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就活を経て社会人になると、世界観はまるで変わります。学生はやはり学生の価値観で生活しており、社会人が日々体感している臨場感とはかけ離れたところにいるといっても過言ではありません。就活を進めるうえで、こうした社会人が日々感じていることや考えていることを知っておくことはとても大切です。今回は成果を出す社会人の特徴を参考にしながら、学生が認識しておくべき就活のスタンスをお伝えします。

就活はゴール設定と目的意識、積極性を大切にしよう!

就活を漠然と進めてしまっては、納得して就活を終えることは難しいかもしれません。就活はゴール設定と目的意識、そして積極性の重要性を理解したうえで進めるとよいでしょう。

就活におけるゴール設定と目的意識とは?

合同説明会やインターンに参加する際に、学生のみなさんはどのようなことを考えて臨んでいるでしょうか。有益な情報を得られたらよい、周りが参加しているからといった漠然とした理由で臨んでいるとしたら、よい結果に結びつけるのは難しいでしょう。就活では自身が何のために、何を得たくてその場に挑んでいるのかを明確にすることが大切です。これは就活全体においてもいえることであり、自分が社会人になってどうありたいのか、何を成し遂げたいのかといったゴールを設定する必要があるのです。もしゴールが明確でない場合、内定が獲れたとしても納得感を得られないまま入社することになります。モチベーションが上がらず仕事の結果も出ないとなると、企業と社員の双方に何のメリットも生まれません。ゴールを設定し何をしたいかといった目的意識を持って取り組みましょう。

ゴール設定の方法とは?

就活をはじめる段階で明確に自分のゴールを設定できている学生は少ないでしょう。ゴール設定が難しいと感じる学生は、まずは社会人としてスタートを切る日に、どのような組織に属していて、どのような精神状態でいたいか考えてみてください。裁量が大きくて若い人が中心の組織なのか、丁寧に育成してくれる組織なのか、働きたい環境は学生によって異なるはずです。また働きはじめる日にワクワク感があったり、やる気に満ち溢れている状態になっていたりすると、よいスタートが切れる可能性は高まります。そのためには誰を幸せにしたいか考えることも大切です。企業は誰かの役に立った対価として、利益を生み出しています。それこそが企業の根幹であり、社会人になる以上、あなた自身もその一員にならなければなりません。“誰かを幸せにする喜び”を感じられる“何か”を見つけることでモチベーション高く働くことができるのです。就活はそうした未来、つまりゴールを設定してからはじめましょう。そのゴールを達成するために何をすればよいか考えることで、就活中に何を学び、何をしなければならないのか決まってくるはずです。

積極性を持って就活に臨もう!

社会人にとって積極性はとても大切です。大きなプロジェクトに自ら積極的に関わったり、自身に足りないスキルを自分から獲得していったりする姿勢がなければ、社会人として成果を出すのは難しいといえるでしょう。これは就活においても同じです。たとえば「説明会の際に知りたいことがあるのに挙手せずに質問しなかった」「OB・OG訪問のアポイントを設定するのが億劫で企業の採用HPだけで情報収集した」など、自分から積極的に行動できなかった場合、周りの学生との差は広がるのは明白でしょう。就活において人事がみているのは、学生の積極的にチャンスを得ようとする姿勢です。待っていても内定は降ってくるわけではありません。自ら獲得しにいくという前のめりな気持ちで就活に臨みましょう。

社会人と学生の差は「あなたは何者か」「あなたの強みは何か」を答えられること

成果を出すことのできる社会人は、自分自身が何者でありどのような強みを持っているかを理解しています。自分がどのような人間かを説明できるということは、しかるべきタイミングで自分の能力を最大限に発揮できることにつながるといえます。

そもそも成果を出す社会人とはどのような人物を指すのか

成果を出せる社会人とは一体どのような方のことを指すのでしょうか。たとえばたった一度だけ大きな金額の契約を獲得してきたとします。10年間働いて目標を達成したのがその1回だけの方を、“成果を出す社会人”といえるでしょうか。成果を出すことを考えるうえでは、継続性や再現性があるのかどうかという視点が大切です。ラッキーパンチで結果が出ることはあるかもしれませんが、それを継続していくことは容易ではありません。成果を出す社会人とは、継続して結果を出し続ける再現性を理解しているのです。

強みとは成果がともなう習慣化された行動特性の源泉

成果を出す社会人は、継続性や再現性を理解しているとお伝えしました。くわえて自分の強みについてもよく理解しているといえるでしょう。社会人になると具体的なスキルとして強みを表現しやすいですが、学生のうちは無意識でやっていることも多いため自分でも気づいていないことも多いです。自分の強みがわからない方は、友人や親に尋ねてみるとよいでしょう。自己分析は大切ですが、周りからどう見えているのかという客観的な視点も取り入れるよう意識してみてください。

まとめ

就活では自分の功績ばかりを話してしまう学生は多いです。そうならないためにも過去、現在、未来をバランスよく伝えることを意識しましょう。社会人として身につけておくべき思考法を就活の段階で理解しておけば、この部分は容易にクリアできるはずです。社会人になっても自分というカードを使いこなすことができれば、実現したい未来にぐっと近づくことでしょう。

YouTubeで動画も公開中

就活の際に理解しておくべきスタンスについて、バリューマネジメント株式会社の戸塚さんとの対談動画はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひミキワメチャンネルもチェックしてみてください。
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