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従業員エンゲージメントが高い企業事例|自社で実践できる施策も解説

従業員エンゲージメントが高い企業事例|自社で実践できる施策も解説

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近年、人材の定着をはかるため従業員エンゲージメントの向上に取り組む企業が増えてきています。

従業員エンゲージメントとは、社員が所属する組織や企業に貢献したいという意欲を指し、高めることで「離職率の低下」「業績の向上」が期待できます。

しかし、従業員エンゲージメントが高い企業とは?どうやって向上させるのか?という方もいるのではないでしょうか。

本記事では、従業員エンゲージメントが高い企業の特徴取り組みの事例を解説していきます。

エンゲージメントを向上させる施策も紹介しますので、意欲的に仕事ができる社員を増やしたい人事担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

従業員エンゲージメントとは

従業員エンゲージメントとは

従業員エンゲージメントとは、社員が所属する組織や企業の理念に共感し、自発的な貢献意欲がある状態を指します。

従業員エンゲージメントは以下の要素で構成されています。

  • 理解度
  • 帰属意識
  • 行動意欲
理解度とは、社員が企業理念や方向性を理解し、共感して働けている状態です。

企業方針に共感できると、組織の一員としての当事者意識が生まれて業績の向上に結びつきやすくなります。理解度を高めるには、まず社員に自社の理念や経営方針についてわかりやすく説明することが重要です。

帰属意識とは、組織や企業の一員である自覚です。

メンバーと同じ目標を共有することで信頼関係や組織への愛着が生まれ、エンゲージメントが高まりやすくなります。

行動意欲とは、組織の利益や目標のため自主的に行動する意欲です。

組織に愛着がわいたり、自分が適切に評価されていると感じたりすることで、組織のために自ら行動を起こすようになります。

このように従業員エンゲージメントが高まることで、社員の定着率や生産性が上がり、組織全体のパフォーマンス向上が期待できます。

従業員エンゲージメントを高めるメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

従業員エンゲージメント向上で得られるメリット!企業の取り組み事例と合わせて解説
従業員エンゲージメントとは?向上による5つのメリットと事例を解説従業員エンゲージメントは、組織に対する社員の信頼度や貢献する意欲を表す意味を持ちます。向上することで組織活性化や離職防止につながります。本記事では高まるメリットや取り組み事例を詳しく解説。...

従業員エンゲージメントが高い企業の事例

従業員エンゲージメント高い企業_事例

従業員エンゲージメントが高い5つの企業の事例を紹介します。

自社でも活用できそうな施策があれば、取り入れてみるとよいでしょう。

スターバックスコーヒージャパン株式会社

全世界で32,000以上の店舗を展開するスターバックスは、コーヒーの美味しさだけでなく、居心地のよさやホスピタリティを付加価値として提供することを理念に掲げています。

エンゲージメントが高い企業と言われる所以は、社員の自主性を重んじている点です。

スターバックスに接客マニュアルはありません。先輩の接客を見て学びながら、顧客一人ひとりに合わせた対応力を身につけるのです。

提供するカップにメッセージを書く行為も、店員の自発的な行動のひとつです。一人ひとりが心がける「また来たい」と思ってもらえる接客が、スターバックスの認知度や売上の向上につながっています。

株式会社小松製作所

株式会社小松製作所は、建設機械や産業機械の生産・販売を手がける創業100年以上のグループ企業です。全世界の社員で共有すべき価値観を「コマツウェイ」と呼び、明文化して社員への浸透をはかっています。

海外現地法人経営層の候補者や、新入社員、中堅社員など、あらゆる階層ごとにコマツウェイにもとづいた教育研修を実施しています。

なかでも現場社員に近いマネージャー職を中心に研修と現場での実践に取り組んだ結果、離職率が33%低下し、エンゲージメントは33%から70%に上がりました。

また、国内だけでなく海外のグループ企業も含めて定期的にエンゲージメントサーベイを実施しています。社員が企業の理念を共有し、方向性が一致することで従業員エンゲージメントが向上する好例と言えます。

グローバルソリューションサービス株式会社

グローバルソリューションサービス株式会社は、Apple正規サービスプロバイダQuick Garageの運営や、スマートフォンやパソコンの修理などを行う企業です。

社員のなかでも、とくに各店舗に配属された新入社員の離職に課題を抱えていました。

人事が新入社員とコミュニケーションを取る機会が減って一人ひとりの状態を把握できず、原因もわからないまま離職率が増えていたのです。

そこでミキワメ ウェルビーイングを導入し、月に1回全社員に調査を実施した結果、離職率を20%から13%に下げることに成功しました

ミキワメ ウェルビーイングを使用することで社員の心理状態を把握し、ケアが必要な社員には個人に合わせたアプローチを行えるようになったのです。

企業事例|グローバルソリューションサービス株式会社様

株式会社ユーザベース

株式会社ユーザベースは、企業・業界情報プラットフォーム「SPEEDA」や経済メディア「NewsPicks」を運営する企業です。

2008年創業の若い会社ですが、OpenWorkが実施した社員の「エンゲージメント」が高い企業ランキング」では首位を獲得しました。

しかし過去には、事業を開始して社員が増加する一方、マネジメントが追いつかないという課題がありました。

そこで「ユーザーの理想から始める」「迷ったら挑戦する道を選ぶ」などの経営指針を「7つのバリュー」と定め、社員の方向性を一致させようと試みたのです。

さらに2015年、エンゲージメントを高めるため「カルチャーチーム」という部署を立ち上げます。社内の課題を吸い上げるため定期的にアンケートを実施したり、バリューを体現した社員やエピソードについて紹介する冊子を作ったりしてバリューの浸透をはかっています。

このような取り組みが功を奏して売上は増加の一途をたどり、エンゲージメントスコアは2017年6月時点で71.8、最高のAランクという高水準に達したのです。

サントリーホールディングス株式会社

サントリーは、以下のような優れた人材育成プログラムが豊富です。新たな働き方を評価する「キャリア支援企業表彰2013」で厚生労働大臣表彰企業に選ばれたほか、数々の受賞経験があります。

プログラム内容
キャリアビジョン面談年に一度実施される、社員とマネージャーが今後のキャリアについて考える場。
寺子屋社員同士の自発的な学びの場。業務に関することや一般教養などを共有する。
Global Leadership Development Programサントリーグループ全体のリーダー層が対象。ケンブリッジ大学と提携して行われる約8ヶ月のグローバル人材育成プログラム。

また、サントリーは海外・国内問わずすべてのグループ企業で毎年組織風土調査を実施しています。社員が企業理念、施策、コンプライアンスについてどのような意識を持っているのか調査し、結果を全社で共有して活動に活かしています。

2022年の調査では約8割の社員が「サントリーグループで働くことに誇りを持っている」と回答しました。

離職率は0.8%と、日本企業の年間平均離職率が約15%であることを踏まえると圧倒的に低く、働きやすい環境であることが伺えます。

従業員エンゲージメントが高い企業の特徴

従業員エンゲージメント高い企業_特徴

従業員エンゲージメントが高い企業の特徴は、以下3点が挙げられます。

自社の状況と照らし合わせて確認してみましょう。

適切な人事評価制度がある

公正かつ透明性が高い人事評価制度にすることで、社員の不満が少なくなり、従業員エンゲージメントが高まりやすくなります。

業績目標の達成度業務の習熟度といった目に見える指標があると、評価を客観的に受け入れやすくなります。また目標設定もしやすいため、モチベーション高く仕事ができるようになるでしょう

人事評価の目的や方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

人事評価とは?目的・考え方・評価の方法を解説
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社内のコミュニケーションが活発である

コミュニケーションが活発な企業はエンゲージメントが高い傾向にあります。社員同士でスムーズに意思疎通できると仕事の効率が上がるためです。

  • こまめな報連相
  • 活発な意見交換
  • 上司からの適切なフィードバック

上記のようなコミュニケーションが日常的に実施されていると、仕事の効率だけでなく職場の風通しもよくなり、働きやすい環境となるでしょう。

各従業員が能力に合った部署に配置されている

社員一人ひとりが能力や希望に合った部署に配置されていると、やりがいを持って仕事ができるようになります。

たとえば、社外に出て活発に営業活動をしたい人が経理の仕事をしてもモチベーションが上がりづらいでしょう。合わない仕事をさせられることでストレスを感じ、健康を害する恐れもあります。

すべての社員が仕事にやりがいをもつことで、自然とキャリアアップを目指す意識も高まります

従業員エンゲージメントが低下する原因

従業員エンゲージメント_低下の原因

従業員エンゲージメントが低下する原因は、主に以下3点が挙げられます。

自社に該当するものがあれば、早急な対策をおすすめします。

生産性のない業務や制度

意義を感じない業務や制度は、仕事の効率や社員のやる気を下げる原因となります。たとえば、以下のような事例が考えられます。

  • 長時間労働を強要される
  • 報酬が成果と見合わない年功序列制がある
  • テレワークが許可されているのに出社を強要される
  • 30分早く出勤して掃除する

企業によっては規定のルールではない「暗黙の了解」もあるでしょう。生産性のない業務は社員の不満を生み組織への愛着を失いかねないため、見直す必要があります。

風通しが悪い職場環境

風通しが悪い職場環境も、エンゲージメントを下げる原因となります。たとえば、以下のケースではスムーズな仕事ができなくなるでしょう。

  • 意思決定に時間がかかる
  • 自分の意見が言いにくい環境である

ひとつの承認を得るまでに何人もの手を介さないといけない場合、業務のスピード感が落ちてしまいます。上司の指示に従うことを求められる発言しにくい環境も、社員の積極性を削いでしまいます。

業務工程や改善すべき上下関係が解決できると、組織の生産性が向上し職場も活性化するでしょう

不透明な人事評価

人事評価制度の不透明さもエンゲージメント低下の原因です。

「成果を出しても評価されない」「同じ仕事をしたのに他の人は昇給した」といった不満を生み出しかねない不透明な制度は、社員のモチベーションを下げてしまい、信頼を失う可能性があります。

社員のスキルアップ意欲や組織への貢献意欲が生まれるような、評価基準が公正かつ明確な制度を整えましょう。

従業員エンゲージメントを向上させる施策

従業員エンゲージメント_向上

従業員エンゲージメントを向上させるには、以下の施策がおすすめです。

自社でできそうな施策を確認しておきましょう。

専門家コメント

「従業員エンゲージメント」とは、学術的にはさまざまな定義があり曖昧な概念ですが、おおよそは以下3つの状態を指しています。

  • 従業員が会社に貢献したいと思っている
  • 会社やチームに愛着を持っている
  • 自社への入社をおすすめしたいと思っている

従業員エンゲージメントを向上させるには、仕事に対するポジティブで充実した心理状態(ワーク・エンゲージメント)を高めたり、職場の文化や人間関係をポジティブなものにする必要があります。

仕事に関して言えば、充実や成長を感じられているか、信頼されて意味のある仕事を任されているか、興味があって能力もマッチしている仕事を任されているか、といった「仕事の資源」になる実感を高めることが有効です。

一方で、人間関係では、満足で十分なコミュニケーションができているか、心理的安全性が醸成されているか、上司から適切な支援や指導がされているか、といった要素も仕事の資源になります。

そして、これらの要素をよりよくしていくためには、上司が部下にどのように関わるか、つまり「マネジメントの質を高める」ことが何よりも重要になります。

会社として、上記の資源を醸成するマネジメントを推進しながら、一人ひとりが会社に所属していることへの満足度を高めることで、従業員エンゲージメントが高まり、組織全体の生産性やブランド力の向上にもつながっていきます。

解説:組織心理研究所所長 臨床心理士・公認心理師 佐藤 映

企業理念や方向性を従業員全体で共有する

従業員エンゲージメントを向上させるには、企業理念や方向性といった社員全員が目指すべきものを広く浸透させる必要があります。

たとえば、以下の方法が挙げられます。

  • 定期的にミーティングを開催する
  • 社内報や社内連絡ツールを使用する

人は同じものを何度も目にしたり聞いたりすると、親近感がわく傾向にあります。全員の目指す方向を一致させることで仕事に取り組みやすくなり、モチベーション向上も期待できるでしょう

適切な評価制度や研修制度を設ける

エンゲージメント向上には、社員が評価水準に納得のいく公正な評価制度が必要です。

「成果を上げたにもかかわらず評価されなかった」と感じたら、優秀な人材の離職を招く恐れがあります。業績や業務の習熟度にもとづいた客観的にわかりやすい指標設定や、評価水準の見直しをおすすめします。

また、社員の成長を促すには適切なフォローアップ、研修制度、フィードバックも必要です。

できることが増えるとモチベーションが向上し、社員の成長につながります。

社員を適切に導くには、評価する側のリーダーやマネージャー層への教育・研修も重要です

社内のチームワークを強化する

社内のチームワーク強化も、エンゲージメント向上を目指すにあたって重要なポイントです。社員同士で連帯感や仲間意識が生まれると、助け合いの精神が育まれます。

チームワークを強化するためには、以下の方法がおすすめです。

  • 社内コミュニケーションツールを活用する
  • フラットなミーティングを定期的に行う
  • イベントやレクリエーションを開催する

ミーティングは、ランチの時間など気軽に話せる場でも構いません。社員同士の関わりが必要となるイベントを開催することで、コミュニケーションの促進が期待できます

チームワークが強化されると組織への帰属意識が高まり、エンゲージメントの向上にもつながります。

定期的に従業員エンゲージメントを測定する

エンゲージメントを向上させるには、まず現時点で自社の従業員エンゲージメントはどれくらいか、解決すべき課題は何かを理解する必要があります。

エンゲージメントを測定するには、エンゲージメントサーベイの実施がおすすめです。

エンゲージメントサーベイとは、組織と社員の信頼関係の深さを客観的に数値化し、課題を解決するための調査です。

エンゲージメントサーベイの具体的な実施手順は「【5ステップ】エンゲージメントサーベイの実施手順」で解説しています。

従業員エンゲージメントと類似性がある言葉との違い

従業員エンゲージメント_類似する言葉

従業員エンゲージメントと意味を間違えやすい言葉に「従業員満足度」「ワーク・エンゲージメント」「モチベーション」「ロイヤリティ」が挙げられます。

類似しているものの意味合いが少し異なるため、以下の比較表を参考にしてみてください。

言葉意味
従業員エンゲージメント社員が所属する組織や企業に貢献したいという意欲
従業員満足度社員の職場環境・人間関係・福利厚生などに対する満足度
ワーク・エンゲージメント社員の仕事に対する自主性や愛着
モチベーション社員個人が行動を起こすときの動機づけ
ロイヤリティ社員の組織に対する愛社精神や忠誠心
従業員エンゲージメントとワークエンゲージメントの違いは、以下の記事でも詳しく解説しています。より詳細を知りたい方は合わせてご覧ください。

従業員エンゲージメント_ワークエンゲージメント_違い_3項目_比較
従業員エンゲージメントとワークエンゲージメントの違い3項目を比較 エンゲージメントの意味は理解していても、従業員エンゲージメントとワークエンゲージメントの違いがよくわからない方もいるでしょう。 ...

【5ステップ】エンゲージメントサーベイの実施手順

エンゲージメントサーベイ実施手順

従業員エンゲージメントを高めるには、エンゲージメントサーベイの実施が欠かせません。具体的な実施手順は以下のとおりです。

  1. エンゲージメントサーベイの実施方法を決める
  2. エンゲージメントサーベイを実施する
  3. 調査結果を分析し課題を特定する
  4. 課題解決のための施策を決定し実行する
  5. 一定期間後にエンゲージメントサーベイを実施する

実施にあたっての注意点も解説しますので、参考にしてみてください。

エンゲージメントサーベイの目的や効果について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

エンゲージメントサーベイ_目的_効果
エンゲージメントサーベイとは?実施する目的と期待される5つの効果を解説エンゲージメントサーベイとは、社員のエンゲージメントを測定して改善に活用する調査のことです。導入することでモチベーション向上や離職率低下が期待できます。サーベイの特徴や効果について解説しています。...

1.エンゲージメントサーベイの実施方法を決める

エンゲージメントサーベイを実施するには、主に2種類の方法があります。

  • 質問項目を自社で作成する
  • サーベイ用のプラットフォーム(他社サービス)を利用する

それぞれ以下のメリット・デメリットが考えられます。

実施方法メリットデメリット
質問項目を自社で作成する・低コストで済む
・自社理念や業務に沿った質問を作成できる
・作成や集計に時間や労力がかかる
サーベイ用のプラットフォーム(他社サービス)を利用する・他社データを参照して質問が厳選される
・回答の分析・課題の把握もできる
・利用料金が発生する

自社で作成する場合は以下の点に注意しましょう。

  • 質問はわかりやすく簡潔な文章にする
  • 質問数は必要な数だけに絞る
  • 目的に合った質問を選定する

エンゲージメントサーベイの質問項目について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

エンゲージメントサーベイ_質問項目
エンゲージメントサーベイ5つの質問項目と質問例|運用の注意点も解説エンゲージメントサーベイの質問項目には、組織との関与度や仕事に対する熱意などがあります。サーベイ実施時は目的に沿った質問項目の設計が重要です。eNPSやQ12の参考となる質問例も解説しています。...

2.エンゲージメントサーベイを実施する

決定した方法でエンゲージメントサーベイを実施します。

社員の勤務の妨げとならないよう、回答期限、回答方法、注意点などは事前に告知する必要があります。

3.調査結果を分析し課題を特定する

回答を集計・分析して自社の課題を明らかにします

集計結果や見つかった課題は社員に共有しましょう。

調査するだけで終わってしまうと、不信感を抱かれて今後の調査への協力も得づらくなります。

自社の課題を共有することで社員全体に当事者意識が生まれ、改善のための意識改革や行動につながりやすくなります。

4.課題解決のための施策を決定し実行する

調査で明らかとなった課題の改善策を決定します。

たとえば「残業時間が減らない」という課題に対しては「業務を複数人で分担する」「効率化できる工程を探す」などの解決策が考えられます。

実施する際は個人の業務内容や進捗状況を考慮し、適切にコミュニケーションを取るよう心がけましょう。

5.一定期間後にエンゲージメントサーベイを実施する

エンゲージメントサーベイは、週に1回から月に1回程度、定期的に実施する必要があります。間隔が空きすぎると、社員のタイムリーな悩みや要望を聞き逃してしまうためです。

社員が考えていることや職場の課題はその時々で異なります。サーベイの実施・改善の地道な積み重ねが、エンゲージメント向上につながるのです。

まとめ:従業員エンゲージメント向上を目指した取り組みを始めよう

従業員エンゲージメント向上_取組

本記事では、従業員エンゲージメントが高い企業の事例やエンゲージメント向上の方法を解説しました。

【従業員エンゲージメントが高い企業例】

従業員エンゲージメントを高めるには、企業理念の共有・透明性の高い人事評価・研修制度の整備・社員のチームワーク強化が欠かせません。そして、課題解決のため定期的にエンゲージメントサーベイを実施する必要があります。

従業員エンゲージメントが高まり、社員自ら「企業に貢献したい」という意欲が芽生えると、組織の生産性向上や離職率の低下も期待できます。

自社に合った実施方法を検討し、エンゲージメントサーベイを活用して組織と社員双方の信頼を深めましょう。

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