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インターンのよくある失敗談
インターンのよくある失敗談

9月に入り、夏のインターンのピークを超えた頃でしょうか。と、同時に秋・冬インターンの情報収集や、準備に取り掛かっている就活生も多いと思います。「インターンは練習だからとりあえず応募しておけばOK」と思っていませんか。たしかに就活はトライアンドエラー、失敗したとしても学ぶことは多く、それ自体はとても大切です。しかし秋冬インターンは夏インターンに比べ、内定直結の傾向が高いのです。くだらない失敗は早めに修正して、重要な選考対策、自己分析に集中したいところ。今回の記事では、1年間の就活を経て外資企業に内定承諾した筆者が見聞きした、インターンのよくある失敗談・しくじりをお届けします。

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エントリーシート/筆記試験

エントリーシートを人に見せない

就活が終盤になってから自分が過去に書いたエントリーシートを見て、恥ずかしくなる就活生の方は少なくありません。エントリーシートは普段書く文章と性質が大きくことなるため、書きにくいものです。エントリーシートに関してはある程度書きやすい型や押さえるべきポイントがありますので、可能であれば先輩や社員の方に添削を依頼しましょう。

ESの内容を更新しない

就職活動全般で重要なのが、修正する力です。今までのアプローチの問題点を発見してよりよい方向に軌道修正していくことで、早期に就活を始めるアドバンテージが効いてきます。エントリーシートにも同じことが言えるのですが、問題なく通過するということでエントリーシートを更新せず放置する方が少なくありません。たしかにインターンシップの選考は通過するかもしれませんが、本選考で通用するかは別問題です。またエントリーシートの内容は面接にもつながってくるので小まめに修正していきましょう。

ガクチカのパターンが少ない

学生時代に力を入れたこと、通称ガクチカはインターン選考で極めて重要な位置を占めます。というのも、就活を始めて間もないインターンシップの時期では企業研究が甘いことを企業側も理解しているため、ポテンシャルや適性を重視しているからです。ガクチカは強み・適性をアピールするエピソードが必要になりますが、このパターンは是非2つ以上用意してください。コンサルティング会社では論理的思考力や忍耐力、メーカーでは協調性や勤勉さなど、企業ごとに求められる資質は大きく異なっており、それぞれをアピールできるガクチカが必要なのです。
筆者はコンサルティング会社のために作った論理性をアピールするガクチカを流用して日系金融機関を受けてしまい、大敗を喫しました。説明会やOB訪問を通じて求められる資質を研究し、ガクチカに関するエピソードの完成度を高めていきましょう。

筆記試験を軽くみる

就職活動の筆記試験はSPI等のテストセンター、webテスト、実際に会場でペンを使って解いていく試験まで幅広く存在します。難関大学の就活生は学力が高く、筆記試験を対策なしで突破される方もいらっしゃるでしょう。しかし、高倍率企業では筆記試験で大規模な絞り込みを行う企業も多く、対策しなかったがために落とされる就活生は後を絶ちません。テストの内容も簡単な算数問題から論理性を問う問題まで幅広いため、穴のないようにしっかり対策することをオススメします。特にSPIの点数は企業間で結果の再利用ができますので、インターンシップの選考を通じてハイスコアを確保し、本選考の負担を軽減する戦略が有効です。

グループディスカッション

役割分担に徹しすぎる

グループディスカッションの冒頭、タイムキーパーや司会など役割分担を行います。円滑に議論を進めるため、欠かせないステップですが、この役割にとらわれてはいけません。司会であっても時間を意識して動くべきですし、書記でも積極的な意見を求められます。何が求められていて、自分には何ができるのか常に全体を意識しながら動いていきましょう。

フレームワーク中毒になる

ケースをグループで解くときに、「さんしー(3C)!」「よんぴー(4P)!」という聞きなれないワードを推してくる就活生がいると思います。これは経営学上で用いられているフレームワークで、問題を整理したり、論点をあぶり出すときに威力を発揮するものです。習いたての就活生は使いたくなるものですが、あくまでツールですから使い道を間違うとかえってわかりにくくなってしまいます。「考え方を学んでおいて、使えるときに使う」くらいの意識でよいのではないでしょうか。

面接

会話のドッヂボールになる

さきほど学生時代に力を入れたことについてふれました。エントリーシートと同じ内容を面接でも話すのは就活でよくあることです。しかし、面接はあくまで会話の延長であり、何分も一方的に話し続けるのは違和感があります。
面接官「(ESを見ながら)アルバイトを頑張ってらっしゃったということですが、どんなお店なんですか?」
就活生「個人経営のお店です!このお店では〇〇という問題がありまして、私はお客様との会話を通じてーーーー」
あくまで聞かれているのはお店の詳細です。焦らずとも困難やその対策は聞かれますから、この就活生は会話のキャッチボールを優先すべきですね。しっかりと会話ができるだけでもコミュニケーション能力のアピールになります。

逆質問で調べればわかることを聞く

面接ではたいてい逆質問の時間が用意されています。この質問時間を活用することで、企業理解を深めたり、自分の志望度をアピールすることができます。面接で最も学生が主導権を持つ場面ですが、それだけにリスクもあります。最悪の逆質問とは、調べればわかる内容を聞くことです。「基本的な調査ができないのでは」、「志望度が低いのでは」、「相手の時間を奪うことに鈍感なのでは」と面接官は心配になってしまうことでしょう。面接に向かう電車の中でもいいですから、基本的なリサーチを欠かさぬようにしてください。

基本に忠実に

今回の失敗談は基本的な内容だと感じられたかもしれません。しかし軌道修正を重ねる、自分の役割を全体から俯瞰するなど、就活のエッセンスは基本につまっています。基本を押さえて、秋冬インターンの選考に挑んでください。

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