人の命を預かる」会社と言えるので、就活生の人柄を重点的に見ることが特徴です。そのため、「リクルーター面談」という形で、様々な社員と面談を重ねることで、人間性を深掘りされていきます。多い就活生で、5人以上の社員と面談させられるケースもあるそうです。リクルーター面談は実質の面接であり、多くの就活生がここで落とされていきます。

選考の対策~志望理由、ガクチカの深掘りに徹底的に備える~

質問内容としてはオーソドックスな質問が多いので、志望理由やガクチカ、自己PRの深掘りの準備をすることが大切です。対策方法としては、まず、友達や先輩にガクチカと志望理由を聞いてもらい、質問されそうな点をリストアップします。そして、指摘されたすべての質問に対しての回答を準備していきましょう。また、保険業界は「なぜ金融」「なぜこの業界」という形で志望理由を深掘りされていくことが多いので、就活の軸を使って、その企業まで絞った理由を説明できるようにまでなっておくことが重要です。軸を作る際は、自分の体験や想いを裏付けて考えていきましょう。

生命保険会社の職種まとめ

今回は生命保険会社の職種と選考について説明していきました。職種によって営業をしない点やリクルーター面談など、イメージとの違いがあったのではないでしょうか。この記事を参考に、より生命保険業界についての理解を深めていってください!!!