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留年や休学をした学生さんは、就活に際して不安も大きいかもしれません。留年歴は就活する上で不利になるのか。もしも就活のハンデになるとすれば、どのように挽回できるのか。そもそも、留年していてもちゃんと就職できるのか。1年間休学し学部5年生として就活をした筆者が、 留年・休学経験を持つ学生の就活事情についてお話しします。

留年歴の就活への影響

確実に影響するのが現実

入学・卒業年度をエントリーシートに記す必要があり、年度にずれが生じる以上、基本的に書類選考の時点で留年歴・休学歴は人事に知れてしまい、隠し通すことはほぼ不可能です。
場合によっては、留年歴・休学歴があるだけで書類選考の時点で落とされかねません。また、面接では留年歴・休学歴について聞かれることが多くなります。
筆者自身、休学歴が原因とは限りませんが書類選考であっさり落ちたり、面接時に休学歴について聞かれてうまく答えられなかった際に落ちたりした経験があります。

対策次第で、留年歴がPRポイントにも!

経歴にハンデを抱えていても、どうか心配しすぎず就活に臨んでいただきたいです。
実際に休学歴を持つ筆者も、就活に苦戦したとはいえ、最終的に第一志望に内定を頂くことができました。
対策次第では、留年歴・休学歴をハンデどころかPRポイントにすることもできるのです。

留年歴のある学生がしておくべきこと

留年歴をふまえた書類選考(エントリーシート)対策

大学入学・卒業年度にずれが生じる以上、エントリーシートを書く際に留年歴・休学歴を隠すことはできません。
したがって、書類選考の時点で落とされる確率はやや高くなるはずです。
ですので、まず、周りの学生よりも多めにプレエントリーし、エントリーシートを多めに提出しておくと良いでしょう。そうしておけば、のちのち、面接まで進める企業がほとんどなくなって焦る、ということを避けられます。


さらに、経歴のハンデをカバーし得るような魅力的な体験談やハイレベルな資格内容をエントリーシートに記載できると安心材料になります。
ちなみに筆者は、休学歴をカバーしようとTOEICのスコアをできる限りのばしておき、ドイツ語検定やフランス語検定も受けたりしました。(内定をくださった人事からのフィードバックで、語学力が評価された旨を告げられたため、実際に効果的な対策だったといえます。)
もちろん、語学資格が採用選考に有利に働くかどうかは、各企業(法人)の業界や事業内容によって異なります。
志望度の高い企業については、どんな資格や体験談が高く評価されそうかをあらかじめ検討しておくと良いでしょう。

留年歴をふまえた適性検査対策

留年歴・休学歴の有無に関わらず、対策が肝要なのが適性検査です。
高学歴で留年歴などがない人でも、対策不足から適性検査で落ちることはしばしば。まして経歴に傷がある以上、適性検査の対策を早くから十分にしておく必要があるでしょう。


筆者は適性検査が苦手なうえ、対策が遅かったためか、いくつも適性検査で落ちてしまいました。エントリーシートの執筆などで多忙になる4~5月以前から、問題集を買ってあらかじめ練習問題をたくさん解いておくと憂いが少ないです。
ちなみに、適性検査にはいくつもの種類(SPI、GAB、宝手箱、タルサなど)があり、必要な対策もそれぞれ異なります。OB訪問や就活掲示板などで、志望度の高い企業がどのタイプの適性検査を採用しているのか早めに下調べしておくと効率的ですね。

留年歴をふまえた面接対策

面接での話題作りによっては、ハンデをカバーするのみならず、留年歴・休学歴がPRポイントにもなり得ます。
「留年・休学し、ほかの学生よりも長めに在学している間に、在学期間が伸びたからこそできるような充実した経験を積んだ」という旨の体験談を、前向きに話すことができれば、むしろ自分の持ち味としてアピールすることができるでしょう。「在学期間が延びたからこその充実した経験」といっても、必ずしも、留学や起業といった大掛かりなエピソードを披露できなくても心配は要りません。
筆者は面接の際、休学中に取り組んだこととして、主にボランティア活動の経験について話していました。休学し時間的余裕ができたからこそボランティア活動に注力することができ、そのなかで課題意識をはぐくむに至った、という旨を伝え、自身の休学経験を傷ではなく個性として伝えることができたと思います。


ようするに、留年・休学中にただ時間を無駄にしていたのではなく、何らかの目的意識をもって積極的に活動していた、という旨を伝えることが重要です。
さらに、面接での話題作りを練っておくだけでなく、実際に話す練習を積んで面接そのものに慣れておく、ということも有効です。
話す内容が頭に入っていても、実際に面接で話すとなると緊張してなかなかスラスラと言葉が出てこないのが現実です。また、個人面接とGD(グループディスカッション)に際しては、それぞれ異なる対策が必要です。可能であれば3月ころから、大学のキャリアセンターなどで面接練習をしておくと安心ですね。

留年歴のある就活生は、早めの滑り出しを!

早めに志望の軸を決める

どのような企業(法人)を志望するかを、就活が本格化する前の早い段階であらかた決めておけると望ましいでしょう。そうすれば、志望度の高い企業を早めに割り出し、事前に丁寧に選考対策を練っておくことができます。
志望の軸を決めるうえで、どんな仕事をしてみたいか、また仕事以外の部分ではどんな人生を送りたいか、考えてみると良いでしょう。志望業界や重視したい福利厚生などを見出す助けになるはずです。
また、時間的な余裕があるようなら、気になる企業のインターンシップに参加してみるのも良いかもしれません。

OB訪問で下調べ

OB訪問は、効率的に情報収集できる手段です。
面接・GDの運びや適性検査の種類など、選考内容についての一次情報を得られるだけでなく、具体的な仕事内容や職場の雰囲気、働く環境など、ネットでは調べられない情報を知り得ます。
また、実際に社員さんたちのひととなりに触れることができるので、自分とそりが合いそうか、ひいては自分がその職場に馴染めそうか、想像することもできます。

留年・休学経験者の就活まとめ

留年歴・休学歴を抱えていても、早めに下調べをしてきちんと選考対策を行えば、充分にハンデを挽回できます。
むしろ、留年・休学経験を自身の武器にすることもできます。自信を持って、前向きに就職活動に臨んでください。