インターンシップの重要性が高まり、複数のインターンシップを経験する就活生も増えています。一方で、インターンシップをどのように自らの経験値に変えるかを依然として課題としている就活生は多いです。この記事では、筆者の体験をもとにインターンシップ参加後の取り組みを紹介しています。ちょっとした工夫で就職活動がより良いものになりえます。
Summary
差が出るインターンシップ参加後
復習しないインターンシップはもったいない
インターンシップなどに参加すると、一定の知見がたまってきます。業界のことも知れて、会社に親近感を抱く人もいます。会社の社員の方と仲良くなったり、名前を覚えてもらったり、インターンでできた仲間との飲み会では結束力も生まれます。インターンシップに参加することで、非参加の人よりも一歩先に進んだ感じがします。
ただ、それではせっかくインターンシップに参加した特権を有意義に使えている状況とは言えません。インターンシップを最大限有効利用するために私がマジメに考えて実践した方法を紹介します。
お礼のメール
インターンシップ参加のお礼を伝えましょう。誰もやらない方法です。私はインターンシップを担当している部署にメールをしたことがあります。ビジネスメールの書き方も練習できて一挙両得です。冷静に考えるとインターンシップに参加させていただいているので、お礼をするのは人として当然です。これが実践できる人って格好良いですよね?
社員のプロフィールをまとめ直す
インターン中に出会った社員のプロフィールをまとめ直します。私は以後、その社員の方とフランクに話せるタイミングが来た時のために経歴や趣味などをメモしておいたことが多々あります。
インターン中のことを詳細に記す
インターンにはその会社のカラーがでます。エレベーターの乗り方、椅子の並べ方、一見普通のことでも企業カラーが出ます。テーブルの座席の学生の割合で、選考のポイントや倍率も図れます。私はそれを感想としてまとめていました。あくまで感想です。
- ・社員さんの雑談が多い会社は、職場でも雑談が多いかもしれない。
- ・内定者が出てきた際に、自分と雰囲気が合わなかった。入社しても社員さんとうまくやっていけるか不安。
- ・会社の理解が不明瞭な部分を教えてほしい
- ・会社の働き方の部分について詳しく知りたい
- ・その社員の方の業務を知りたい
- ・単純に社会人と会って話す練習がしたい
- ・お礼のメール
- ・社員のプロフィール整理
- ・インターンの感想と、推測
- ・インターン中の資料を復習
- ・名刺から連絡
- ・インターンの仲間と情報交換
、など私のノートにはメモしてありました。あくまで主観です。そのとき思ったことを書いておけば、のちのち役に立ちます。「少し主観的すぎないか?」というご意見もあると思いますが、隠れて感想を書いているだけなので問題ありません。誰に見せるわけでもなく、自分のために書きました。そうしたことの蓄積が最後に大きな差を生んだと自分では思っています。
資料を読み込む
インターン中の資料は貴重です。資料を読み込んでおくだけで、インターン参加者との差別化が図れます。おそらくどの企業もそうですが、業務理解と内定獲得には一定の相関があります。インターンの資料は「これぐらいは知っておいて」という基準で作られているため、そこをベースに深めていけば効率的に企業研究ができます。これをやらないで、行きっぱなしにするのは、せっかく投資した時間を無駄にしています。一方で、「インターンの資料を全て覚えたのですが」とアピールするのはNGです。
インターンでもし名刺をもらっていたら
嬉しいことにインターン中に社員の方から名刺をもらえることがあります。余裕があれば、インターンで会った旨とお礼をしましょう。その人に何か興味がある人は、無理を言っていることを認識したうえで、OB訪問をお願いしましょう。詳しくはOB訪問のコラムでも書きますが、目的は明確にしてください。インターンシップ直後であれば、
などの目的が考えられます。向こうも、インターン参加者であれば会社に興味があることはすぐにわかるので、好意的に受け取ってくれることが多かったです。
逆に特に目的がなくとも名刺を大切に保存しておきましょう。いつか何かの縁で会うことがあったら引っ張り出せるように。
インターンの仲間とは定期的に情報交換しておこう
インターンの仲間とは定期的に情報交換しておきましょう。一方で、選考フローなどは例外も出てくるので慎重に聞きましょう。自分が特殊な早期ルートにのっていることもあるので、空気を読みましょう。さもなくば、友達が減ります。助け合いの精神と友達を思う気持ちさえあれば、就活を共に戦う強い味方ができます。
上記は実際に自分がやっていたことです。毎回できていたわけではありませんが。こうした一見無駄に見える行動を積み重ねることでも、やったら人として格好良いと思ったことを積み重ねていくことが最終的に結果につながると信じてやっていました。後悔をしたくなかったので。
まとめ
私が実践した方法が最善ではないのですが、重要なのは行きっぱなしにしないこと。何かできることはないか、考える姿勢そのものに価値があると私は考えています。