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就活で上京
就活で上京

就活での地方と首都圏での格差をひしひしと感じている人も多いのでは?
企業側も地方就活生に配慮して、地方でのイベント・セミナーを開催してくれるなど改善の兆しは見えますが、依然として、首都圏の就活生の方が選考へ挑戦する機会をもっているという事実は変わっていません。ただでさえお金がないのに、移動費、宿泊費で資金が底をつきがちという問題もあります。
今回はそんな地方就活生に向けて、学部時代は関西、院からは東京に住んだ経験のある筆者から、地方就活と都内での就活の違い、上京する際に注意すべき点を紹介していこうと思います。移動費、宿泊費の節約方法も紹介するので、ぜひチェックしてください!

地方就活と都内就活の違いとは?

学部時代に関西で居住し、院進学時に東京に移住した筆者から、地方就活と都内就活の違いを解説していきたいと思います。

説明会、セミナーの数が段違い

説明会、セミナーの数が段違いに都内の方が多かったです。例えば、とある企業の説明会が、東京開催が月に4回あるのに対し、地方では仙台1回、名古屋1回、大阪1回という風に月一でしか開催されないといった事態がザラにあります。そのため、学部時代はスケジュール調整に非常に苦労しました。

東京に集中するが故のフットワークの軽さ

東京開催の説明会は、場所が東京駅や大手町周辺に偏る傾向にあります。そのため、大学の授業後にフラッと訪れたり、一日に何社もの説明会を入れても大丈夫ではありました。しかし、地方だと意外と場所が分散しがち(関西だと大阪、京都、神戸など)で、一日に説明会を何社も入れることが不可能であることが多いです。そういった違いから、就活に対して億劫になったり、情報が手元に集まらないといった事態に陥りやすいです。
地方就活生は、都内の就活生と比べて、情報獲得の機会、情報量に差が生まれがちであることがお分かりいただけたでしょうか?個人的には、数をこなすことも大切ですが、採用担当者を捕まえて質問したいことは質問しきるなど一回一回の質を上げる方策をとることをお勧めします。

上京時に注意すべき点

筆者が上京したての際や就活の際に苦労したことを列挙していくので、同じミスをしないようにチェックしてみてください!

会場からの最寄り”出口”を必ず確認すべし

googleマップや企業の案内では、駅から何分表記で場所を紹介していることが多いと思います。大手町や東京駅周辺で開催のイベントの場合、出口何番から何分表記なのかを必ずチェックするようにしましょう。大手町や東京駅は駅自体が大きいため、電車から降りて目的の出口に行くのに10分ほどかかることもあります。そのため、出口を勘違いしたり、自分の使った線から最寄りの出口に直接行けない場合は大幅に時間ロスすることも。降り口から出口の行き方も忘れずに事前確認するようにしましょう。

乗換には細心の注意を

JRだけでなく、東京メトロ、都営線など数多くの交通網が東京には敷かれています。同じ駅名でも線によって入口がそもそも違っていたり、乗換に10分程度歩かされたりすることもザラにあります。乗換がある場合は、改札を出ないといけないのか、何号車に乗っておくと一番近いのかという所まで調べておくと安心です。

スーツのしわケア

地方から上京する際、スーツにしわができないように必死な就活生も多いのではないでしょうか。しわができないようにするために、当日着る予定がなくてもスーツを着て新幹線、夜行バスに乗る人もいますが、スーツを持ち運ぶ方がしわができにくいです。どうしてもスーツを着ての移動をしなくてはならない場合、ジャケットは席のフックにかけるようにしましょう。また足を組んだり横を向いたりすると、シワの原因になるので、できるだけ浅くまっすぐ座ることを意識してください。
持ち運ぶ場合は、しわになりにくい畳み方を以下に紹介しますので、ご確認を!写真付きでの説明が見たい場合は、詳しく説明しているサイトを紹介するのでクリックしてみて下さい。


しわになりにくいスーツのたたみ方↓
1. ボタンを内側にし、ジャケットのえりをたてる。
2. 片方の袖と肩を裏返す。
3. 裏返した袖の内側に、もう一方の袖を通す。
4. ボトムを間に挟んで、たたむ。
5. 完成
写真付きでの説明は↓
https://customlife-media.jp/suit-folding

できるだけ遅い時間帯の面接に設定しよう

新幹線を使えば、午前中の早い時間帯に出発すれば11時や12時前には東京に到着できると思います。そのため、午前中は12時過ぎなど早い時間帯に説明会や面接を入れて、一日のスケジュールを詰め詰めにする人も多いです。しかし、どうしても早い時間帯に地元を出るので、早い時間帯での面接や説明会では眠気や疲れに襲われてしまうことも。説明会はその時間帯に入れてもいいですが、面接などの勝負所のイベントはできるかぎり遅い時間帯に設定しておくといいです。カフェで一休みしつつ、眠気と疲れを飛ばして、万全の状態で挑んだ方が後悔しないですみます。無理のないスケジュールを立てるようにしましょう。

移動費・宿泊費の節約法

就活スケジュールはできるだけ詰めておく

やはり何度も地方と東京を往復するのは時間とお金の無駄になります。行きたいイベントは出来る限り、詰め込むことをお勧めします。筆者の友人は複数社交通費が出るイベントを詰め込むことで、1社分の交通費だけを使って上京し、他の交通費を浮かせてお小遣いに回すといった手法を取っていました。このように上手くスケジューリングすれば、むしろお小遣い稼ぎになることもあります。しかし、詰め込みすぎて疲れが溜まり、面接で失敗ということもあるので、自分の体力と相談しながら詰め込み過ぎには注意するようにしましょう。

学割を最大限使う

新幹線だと証明書を発行して窓口に申請すれば、大体12~13%の割引が適用されます。忘れずに学割証を発行するようにしましょう。
鉄道だけでなく、航空会社でも学割ではないですが、26歳もしくは25歳未満の人に適用される割引があります。例えば、スターフライヤーでは26歳未満の人対象に「スターユース」という割引プランを設けています。このように、学割が使えるかどうかは事前にチェックしておくといいでしょう。

安い宿の見つけ方

就活のため、東京に数日滞在することもあるでしょう。その際、東京にいる友人の家をハシゴするのもありですが、何回もお邪魔するのは申し訳ないと思うことも。
そういった就活生には、以下の宿、ホテルがお勧めです。
①地方学生向け就活シェアハウス
②カプセルホテル
③ゲストハウス
④Airbnb


まず、①のシェアハウスですが、代表的なものとして「ジョーカツ」と「就活シェアハウス」の二つがあります。就活シェアハウスでは一泊2000円から、ジョーカツでは無料で3週間滞在することができるなど非常に安価で利用できます。男女別棟であったり、女性専用の物件があるなど女子就活生も使いやすいと言えるでしょう。しかし、シェハウスである以上共用スペースが存在するため、完全に1人で滞在したいという人には向いていません。
ジョーカツ:https://jo-katsu.com/
就活シェアハウス:https://shusaposss.com/#list


②のカプセルホテルは安価で滞在でき、シェアハウスのように初対面の人と顔を合わせる必要がないという特徴があります。しかし、①のシェアハウスと比べると料金が高くなるので、ご注意を。


③のゲストハウスとは、厳密な定義があるわけではありませんが格安の宿泊施設を指すことが多いようです。特徴としては格安の宿泊費と多国籍が挙げられます。ゲストハウスはその宿泊費の安さから外国人客が利用することが多いようです。そのため、英語を使いたい、外国人と交流したい人にはお勧めです。しかし、いろんな人がいるので中には一緒にいることにストレスを感じる人とバッティングすることも。ゆっくり休みたい、滞在したい人は避けたほうがいいでしょう。ちなみにゲストハウスを予約する際は、「Agoda」と「エクスペディア」を使うと1泊1000円台のものも見つけることができます。
Agoda:https://www.agoda.com/ja-jp/?cid=-218
エクスペディア:https://www.expedia.co.jp/


④のAirbnbは民泊を探す人向けのウェブサイトです。日本では「エアビー」と呼称されています。こちらのサービスは東京に長期滞在(5日〜3週間くらい)する就活生におすすめです。Airbnbでは週割(7泊以上)、月割り(28泊以上)が導入されており、長期滞在をする人ほど割引を得ることができます。しかし、写真、プロフィールが充実しているか、ホストは男性か女性か、レビューの評価の確認などをしっかりしないとトラブルに巻き込まれる可能性があるので事前のチェックは十分にする必要があります。
Airbnb:https://www.airbnb.jp/

上京時のトラブルを回避して、就活に集中しよう


上京するさいに注意したほうが良い点、費用の抑え方を解説していきました。地方就活生は都内の就活生と比べて、機会、情報量、費用で差がつきやすい分、その分一回一回の説明会、面接に対しての質を上げる必要があります。その際にトラブルに巻き込まれたり、失敗をしないためにもこの記事を参考にしてみてください。