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長期インターンはかなり有利!
長期インターンはかなり有利!

大学生の間で、「長期インターン」は就活のガクチカ作りのためにかなりメジャーな手法になってきました。しかし、実際に長期インターンは就活において有利になるのか、また忙しさはどのくらいになるのか、よくわからないという方も多いと思います。この記事では、実際に長期インターンを3社経験し、大手企業に内定した筆者が長期インターンの実情をお伝えします。

そもそも、長期インターンとは何か

インターンとは職業体験を指す言葉で、大きく分けると大企業が自社をアピールし、就活生を囲い込むために行う「短期インターン」と、ベンチャー企業が人員確保のために学生に働いてもらい、対価としてスキルや賃金を与える「長期インターン」の二つに大別されます。もちろんこれらの区別に例外はありますが、大まかにこのような考え方をしておけば間違いないです。この記事では、後者について記載していきます。

長期インターンが就活にもたらすメリット

「結局アルバイトと同じなんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、長期インターンにはアルバイトには無いメリットが多く存在します。

自分で解決策を考える思考力が身に付く

長期インターンでは、基本的に答えのない課題を出されます。筆者はメディア系のベンチャー企業で働いていましたが、社内の人間で初めて動画制作に取り組むことになりました。経験者が周りにおらず、自分だけで解決策を模索しなければならなかったため、思考力がかなり身に付きました。多くのアルバイトでは生産性向上のために従業員の働き方についてマニュアルが設定されており、その通りに動くことが要求されます。そのようなマニュアルにとらわれないチャレンジができることは、説得力のあるガクチカを作る上でも大きなメリットになります。

自己分析の説得力が増す

自己分析に説得力が増すのも大きな利点であると言えます。社会にまだ出ていない学生にとって、どのような仕事が自分に向いているのか、明確にイメージすることはなかなか難しいです。しかし、長期インターンで実際のビジネスを体験することで、どのような業界・業種が自分に向いているのか、ヒントを得ることができます。筆者の例で言うと、メディア系はネットを通じてしか利用者の反応を見ることができなかったため、より反応をダイレクトに観察できるメーカーの方がモチベーションが上がりやすいだろう、と自己分析していました。

大人慣れして面接で堂々と話せるようになる

大人に慣れて、面接に堂々とした態度で臨めるようにもなります。個人の経験から、バイトやサークルだけの生活だと、「大人と一緒にビジネスをする」という感覚は中々身に付きづらいと思います。しかし、長期インターン生として周りの社員と意見を交わしながら働いていくことで、実際の就活などのフォーマルな場でも堂々と自分の意見を発信できるようになります。そのような慣れ感は言葉にしなくても、面接官は敏感に察知します。

優良なインターン先の選び方

長期インターンが就活において多くのメリットがあることは以上の通りですが、実際にどのような企業のインターンに参加するのがいいのでしょうか?

自分のやりたい業種と合っているか

長期インターンと言っても、その募集要項は様々です。WEB記事を書くライターのインターンなのか、電話をかける営業インターンなのか、はたまた採用に携わる人事の仕事なのか。フィーリングでも構わないので、自分が一番面白そう!と思ったものに応募しましょう。その方がスキルの習得も早くなりますし、やってみて「何か違うな」と思っても内定後の配属面談などで説得力を持たせられるので無駄な経験にはなりません。

同じような大学生が複数人働いているか

長期インターン生として、他にも大学生が複数人働いているかどうかも大きなポイントです。なぜなら、インターン生を成長させるための基盤が出来上がっている可能性が高いからです。私が一社目に長期インターンを経験した会社がそうだったのですが、その会社は私が初めてのインターン生だったため、社員の方たちもどのような仕事を私に振ればいいのか迷っている様子で、結局あまり仕事をこなすことができませんでした。同じ大学生であれば就活の相談もできますし、何より単純にサークル感覚で楽しいので、面接でオフィスに行った際には他にも大学生がいるのかどうか聞いてみることをおすすめします。

時給制であるか

時給についてもきちんと面接時の際に聞いておくことが重要です。長期インターンは基本的に拘束時間が長いため、無給の長期インターンを選ぶとアルバイトでも稼げない金欠状態になってしまいます。また法的にも違法なので、必ず避けましょう。他にも、「記事一本3000円」など、成果報酬型の長期インターンも経験しましたが、こちらも自分のスキルが身に付くまでは割に合わない労働を強いられるので、おすすめしません。給料形態や交通費の有無などは面接の際に確認しておきましょう。

長期インターンを探すツール

最後に、長期インターン出来る会社を探すためのツールをご紹介します。どれも実際に私が使っていたものです。

JEEK

インターン求人の掲載数No.1を誇るサイトなので自分のやりたい仕事にあった企業を探しやすいです。また、最大の特徴はエントリーシートの書き方やグループディスカッションのコツなど就活全般の質問について、キャリアコンサルタントに無料で相談できることです。そのため、まだ就活についても何もわからない、という1~2年の大学生にも安心です!採用されるとお祝い金が貰えるのも嬉しいポイントです。

ゼロワンインターン

こちらも長期インターンに特化した求人を掲載しているサイトです。こちらのサイトを経由してインターンにジョインし、3ヵ月働くと社長から就活に有利になる推薦状を貰うことができます。こちらの推薦状があると、ゼロワンインターン内で企業から自分に合った条件の企業から本選考のスカウトが来やすくなるという仕組みになっています。筆者は大手志向だったのであまり活用できませんでしたが、ベンチャーへの就職も視野に入れてる方は活用してみてください。

Renew

こちらも大学1年生から始められる長期インターンシップ検索サイトです。
職種や地域だけでなく、働き方や身に付けたいスキルから検索することができ、リモート可能なインターンシップも取り扱っているため、地方学生も参加できます。

長期インターンを活用して就活を有利に進めよう

実際に長期インターンで働いていた経験から言わせていただくと、就活のために何か武器が欲しい人は是非チャレンジしてほしい!ということです。アルバイトに比べると負担は大きいですが、その分得られるものは多いです。気になる方はぜひ求人サイトをチェックしてみて下さい。