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就職留年・浪人は就活で不利?
就職留年・浪人は就活で不利?

思うように就活がいかなかったから、就職留年・就職浪人をしよう。そう考えたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、就職留年・浪人をしたからといって1回目の就活より上手くいくとは限りません。この記事を読んで、就職留年・浪人を今一度きちんと考えてみてください。

就職留年とは

就職留年とは、就活を一度経験したものの希望の企業から内定をもらえなかった学生がその次の年の就職を目指して学校に留まることを指します。学生はわざと単位を落としたり、卒業論文を提出しないことで留年するのが一般的です。大学の中には単位を十分に取りきっている学生にも特別に就職留年を認める場合もあります。

就職留年と就職浪人の違い

就職留年と就職浪人はどう違うのでしょうか。まず就職留年は前述の通留年した大学生としてもう一度就活に臨みます。一方で就職浪人は4年で大学を卒業し、既卒として就活することを指します。したがって、就職留年は新卒扱いですが、就職浪人は既卒・第二新卒扱いとなります。日本の採用市場は新卒至上主義ですので就職浪人は就職留年よりも不利とされています。学費をもう1年分払う余裕があり、かつ目立ったスキルがないようであれば就職浪人ではなく就職留年をおすすめします。

就職留年をするメリット・デメリット

まずは就職留年をするメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

就職留年の最大のメリットは新卒としてもう一度就活できるという点です。実践的なスキルを身につけていない大学生にとって、スキルや実績が物を言う第二新卒での就活は非常に厳しいです。その点、もう一度新卒として就活をすれば自分のポテンシャルを企業に見てもらうことができます。また、既に一度就活を経験しているので面接に慣れていること、就活の流れを理解していること、就活を終えた友人にサポートを頼める事などもメリットとして挙げられます。

デメリット

その一方で、就職留年のデメリットとしては企業が納得できるような理由が必要であることが挙げられます。周りの就活生が1年で就活を終えている中で、もう1年就活を続けているということは大きいです。安易に留年を選んだ学生のことを企業側は良く思わないでしょう。したがって、なぜ就職留年したかという理由はきちんと答えられるようにしておきましょう。

なぜ就職留年したか聞かれたら

それでは、就職留年をして2回目の就活においてなぜ就職留年したか企業から尋ねられた場合にはどのように答えればよいでしょうか。

留年した理由を述べる

まずは正直に留年の理由を打ち明けましょう。とにかく正直に打ち明けることが大切です。ですが、どうしても志望していた業界があったという理由はあまり企業に理解されないようです。というのも、就活は受験とは異なり「合う合わない」が非常に重要です。そのため、業界を変えて就活をしている、1年目は就活に割く時間がなかった、などの理由の方が印象が良いそうです。

就職留年中をどのように過ごしたか

次に、自分を磨くために就職留年中にどのように過ごしてきたかを述べましょう。留年前の自分を反省し、それを修正するために努力をしてきたということを伝えるのは非常に重要です。

就職留年中はどう過ごすべきか

それでは就職留年中はどう過ごすべきでしょうか。就活1年目と同じようにアルバイトだけをしてぼんやり過ごすのは得策ではありません。まずは自己分析をして自分を見直すことが重要です。次に、ボランティアやインターンなど他の人はしていない活動を行って他者と差別化を図ります。また、語学力アップのためにTOEICの勉強をする、資格を取得するということも大切です。

リスクはある就職留年・浪人

就職留年をすれば就活をやり直せると考えている方もいますが、就職留年・就職浪人にはリスクが伴います。そのデメリットもしっかりと考えた上でご自身の進路を決めるようにしてください。