SNSを人事に見られている可能性があるという話を聞いたことのある学生もいると思います。不適切な投稿をしていなければ問題ないですが、やはり怖さもあるのではないでしょうか。この記事ではその実態に迫ることで、就活生のモヤモヤを解消します。
Summary
なぜ企業は学生のSNSをチェックするのか
ここではSNSチェックの意図や、どこに着目しているかについてまとめました。まずは、人事目線を理解しましょう。
SNSチェックの意図
人事は優秀で会社に合った学生を採用しようとするものです。しかしそれと同じくらい大切にされているのが、一緒に働きたいと思うかどうかです。人事は、グループディスカッションでの振る舞い方や面接での会話でその学生の人柄を把握しようとしますが、選考の過程ということでなかなか学生は素の姿を見せてはくれません。そのため学生の人柄が表れるSNSをチェックすることで素の姿を把握しようとするのです。SNSを通して学生の魅力が伝わる場合もあれば、評価が落ちて不採用につながる場合もあります。
人事の着目点
着目点は主に3つです。1つ目は素の姿です。過去の投稿内容、口調からその学生本来の人柄を把握しようとします。2つ目は社交性です。友達の数やどんな友達と付き合っているのかを知ろうとしています。3つ目は趣味趣向です。いいね欄まで見られることもあります。
NGポイント

SNSのどのような投稿が不採用につながるのでしょうか。気をつけたいNGポイントをまとめました。
飲酒などによる過ち
大学生はノリでお酒を飲み過ぎてしまうこともあるかもしれませんが、それについてSNSに投稿するのは好ましくありません。例えば飲み過ぎて潰れたことを自慢するような投稿はNGです。これは、自分自身をコントロールできない人間だと言っているようなものなので絶対にやめましょう。また、酔った勢いで不適切発言や画像などの投稿をするのもNGです。酔った勢いでとってしまう行動には、その人の道徳観が反映されると言われています。不適切な投稿をすることは、モラルに欠ける人間であることをアピールしているようなものなので気をつけてください。お酒の飲みすぎにはくれぐれも注意してください。
愚痴や悪口などネガティブ発言
日々の大学生活、就職活動を通してストレスを感じることもあるかもしれません。そんな時SNS上で吐き出したくなる気持ちは分かりますが、控えるようにしましょう。特に選考過程での出来事の愚痴などは良くないです。人事にネガティブな投稿をみられてしまうと、「入社したら上司の悪口でも書くのかな」などと思われかねません。日々の生活を通して理不尽なこともあるかもしれませんが、自分なりのストレス発散法を見つけて解決しましょう。
就活に関する不必要な投稿
就活での愚痴はもちろんのこと、「A社の面接を寝坊で遅刻した」「B社のES、こんなに適当なのに通った」「今日の会社は練習目的」のような不誠実な投稿もNGです。就職活動をしていると、選考結果によってテンションの上がり下がりが大きくなりがちです。そのため不必要な投稿をしがちですが、控えるようにしましょう。自分の投稿が、見る人によってはどのような気分を生むことにつながるのか考えてみると良いと思います。
対策方法
そもそも人事にあまり見られたくないという学生も多いのではないでしょうか。ここでは主要SNSにおける対策法をまとめました。
実名登録が必須のFacebookは一番特定されやすいSNSです。人事に見られたくない場合は投稿や写真の閲覧可能範囲を友達のみに変更しましょう。また友達の数も交友関係が狭い人にとってはマイナス要素につながりかねません。こちらも閲覧可能範囲を自分のみor友達に限定することで対策できます。
ささいなことでもつぶやきやすいTwitterは、その人の人柄が表れるでしょう。人事に見られたくない場合は、アカウントに鍵をかけたり、名前を本名以外に変更するのが手っ取り早いです。また、就活用にアカウントを作ってしまうのも良いかもしれません。
こちらもTwitter同様にアカウントに鍵をかけることで対策できるでしょう。見られる可能性は低いですが、ストーリーへの不適切投稿などは最近ニュースにもなっているので気をつけてください。
自分の発言には責任を持とう
社会人になるともっと自分の発言、発信に責任を持たなければなりません。就活を契機に、その癖を身につけましょう。人事にSNSを見られることはリスクがある反面、投稿内容によってはアピールにもつながります。ぜひ自分に合ったSNSの活用方法を見つけてみてください。