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アステラス製薬は日本第二位の製薬会社です。がんや泌尿器分野の薬品開発に定評があり、国内でも有数の規模を持った営業体制と高い技術力を有した研究陣を有しています。また、国内の製薬会社の中でも新薬の開発に力を入れているのが特徴です。今回はそんなアステラス製薬の事業構造や求める人材像、選考フローを併せてご紹介します。

アステラス製薬ってどんな会社?

アステラス製薬は2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して誕生した会社です。主力製品である前立腺がん治療剤の「イクスタンジ」は米国、欧州、日本、アジアなどで年間で3000億円を売上げ、一気に注目を集めました。ジェネリック医薬品に頼らずに新薬の開発に注力しており、また世界50ヵ国以上に販売拠点を構えており、国内製薬会社の中でも高い海外売上比率を誇っています。

アステラス製薬の主力製品

イクスタンジ

イクスタンジは、前立腺がんを治療する薬です。前立腺がんは男性ホルモンに依存して増殖するという性質があり、イクスタンジはその男性ホルモンの働きを押さえることで症状の悪化を防ぎます。現在ではがんの早期ステージで多く使用されており、アステラス製薬の主力商品の中で最も高い売り上げを上げています。

プログラフ

プログラフは、体の免疫機能を抑制することで臓器移植における拒絶反応を和らげる薬です。主要国では特許期間が満了していますが、現在では関節リウマチや潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患の治療に活用されています。アステラス製薬の中では二番目に売り上げの高い製品です。

ゾスパタ

ゾスパタは、再発率が高く、完治が難しい急性骨髄性白血病の治療薬です。ゾスパタは日本で世界に先駆けて承認申請を目指す革新的新薬を、承認審査で優遇する「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定されていたことからも、アステラス製薬の高い技術力が伺えます。

ベタニス

ベタニスは、尿を体内にためやすくして尿意を抑えることで、頻尿や尿失禁を治療する薬です。2011年にベタニスの製品名で日本において発売して以降、米国ではミラベトリック、欧州とアジア・オセアニア地域ではベットミガと製品名を変えて販売しています。

アステラス製薬で働く人とは?

新薬開発にいち早く取り組み、国内だけではなく海外でも存在感を示しているアステラス製薬。そこではどのような就活生が求められているのでしょうか。

職種

アステラス製薬は「研究」「開発」「製薬技術」「MR」に分かれた採用を行っています。研究は医薬品創製の基礎研究から臨床研究までをカバーする、創薬の最も上流に位置する職種です。開発は研究部門から出た医薬品の候補について、安全性を確かめるために臨床実験を行います。製薬技術は新薬をよりスムーズに生産するための設備設計などを担当します。MRは唯一の文系職種で、医療機関を訪問し、医薬品の有効性や安全性などの情報を説明する役割を持っています。

求める人材像

アステラス製薬の人事部は、採用HPで「変化を司れ。~Embrace Change and Challenge~」というメッセージを発信しています。そのため、就活生には「変化に対応するだけでなく、変化そのものを起こしていく姿勢を持った人財」を求めていると考えられます。実際に採用面接を受ける際には、これらの要素を押し出したガクチカを話すと内定に一歩近づけるでしょう。

アステラス製薬の本選考

最後に、実際の本選考はどのようになっているのかを見ていきましょう!

選考スケジュール

MR職の選考スケジュールは以下のように発表されています。(17卒の情報です)
事前課題提出(4月上旬)→個別説明会(4月中旬)→ES・WEBテスト提出(4月下旬)→グループディスカッション(6月上旬)→一次面接(6月上旬)→最終面接(6月上旬)→内定(6月上旬)

選考フロー

アステラス製薬のESの設問は「あなたが「明日を変えた経験」について教えてください」「あなたはどのようなMRになりたいか」など、基本的にはオーソドックスなもので構成されています。ESが通過した後は、個人面接と東京本社で行われる最終面接を突破出来たら内々定となります。事前課題で高評価を得ると、現地説明会に案内され、そこでも積極的に質問などをすると特別ルートに案内されます。

本選考で志望する場合、必ずインターンには応募しよう

アステラス製薬は2日間のインターンを開催しています。このインターンは本選考に直結しており、インターン内で評価されるとインターン生限定の少人数イベントに案内が来て、特別ルートに乗ることができます。アステラス製薬の本選考を受ける場合は、必ずインターンにも申し込んでおきましょう。

アステラス製薬の本選考まとめ


アステラス製薬は新薬開発に強みを持つ大手製薬会社です。求める人材像をきちんと把握し、それに沿ったエピソードを用意しましょう!