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秋冬インターンが本格化するこの時期、情報収集や準備は順調に進んでいるでしょうか。

 

「インターンは練習だからとりあえず応募しておけばいい」と考えている方もいるかもしれません。
確かに就活はトライアンドエラーが基本であり、失敗から学ぶことには大きな価値があります。

 

しかし秋冬インターンは夏インターンと比べて内定直結の傾向が強く、選考の重みが増しています。
防げるミスは早めに修正して、本質的な選考対策や自己分析に集中したいところです。

 

この記事では、1年間の就活を経て外資企業への内定を獲得した筆者が見聞きした、インターン応募でよくある失敗談をまとめて紹介します。

 

応募でよくある失敗と対策

失敗①:業界の視野が狭すぎる


 

企業調べを進める際に意識してほしいのが「網羅性」です。

 

就活市場には世界的なプレゼンスを持つ有力企業が数えきれないほど存在しますが、BtoB事業で消費者との接点が少なかったり、ブランド名と社名が異なっていたりするために、認知されていない企業が多く存在します。

 

「デンソー」「SAP」「日揮」「TOPPANホールディングス」といった社名を聞いてもピンとこない場合は、自分にとって身近でない業界の研究を補強した方がよいかもしれません。

 

各業界のリーダー企業を一通り押さえておくだけでも、網羅性が高まり、志望業界を俯瞰する視野が養われます。

 

業界地図や四季報を活用しながら、普段は接点のない分野にも目を向けてみることをおすすめします。

失敗②:先入観で応募企業を決めてしまう


 

「外資系はドライでクビを切りやすい」「文系はメーカーに行けない」「あの業界はブラックだ」——こうした先入観を持っていませんか。

 

定量的な情報が少ない就活の場では、根拠の薄い噂や評判が広まりやすいものです。

 

しかし実態は異なります。
外資系企業にも日本の労働基準法は適用されるため、容易に解雇できるわけではありません。
メーカーでも文系職を積極的に採用している企業は多く、営業・事務・企画などのポジションで毎年多数の文系学生を採用しています。

 

いわゆる「ブラック企業」についても、近年の働き方改革の推進により、かつてとは大きく社風が変わっている会社も少なくありません。

 

「どのような状態がブラックといえるのか」「ドライな社風とはどういう意味か」を自分なりに定義し、そのうえでファクトベースで情報収集を行えば、曖昧な情報に惑わされることはなくなります。

 

偏見に基づいた判断は、自分の可能性を自ら狭める行為です。

失敗③:応募スケジュールの管理が甘い


 

インターン選考では、怒涛の勢いで締切が押し寄せてきます。

 

企業によっては説明会への参加が事実上必須だったり、Webテストの受検とエントリーシートの提出が同じ締切になっていたりするケースもあるため、日程の確認は早めに行いましょう。

 

特に秋冬インターンは、夏休み期間中に実施される夏インターンと異なり、授業やテストと並行して進める必要があります。
スケジュール管理の重要性は、夏に比べてさらに高まります。

 

また、複数回の募集がある企業では、第一次募集の枠が最も広く、応募が遅くなるほど選考は厳しくなる傾向があります。

 

余裕を持って準備し、できる限り一次募集で応募できるよう計画を立てておくことが重要です。

失敗④:なんとなく「身の程をわきまえてしまう」


 

「なんとなく難しそうだから」という理由だけで、大手企業を避けて業界下位の企業や子会社にのみアプローチしてしまうケースがあります。

 

難関企業ばかり狙って持ち駒がなくなるリスクを意識することは大切です。
しかし、それはあくまでバランスの問題であり、気になる企業・行きたい企業があれば積極的に挑戦すべきです。

 

インターンシップは本選考と異なり、次の機会があります。
書類選考を通過した時点で、企業はすでにあなたの採用を検討しています。

 

本選考を迎える前のこの時期こそ、挑戦的な応募姿勢を持つことをおすすめします。

失敗⑤:本命企業への応募を後回しにしてしまう


 

万全の状態で臨もうと、本命企業のインターンにあえて応募しない、または二次・三次募集まで後回しにする就活生を見かけることがあります。

 

準備が全く整っておらず致命的なミスをおかしかねない状況であれば、後回しにする判断もあり得ます。
また、一部の外資系金融などではインターン落選がその後の選考に影響するケースもあるため、事前のリサーチが必要です。

 

ただし多くの一般企業では、インターン落選はあくまで一度の選考結果として処理されるため、本選考を改めて受けることができます。

 

選考を受ける中でその企業の攻略法が見えてくることは非常によくある話であり、インターンで落選した後に本選考でリベンジを果たすケースは決して珍しくありません。

 

インターンへの応募自体が志望度のアピールになることもあるため、迷った場合は積極的に応募することをおすすめします。

失敗⑥:先輩の話を鵜呑みにしてしまう


 

就活中に先輩や内定者に相談する場面は多いですが、その情報は慎重に見極める必要があります。

 

就活を経験した先輩は貴重なノウハウを持っていますが、語られる情報はあくまで主観的なものです。
紹介される選考攻略法も、その先輩の個性や対象業界にフィットしたものであり、あなたに同じように当てはまるとは限りません。

 

また、自分の失敗談を後輩に詳しく話したがらない人も多いため、その攻略法が本当に効果的だったのかどうか、検証の機会は限られています。

 

先輩の話はひとつの参考情報として受け取りつつ、最終的には自分で考えて判断することを軸に置きましょう。

 

基本を押さえた就活生は強い

 

業界を広く見る、企業をファクトベースで検討する、積極的に応募する、自分で考えて判断する——この記事で紹介した内容は、どれも就活の基本といえるものです。

 

しかし筆者が見てきた中で、こうした基本的なところで躓いてしまう就活生は決して少なくありませんでした。
基本的な部分でも十分に差がつくのが、就活の現実です。

 

この記事を読んだみなさんには、基本をしっかりと押さえたうえで、実りあるトライアンドエラーを積み重ねていってほしいと思います。