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就活とサークルの両立
就活とサークルの両立

就職活動を前に多くの人がサークルを引退することからも、就活とサークルの両立は難しいというのが一般的な認識なのではないでしょうか。しかし、自分の頑張りと工夫次第で、絶対に就活とサークルを両立することは可能なのです。この記事では、実際に両立した筆者の経験に基づいて、就活とサークルの両立について解説していきます。

就活とサークルの両立について

両立は自分次第で絶対にできる

就活とサークルの両立は絶対にできるはずです。サークルより相対的に忙しい体育会の学生は、就活である程度は有利であるとは言えど、就活と体育会の活動を両立しています。もちろんサークルの種類や忙しさにもよりますが、両立できないはずはないのです。筆者も実際に、体育会に準じたサークルの活動を続けながら就活に取り組みました。

就活ではアピールポイントにもなる

ほとんどの学生は、就活が本格化する前にサークルを引退して就活に打ち込みます。そのような学生が多い中で、就活をしながらサークルも引退せずに両立して頑張る学生は、企業には魅力的に映ります。
就活を言い訳にせずに取り組む熱量、複数のことを同時に力を入れて取り組む要領の良さ、ハードスケジュールをこなす体力など、両立することでアピールできることは数多くあります。(もちろん、アピールすることを目的に就活とサークルを両立するのはおすすめはできません。)
特に、社会人は、複数の仕事を同時に抱えるということは日常茶飯事です。就活とサークルをうまく両立出来ている学生は、社会人になっても複数の仕事を要領よくこなすことができる人材だと判断されやすいでしょう。

後悔しないためにも両立できないか考えてみる

もちろん人にもよりますが、サークルに熱を注いで頑張ってきた学生は多いはずです。4年間しかない学生生活は、人生において非常に貴重な時間です。就活を理由に熱を注いできたサークルを諦めずに、両立できるのであれば頑張りたいというのが本音なのではないでしょうか。
人生を振り返ったときに、「サークルにもっと打ち込みたかった」と後悔しないためにも、就活中も続けたいのであれば頑張って両立することをおすすめします。

就活とサークルを両立するためにやるべきこと

就活とサークルを両立するためには、何かしらの工夫が必要になってきます。

早くから就活に取り組んでおく

両立するためには、早い時期から就活に取り組んでおくことは必須です。就活でやらなければならないことは数多くあります。特に、筆記試験の勉強や自己分析、業界・企業研究は早い時期からでも取り組みやすく、やっておくことで後の就活を効率的に進めることができます。
また、早くから就活に取り組んだ結果、就活解禁前に早期内定をもらうことができるかもしれません。早期内定をもらうことができれば、そこで就活を終えることができたり、その企業より志望度の低い企業を受ける必要も無くなります。
このように、早い時期から就活に取り組めば取り組むほど、両立はしやすくなるのです。

時間を有効活用する

就活とサークルを両立すると時間は非常に厳しくなります。限られた時間の中で就活を進めていくためには、時間を有効活用することは必要になってきます。時間を有効活用する方法としては、以下の例が挙げられます。
・朝早く起きて、朝の時間を活用する
→朝は作業効率も上がり、1日を最大限有効活用できる。
・電車の中の時間を活用する
→スマホがある今、電車でできないことの方が少ない。
・趣味の時間を削る
→モチベーションに支障が出ない程度まで。
・普段から考える癖をつける
→思考力が鍛えられ、面接でも効果を発揮する。

徹底したスケジュール管理

徹底したスケジュール管理は、就活とサークルを両立するうえで大きなポイントになります。就活とサークルを両立するということになると、スケジュール帳もびっしり埋まることになるでしょう。日程や時間を間違えることや、予定の詰めすぎで選考に遅刻するということは就活生にとって致命的です。
マイページなどで予定を再確認するクセをつける、予定と予定の間に余裕を持つ、1日の予定を書き込めるスケジュール帳を買うなどし、スケジュール管理を徹底しましょう。

メンバーに協力してもらう

就活をサークルと両立するためには、サークルのメンバーの協力も必要不可欠です。サークルの種類にもよりますが、練習の時間を合わせてもらったり、どうしても参加できないときに埋め合わせてもらったりです。就活とサークルを両立したいとの旨を伝えて、できる範囲内でメンバーにも協力をしてもらいましょう。

筆者の就活とサークルの両立体験談

筆者も実際に就活とサークルを両立しました。実際にどのような背景でサークルと就活を両立しようとし、両立するためにどのように工夫したのか紹介していきます。

就活中もサークルを続けようと思った理由

筆者は競技系フットサルサークルに現在も所属しています。体育会も多く出場するリーグ戦や全国大会で優勝することを目標に、週2~4回の練習に励んでいます。
筆者は大学卒業を機に、幼稚園から続けてきたフットボール(サッカーとフットサルの総称)から身を引くことを決めていました。限られた時間しかない自分は、何十年の年月が経ったときに、就活を理由にサークルを引退、もしくは休会したことを必ず後悔するだろうと確信しました。
また、学生時代頑張ったことは間違いなくフットサルです。筆者にとって、大学時代情熱を注いできた「ガクチカ」は、就活で簡単に諦められるほどのものではありませんでした。
他にもさまざまな要素はありましたが、この大きな二つの軸から、筆者は就活とサークルを両立することに決めました。

両立のために工夫したこと

①朝は5時~7時起き
→家から企業などに行くのに片道2時間半ほどかかるため、朝から予定がある場合、5時に起きることも多くありました。予定がなくとも6時、遅くとも7時には起きるようにし、朝の時間は筆記試験の勉強などに費やしました。
②電車の中は睡眠タイム or 筆記試験の勉強
→電車に乗る時間が2時間程度あったため、電車の時間はその時の自分のスケジュールにより、睡眠タイムにするか筆記試験の勉強にあてるかにしていました。筆記試験は職種上、時事問題が多く出るものだったので、スマホで「日経電子版」「朝日新聞デジタル」「47News」をチェックするのは必須でした。
③完全休息日を作る代わりに基本はハードスケジュール
→家から東京は距離があったため、家から出ずにゆっくりする完全休息日を作り、その代わりに他の日に予定をうまく詰め込みました。
④練習用具はコインロッカーに
→練習着やシューズを企業に持っていくのは気が引けたので、コインロッカーに入れるようにしていました。
⑤出席を取らない授業をできるだけ取った
→4月になると大学の授業が始まってしまいます。就活の予定は授業期間関係なく入ってきます。中には就活を考慮してくれる先生もいますが、ごく少数です。そのため、事前に出席を取らない先生の授業を調べ、そういう授業を中心に履修を組みました。それでも、2,3個の授業は出席を取る授業でしたが、幾分か楽になったと思います。
⑥就活は大学3年の6月に開始、2月末に志望業界から内定をもらう
→就活は比較的早くから始め、できるだけ早い段階からさまざまな業界や企業を見ていました。早くから始めた甲斐もあり、3年生の2月末、就活解禁を前に志望業界から内定を貰うことができ、3月広報解禁の本選考で受験した企業は5社のみで済みました。

1日のスケジュール例

一番忙しかったであろう、4月のある日のスケジュールを紹介します。
5:00 【起床】新聞紙面でその日のニュースをチェック
6:00~8:30 【移動】電車内でOB訪問の準備を済ませる
9:00~11:30 【企業セミナー】
12:00~13:00 【OB訪問】
14:45~18:00 【授業】OB訪問のお礼メールを送信
19:00~22:00 【練習】
22:30~1:00 【帰路】OB訪問の振り返りと睡眠タイム
1:00 【帰宅】夕食と風呂を済ませ就寝

両立できるかできないかは自分次第

結局、就活とサークルを両立できるかできないかはすべて自分次第です。「頑張る」というサークルへの熱い気持ちと自分の工夫次第で、どちらもないがしろにすることなく取り組むことはできます。もちろんこの記事内で紹介した工夫は一つの例にすぎません。自分に合った方法で、どちらに対しても全力で力を注げるよう頑張ってみてください。