就活をする中で、ESや面接で必ず聞かれるのが学生自身に関する質問。
その上で「自己分析」が重要だとよく言われていますが、どのように自己分析を行えば良いのか、自己分析は必要か疑問に思っている方も多いと思います。そこで、この記事では自己分析の必要性・方法をお伝えします!
Summary
自己分析は本当に必要か
結論から言えば、多かれ少なかれ自己分析は必要です。筆者をはじめとし、多くの先輩就活生が自分の過去のエピソードを洗い出す自己分析を行っています。
というのも、面接において企業は学生がどれくらい自分のことを理解しているか確認するために、忘れているくらい昔の出来事や価値観に関する質問を詳しく聞いてきます。そのため、エピソードを言語化すること、それらを使って自分自身を端的に説明することが必要であるため、「自己分析」という作業が必要になるのです。
自己分析の方法
自分史を書く
筆者はこの方法をとりました。自分史とは、幼稚園から現在までの印象的なエピソードを書き出していく方法です。具体的には6つのステップをとります。
・自分が大切にしている価値観を5つ書き出す
まず初めに、自分が大切にしている価値観を5つ書き出します。(お金、楽しさ、などなんでも良いです)
・幼稚園から大学まで時期を分ける
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と5つの大きく時期を分けます。その後、中学~大学まではさらに1年ずつに分けます。
・自分が所属していたコミュニティ・人を書き出す
それぞれの時期において、自分が所属していたコミュニティを書き出します。(部活、クラス、塾のように)また、その中で自分に影響を与えた人物の名前も書き出します。
・それぞれの人物についてエピソードを書く
自分に影響を与えた人物とのエピソードを書き出します。例えば、「塾の先生に出会い叱咤激励されたことで ワンランク上の学校を目指して勉強し、合格した」などです。
・他の人物が関わっていないエピソードで、自分の人生の起点になった出来事を書き出す
「サッカーを始めた」など、自分の人生の一つのターニングポイントになったエピソードを書き出します。それらのエピソードについて「なぜ始めたか」「なぜ頑張れたか」「取り組んだ課題・問題」「困難」などを掘り下げて考えます。
・上記のステップ後、もう一度5つの価値観を書き出す
上記のステップを行った後、もう一度自分が大切にしている価値観を5つ書き出します。この際書く価値観は最初と異なっても構いません。
このような方法でエピソードを書き出すと、自分の価値観がどうやって形成されたかがわかる自分史が完成します。
モチベーショングラフを作る
稀に企業への提出課題としても課されることがあるのがモチベーショングラフです。自分史よりも簡単に作れるため、まずはモチベーショングラフを作ってそこからエピソードを掘り下げるのもオススメです。
横軸を時間軸、縦軸をモチベーションの高低軸とし、自分自身の充実度が高かったとき、低かったときの点を取り、曲線で繋ぎます。
書いたモチベーション曲線を見ながら当時の感情・行動・思考を振り返ります。
この作業を行うとどのようなことが好きか苦手か、苦手なことをどのように乗り越えるかを理解することができます。
価値観の一貫性を確認
昔から一貫している価値観や、何かをきっかけに途中で変わってしまった価値観があります。幼いころから一貫している考え方は何か、途中で変わってしまった価値観があるとするならば、それはいつどのタイミングでどんな理由で変わってしまったのかと考えると、昔と今の自分の違いを見出すことができるので、より自分を理解することに繋がります。
例えば、昔は自己中心的な性格であったが、今では周りを見ながら行動する性格に変わったという方であれば、いつ、何故性格が変わってしまったのか考える必要があります。この理由が、転勤族で何度も転勤を繰り返していくうちに周りの目を気にしながら行動するようになったということであれば、面接官も納得することができます。性格は、何かキッカケがあり変わっていくものなので、その理由を突き詰めることが自己分析に繋がるでしょう。
自己分析の方法のまとめ
このように自己分析には様々な方法があります。少し面倒に感じるかもしれませんが、 面接・ESなど様々な局面で使えるため筆者はやって損はないと思いました。また、1つの方法に絞る必要はないので、自分に合った方法で過去のエピソードや考えを洗い出してみましょう。