就活では必需品のスーツの選び方や着こなし方をご紹介します。どの色のどんなタイプのスーツを選べばいいかといった基本的な疑問などを記事にしました。
着こなし方についてメンズ、レディースそれぞれの注意すべき点についても詳しく解説します。
Summary
就活スーツ色の選び方、着こなし方
スーツの色の特徴
就活のスーツの色は、自身の印象を決めるもので非常に重要です。ここでは、就活のスーツの色で選ばれやすいものを解説します。
【黒色】
スーツの色は圧倒的に黒が多く、男女ともにその傾向が強いです。スーツの色で迷ったときは、黒色のスーツを選べば間違いはないといえます。特徴としては清潔感やキリッとした印象を与えることができます。
【濃紺、グレー】
黒色の次に選ばれる色は濃紺、グレーです。これらの色の特徴は就活時期だけでなく、社会人になってからも日常的に着続けられることや、ふけやほこりが黒に比べて目立ちにくいことです。また、黒と違いやわらかい印象を与えることができます。注意すべき点として、アパレルや外資系などの場合は好意的にみられるケースもありますが、ほかの業界では悪目立ちする可能性もあります。
何色を選べばいいか?
スーツを複数着持つことができる場合は黒と濃紺やグレーを選び、状況に合わせて使い分けることをおすすめします。スーツが一着のみの場合は黒色を選びましょう。黒色は多くの就活生が着ていることもあり、どの状況にあっても間違いはないはずです。
就活スーツの選び方
どんなタイプのスーツを選べばいいか?
スーツのタイプは、無地のほかにストライプといったタイプもありますが、無地のスーツを選ぶことをおすすめします。無地でないと周囲と比べて服装で目立ってしまう可能性もあります。
スーツ何着持てばいいか?
スーツは二着あれば安心でしょう。スーツが一着の場合は面接が忙しい時期に清潔感が失われたスーツで面接を受けることになります。スーツを二着持っていれば、スーツを休ませることやクリーニングに出すことも可能です。
いくらぐらいのスーツを選べばいいか?
就活のスーツの相場はだいたい1~3万円です。1万円以下のスーツは値段は安いが耐久性が低いという問題があります。しかし、一般的には就職活動は長期間の活動ではないので耐久性はあまり気にする必要はなく、1万円以下のスーツを買うこと自体は間違った選択ではないです。
筆者は上下合わせて2万円以下のユニクロのスーツを着用していましたが、何の問題もなく就活を終えることができました。店舗ではサイズを測ってもらい、それに合わせて仕立ててもらうことができ、通常サイズ展開では自分にピッタリのサイズがないという就活生にもおすすめです。
値段もスーツを選ぶ要素の一つですが、そのスーツが正しく着こなせているかが重要です。
スーツブランド人気
多くの就活生がスーツを量販店で購入していることから一般的な量販店のブランドをご紹介します。これから、紹介する各ブランドは自宅で洗える、防しわ加工、ストレッチ素材など就活性にとって役立つ機能を持つスーツを各ブランド提供しています。そのことを前提に、各ブランドの取り上げるべきポイントと価格帯を解説します。
ブランド名 | 特徴 | 価格帯 |
AOKI | 高機能スーツ(15の機能) | 19000~59000円 |
紳士服のコナカ | シャワーで洗える | 19000~59000円 |
洋服の青山 | UVカット素材、通気性よい | 19000~59000円 |
スーツセレクト | トレンドにあったデザイン性 | 19000~38000円 |
ザスーツカンパニー | スタイリッシュなシルエット | 19000~33000円 |
注意点:価格はWEB価格も含んだもの
就活スーツに合わせて買うサブアイテム
シャツ編
男性:白色の無地のシャツを選びましょう。ストライプ柄のシャツはカジュアルで就活には向いていません。襟のタイプは、レギュラーカラー、ワイドカラータイプのものがおすすめです。レギュラー、ワイドは襟の角度の違いで、自身の首のサイズに合わせて選ぶとよいでしょう。また、ボタンダウンタイプの襟はカジュアルな印象を与える可能性があるので控えましょう。
女性:男性と同じく白色の無地のシャツを選びましょう。襟のタイプは、レギュラーカラーまたは、第一ボタンのついていないスキッパーカラータイプのものが適しています。ギャザーやフリルがついているシャツは、カジュアルな印象を与えるので、就活の場面では控えましょう。
靴編
男性:就活の靴は黒色の革靴がフォーマルであり、ほとんどの就活生が黒色の革靴を選んでいることから、黒色の革靴について解説します。黒色の革靴と言ってもタイプはさまざまあり、就活に向いていないものもあります。それは、紐が付いていない、つま先部分にデザインが施されているもので、これらに注意して黒色の革靴を選びましょう。そして、選んだ後も、常に汚れを気にして靴をメンテナンスすることも必要です。買う場所に関しては、前に紹介したブランドで1万円程度で買うことができます。その際に、スーツとセットで買うことでよりお得になる場合もあるのでブランドのキャンペーンなどをチェックしてみてください。
女性:女性は少しヒールのあるパンプスを選びましょう。足が綺麗に見えることに加え、ビジネスシーンにおいてはヒールの全くないフラットシューズはあまり履かれていません。素材はエナメルではなく本革や合皮の方が無難です。
女性のパンプスにはつま先部分の形に様々な特徴があります。その中で就活に向いているのは四角い形のスクエアトゥ、丸い形のラウンドトゥ、ラウンドトゥよりもさらに丸いアーモンドトゥです。つま先の尖ったポインテッドトゥやつま先が開いているオープントゥはNGです。
また、ストラップが付いているパンプスと付いていないパンプスがありますが、どちらでも大丈夫です。
靴下編
靴下の色は黒、濃紺を選びましょう。白色に関しては、就活生が着ることが多い黒色のスーツとの相性が良くないので控えたほうが良いです。また、派手な色を選んでしまうと全体の服装の統一感が崩れてしまうので、靴下の色は黒、濃紺を選ぶことをおすすめします。
かばん編
黒色、無地の手提げタイプのカバンがおすすめです。カバンの色は黒色が主流で、ほかには、スーツの色に合う紺色やダークグレーがあります。
デザインは、無地のシンプルなものが良いです。派手なかばんやカジュアルすぎるものは就活には向いていません。女性は手提げタイプだけでなく、肩掛けタイプのカバンも主流です。注意する点は①A4サイズの書類が入る②カバンが自立する③収納機能の三つです。
コート編
男性:色は、黒や紺といったスーツに合う色を選びます。コートのタイプはステンカラーコート、トレンチコート、チェスターコートを選びましょう。地味目な色でシンプルなデザインを選ぶことが大切です。派手なデザインや色のコートは避け、裏地の色やデザインにも気を付けましょう。また、コートの丈をスーツの裾より長いものを選ぶことにも注意してください。
女性:色は、ベージュが選ばれることが多く、黒や紺色も選ばれています。コートのタイプは、ステンカラーコート、トレンチコート、チェスターコートです。派手なデザインのものは避け、裏地の色やデザインにも気を付けましょう。コートの丈は、スカートより少し短いものが一般的です。
就活スーツの着こなし方
メンズ編
正しいスーツのサイズを解説します。
胸部 | 内ポケットに拳が入る程度 |
肩幅 | 試着したときに背中にしわができない |
袖丈 | 袖からシャツが1cm見える程度 |
着丈 | ヒップがぎりぎり隠れる程度 |
裾丈 | 靴に裾が少し乗る程度 |
注意点:全て立っている状態を想定したもの
レディース編
正しいスーツのサイズを解説します。
胸部 | ボタンを閉めたときにしわが入らない、適度なゆとりを忘れずに |
肩幅 | 試着時に背中にしわができない |
袖丈 | 手の付け根程度、シャツやブラウスが見えないように |
着丈 | 尾てい骨の少し上ににかかる程度 |
スカート丈 | 膝にかかる程度 |
裾丈 | 足の甲に乗る程度、ヒールにかかる程度 |
実際に、スーツを着るうえで注意するポイントです。
ポケット | フタは屋内ではしまうのが基本的 |
ボタン | 全て留める |
注意点:全て立っている状態を想定したもの
就活スーツの選び方まとめ
就活のスーツは自身の印象を決める重要なものです。この記事を参考にして、自身の予算や就活状況にあったスーツを選び、そのスーツをマナーに沿って正しく着こなして就活に臨みましょう。