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「裏」企業研究
「裏」企業研究

就活生の皆さん、企業研究は順調でしょうか?志望している企業の主要な事業構造や社風などを調べることは、面接を突破するうえでの必須事項です。しかし、それとは別に企業の年収や福利厚生、残業時間など、「働くうえで絶対に知っておきたいけど、少し聞きづらいこと」もたくさんあると思います。今回はそんな企業のリアルを調べる方法をご紹介します!

将来のためにも、「裏」企業研究は大切

「企業研究」というと、基本的には業界やその会社のビジネスモデル、歴史、経営状況などを調べますが、年収や残業時間が気にならない人はいないでしょう。しかし、これらの情報はあまり企業の説明会で語られることはありません。なぜなら説明会というのはあくまで「企業が就活生に対して自社の魅力をアピールする場」であり、「ありのままの企業の内部情報を伝える場」ではないからです。なので、このような「表」に出てこない情報は入社先を決める前に自分で調べておく必要が出てきます。

リアルな情報の集め方

その会社に勤めている、または勤めていた大人に話を聞こう

質の高い情報を手に入れるには、まずは信頼できる大人から直接聞くことが一番です。自分が行きたい企業に勤めている、または過去に勤務していた経験がある人がいる場合、その人に頼んで聞いてみましょう。もちろん頼み方は適当ではなく、OB・OG訪問と同じようにきちんとマナーは意識しましょう!

転職者のための口コミサイトを見てみる

筆者は就活中、主にこの方法で情報を集めていました。転職活動では年収や福利厚生などを新卒就活よりもよりシビアに追求していく傾向があるため、転職者向けの口コミサイトには実際の社員の声を集めたサイトが数多く存在しています。その内容としては、一か月の残業時間から給料の内訳、社風や勤務形態におけるマイナスポイントなど、多くの裏情報を確認できます。これらのサイトは学生でも無料で簡単に登録できるので、ぜひ利用してみてください。

聞いた話や口コミには多少なりとも主観が含まれている

残業時間や年収などの数字は嘘をつきませんが、その感じ方は人によってバラつきが出ます。例えば、同じ年収700万だとしても、お金がかかる趣味を持っている人は「全然足りない!」と感じるでしょうし、逆にある程度の生活さえできればいいという人であれば「十分もらえる」という評価になると思います。単純にコメントをそのまま鵜呑みにするのではなく、客観的な事実を抽出した上で、それに対して自分はどう思うのかを考え直してみましょう。

集めた裏情報はあくまで自分の中でとどめておく

企業に対するネガティブな印象を与えるような裏情報をゲットしても、説明会や座談会の場ではあまり話題に出さないのがベターです。本音と建て前でいうと、これらの場は「建前寄り」の場です。そのため、質問をしたくなってもぐっとこらえ、無難なものに留めておきましょう。

全ての要素が完璧な企業など存在しない

自分が受けたい企業の情報を集めていると、かなりネガティブな意見があって受けようか迷う・・とナーバスになってしまうこともあるかと思います。しかし、成長環境が整っており、年収も高く、残業も少なく、人も最高・・というような全てにおいて完璧な企業は存在しません。長所と短所はトレードオフの関係です。あくまで自分は何を重視していて、何を我慢できるのかは認識しておいてください。

冷静な視点で企業を選ぼう

社会人の生活は40年以上続くわけですから、綺麗ごとだけで仕事は務まりません。企業研究はもちろん大切ですが、裏情報を集めて自分のこれからのライフプランや性格も考慮した上での会社選びをおすすめします。