人事戦略

モチベーションサーベイとは?調査項目と導入する8つの手順を解説

従業員のモチベーションを高めるため「働きやすい労働環境」を整えようと、施策の検討に苦慮している経営者や人事担当者の方もいるのではないでしょうか。

そんな施策検討や組織改善をサポートするツールが「モチベーションサーベイ」です。

モチベーションサーベイは、従業員のモチベーションを測定し、組織の状態や傾向を定量的に把握できる調査です。

組織全体の状態を分析して、見えていない課題を明確にすることで、効果的な施策やアクションプランが検討できます。

本記事では、モチベーションサーベイの概要や調査項目、導入するメリットを解説しています。

導入から運用までの手順もわかりやすく紹介していますので、サーベイ導入時の参考にしてみてください。

目次

モチベーションサーベイとは?

モチベーションサーベイ_とは

モチベーションサーベイとは、従業員のモチベーションを測定し、組織の状態や傾向を定量的に把握・分析できる調査のことです。

面談やミーティングではわからない「モチベーションの度合い」が可視化でき、それに関連する要素や事柄を総合的に分析できます。

分析するときは、まずモチベーションの2種類の要因を理解しておきましょう。

種類意味
外発的動機づけ評価や報酬を得るために行動すること
内発的動機づけ誇りや喜びのような感情を得るために行動すること

「どのような要因がモチベーションの向上・低下につながっているのか」を詳細に分析することで、ポジティブな要素や改善すべき点が明確になります。

モチベーションについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。関連する理論や高める方法もわかりやすく解説しています。

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エンゲージメントサーベイとの違い

モチベーションサーベイとエンゲージメントサーベイは、両者とも従業員の心理状態を把握するための調査ですが、それぞれ異なる目的と焦点を持っています。

種類おもな目的焦点
モチベーションサーベイモチベーションを高めて、生産性を向上させる仕事に取り組む動機・意欲・やる気
エンゲージメントサーベイ組織と従業員の強い関係性を構築し、離職率を低下させる組織に対する貢献度・愛着度

モチベーションサーベイの種類によっては、満足度やエンゲージメントも調査する場合があるため、自社に必要な調査項目の見極めが必要です。

以下の記事では、エンゲージメントサーベイの目的やメリットを詳しく解説しています。おすすめツールも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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企業がモチベーションサーベイを行う目的

企業_モチベーションサーベイ_目的

企業がモチベーションサーベイを行う目的は「モチベーションの状態を把握して改善する」ことであり、具体的な目的は以下のとおりです。

  • 目には見えないモチベーションを数値化して定量的に把握する
  • 組織全体の状態を評価・分析して、健全な状態に改善する
  • 現場のリアルな声を聞き入れ、施策に反映する

最終的に企業が目指しているものは「従業員がモチベーション高く仕事に取り組んで、組織全体の生産性を向上させる」ことです。

そのためには、組織の現状把握と、モチベーション向上・低下に関わる要因の特定が欠かせません。

モチベーションサーベイの調査項目と質問例

モチベーションサーベイ_調査項目_質問例

モチベーションサーベイの質問には、経歴や部署などの基本情報に加えて、以下のような項目があります。

質問例と一緒にご紹介しますので参考にしてみてください。

質問項目質問例
企業理念・ビジョン会社のビジョンや目標について、十分に理解していますか?
職場環境柔軟に仕事ができる環境が整っていますか?
仕事内容自分の仕事やプロジェクトの達成感はありますか?
報酬・待遇給与や福利厚生に満足していますか?
評価・フィードバック仕事の成果や努力が適切に評価されていると感じますか?
離職意向現在の職場で継続的に働きたいと考えていますか?

上記のように従業員の意見や感情を包括的に把握することで、モチベーションの本質部分が明確となり、効果的な施策が打ち出せます。

モチベーションサーベイを導入する5つのメリット

モチベーションサーベイ_導入_メリット

モチベーションサーベイの導入によって、以下の5つのメリットが得られます。

サーベイを実施することで、組織の現状と課題が明確となり、よりモチベーションを向上させる施策の検討が可能です。

以下より、各メリットを一つずつ解説していきます。

定量的にモチベーションを可視化できる

モチベーションサーベイを導入するメリットの一つは、従業員のモチベーションを定量的に可視化できる点です。

目には見えないモチベーションを数値やグラフで表せるため、客観的な視点で従業員の状態を把握できます。

たとえば、部署ごとの平均値を出して、モチベーションの高さ・低さを比較し、その要因を特定するといった活用が可能です。

部署内においても、従業員一人ひとりのバラつきや、役職ごとの違いも可視化できるため、面談・ミーティング時の参考データとしても使えます。

組織状態を効率的に把握して分析・改善ができる

組織全体の状態を効率的に把握し、分析・改善ができる点も、モチベーションサーベイを導入するメリットと言えます。

サーベイを活用すれば、従業員全員を対象にした一斉調査が可能なため、効率的かつ短期間で組織全体の状態を把握できます。

調査結果をもとに「どの要因がモチベーションに影響を与えているのか」を分析し、低い状態が確認された場合は、改善に向けた施策の検討も可能です。

また、従業員の意見やニーズの収集によって、現場に寄り添った改善につなげられる点も、モチベーションサーベイの特徴の一つです。

従業員エンゲージメントが高まり離職率が低下する

モチベーションサーベイ導入による三つめのメリットは、従業員エンゲージメントの向上と離職率の低下が実現する点です。

調査では従業員の状態把握だけではなく、仕事で感じているリアルな声も聞けるため、今まで見えていなかった問題や深いニーズが把握できます。

その要望を聞き入れて、従業員が満足するような環境に改善できれば、組織への貢献意欲を高められ「この会社で働き続けたい」という意思が強くなります。

実際にサーベイを導入した企業では、従業員の心の健康状態を可視化して、ケアが必要な人へのサポートを行ったことで、離職率が20%から13%まで改善しました。

企業事例:グローバルソリューションサービス株式会社様

従業員エンゲージメントの向上は、個々の仕事へのやりがいを生み出し、結果的に離職率の低下につながる重要な指標です。

以下の記事では、従業員エンゲージメントの概要や向上によるメリットを詳しく解説しています。企業事例も紹介していますので、施策検討時の参考にしてみてください。

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意欲的に働く従業員が増加し生産性が向上する

モチベーションサーベイの活用により、意欲的に働く従業員が増加し、結果として生産性向上の効果が期待できます。

従業員一人ひとりのモチベーションが低下している要因を特定し、その解決策を提示して実行することで、次第に仕事に対する意欲が高まっていきます。

その仕事への積極的に取り組む姿勢が、業務の効率化や品質向上につながり、組織全体の生産性が高まっていくのです。

意欲と生産性に関する調査によると「やる気あふれる」従業員は、ただ単に「満足している」従業員に比べて、生産性が2.25倍高いこともわかっています。

参考:“3人に1人”の不満社員を奮起させるには|PRESIDENT Online

ただし、職場環境は常に変化しているため、サーベイを活用しながら継続的に従業員の状態を把握していきましょう。

従業員の性格を踏まえた調査ができる

モチベーションサーベイでは、従業員の性格や特性を踏まえた調査が可能です。

あらかじめ従業員一人ひとりの性格傾向を把握し、その情報を考慮した質問設計にすることで、普段は見えない心理状態も把握できます。

たとえば、心理的なストレスを抱えている従業員が察知できれば、人事部や上司による素早い対処によって、休職や離職などのリスクを防げます。

サーベイツールの『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』では、従業員への調査の結果から、個々の性格にもとづくアドバイスが提供されるため、的確なサポートが可能です。

ミキワメ_仕組み

ミキワメ ウェルビーイングサーベイの特徴や機能にご興味のある方は、以下の記事で詳しく解説していますので確認してみてください。

ミキワメウェルビーイング_幸福度_高める_離職_休職_防ぐ
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モチベーションサーベイ導入によるデメリット

モチベーションサーベイ_導入_デメリット

モチベーションサーベイには多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットも存在します。

導入しただけでは思うような効果が得られませんが、適切な方法で取り組めば、組織全体のモチベーションの向上が可能です。

以下より、デメリットを解説していきます。

ツールの導入や運用にコストがかかる

モチベーションサーベイの導入には、調査するための専用ツールやソフトウェアが必要となり、購入・運用のコストがかかります。

サーベイツールはオンライン上で完結するものが主流で、導入時に費用が発生したり、月額費用がかかったりと、ツールによってさまざまです。

発生するコストは費用面だけではなく、導入時の教育やマニュアル作成などの人的コストも考慮しなければなりません。

サーベイの効果が現れるのも一定期間を要するため、長期的な運用と効果のバランスを試算し、導入を検討しましょう。

調査だけではモチベーションを高められない

モチベーションサーベイによる調査だけでは、現状把握に留まってしまい、なにも改善されません。

また、従業員のモチベーションが上がるどころか「回答したけどなにも変化がない」と、不満の声が出てしまう恐れもあります。

サーベイの目的は、調査結果を分析して、改善に向けて実際に行動を起こすことです。

そのため、従業員の声を聞きながら組織課題を分析し施策を行うことで、モチベーションや生産性の向上といった効果が現れてきます。

モチベーションサーベイの導入・運用手順【8ステップ】

モチベーションサーベイ_導入_運用_手順

モチベーションサーベイの導入から運用までは、以下の8つのステップで行います。

  1. 目的を明確にする
  2. 調査・質問項目を検討する
  3. 使用ツールと実施方法を決める
  4. 調査を実施する
  5. 結果を集計・分析する
  6. 課題を抽出し改善策を検討する
  7. 改善策を実行して効果を検証する
  8. 定期的に調査(サイクル化)を行う

上記の手順は一例ですので、自社の特性や運用に合った手順にアレンジしてご活用ください。

以下より、各ステップを一つずつ解説していきます。

1:目的を明確にする

まずは、モチベーションサーベイの目的を明確に定めます。

  • 離職する従業員の増加が著しく、その要因を詳しく調査する
  • 生産性の向上を目指し、従業員の意欲を高める取り組みを行う

上記のように、自社の課題と照らし合わせて目的を決めることで、調査の方向性や焦点が明確になります。

目的が曖昧なままサーベイを行っても、現状把握だけで終わってしまうため注意しましょう。

2:調査・質問項目を検討する

続いては、定めた目的に沿って、質問項目の種類や評価の基準を検討します。

前述した調査項目のように、質問すべき項目は多岐にわたるため、一度にすべての情報を収集すべきではありません。

回答する従業員の負担も考慮して質問数を検討し、かつモチベーションに関わる要因を多面的に探るような設計を行いましょう。

モチベーションが高い・低いの基準は、組織によって異なるため、自社独自の評価基準が策定できるツールの活用がおすすめです。

3:使用ツールと実施方法を決める

サーベイの目的と調査項目が決定したら、実際に使用するツールを決めます。

紙での調査や、オンライン上で完結するツールの調査など、自社の運用に適したものを選びましょう。

サーベイの頻度や実施時期は、従業員の負担にならないようなスケジュールを設定し、回答への参加を促す取り組みも必要です。

調査データの収集や集計、分析を効率的に行うためには、専用のサーベイツールの導入が欠かせません。

ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』では、無料トライアルを実施中ですので、ツールの使いやすさや機能を実際に試してみてください。

4:調査を実施する

続いては、選定したツールを活用して、実際に調査を行います。

調査時は、従業員に対してサーベイの目的や調査方法を周知することで、調査への積極的な参加による円滑な進行が可能です。

調査の回答期限を設けて、回答の進捗状況や参加率をモニタリングし、必要に応じて従業員へのフォローやリマインドを行いましょう。

5:結果を集計・分析する

調査が完了したら、収集したデータを集計して分析するステップです。

数値やグラフを用いて、個人・チーム・組織全体などの属性ごとに、モチベーションの状態や傾向を分析しましょう。

モチベーションに関わる要因を把握し、問題点とその解決策を見つけ出すことが、データ分析の目的です。

モチベーションの低い状態に注目するだけでなく、高い状態が維持できている要因の分析も重要です。

6:課題を抽出し改善策を検討する

調査結果を分析した情報をもとに、現在の組織の課題を抽出し、具体的な改善策を検討します。

まずは、浮かび上がった課題が組織に及ぼす影響や、緊急度を考慮しながら優先順位を付け、その改善策を検討しましょう。

改善策は「強みを伸ばす」「弱みを克服する」の両視点で検討し、従業員の声にもとづいた実行可能なアクションプランの策定が重要です。

また、調査結果を従業員に提示して、現状と課題の共有を図る「サーベイフィードバック」を行うことも不可欠です。

以下の記事では、サーベイフィードバックの概要や手順をわかりやすく解説していますので、自社で運用するときの参考にしてみてください。

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7:改善策を実行して効果を検証する

続いては、実際にアクションプランを実行して、その効果を評価・検証するステップです。

効果の検証では、サーベイによる定量的なデータと、従業員からのフィードバックや意見の定性的なデータをもとに評価します。

改善策を一度実行しただけでは効果が現れにくいため、長期的な視点で改善と検証をしていく必要があります。

8:定期的に調査(サイクル化)を行う

最後は、定期的な調査と検証を繰り返す「サイクル化」に取り組みましょう。

モチベーションサーベイは一時的な施策ではなく、定期的かつ継続的な改善プロセスとして捉えることが重要です。

社会や組織の状況は常に変化しており、新たな課題やニーズが出てきます。

そのため「施策の効果があったか」「モチベーションの低下がみられないか」など、一定期間ごとの調査が必要不可欠です。

定期的な調査には、月1回や週1回といった高頻度で行うパルスサーベイが適しています。その特徴やおすすめツールを以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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モチベーションサーベイを行うときの注意点

モチベーションサーベイ_注意点

モチベーションサーベイを行うときには、以下のような注意点があります。

組織や従業員の状態把握を手助けするツールであるため、人物評価として活用するのは避けましょう。

以下より、注意点を一つずつ解説していきます。

実施目的や方法を従業員に説明する

モチベーションサーベイを実施するときは、従業員に対して実施目的や方法についての説明が不可欠です。

  • なぜこの調査を行うのか
  • 調査結果はどのように活用されるのか

上記の目的を明確に伝えることで、調査への理解と協力が得られ、より有益な情報が収集できます。

また、経営者や上層部の考えを共有することも、従業員の参加意欲を高める重要な取り組みです。

調査結果と評価は切り離して考える

モチベーションサーベイの調査結果は、個人の内面を把握するものであり、人物評価するツールではありません。

そのため、調査結果と評価・報酬の決定とは切り離して考え、人事評価は業績や成果を総合的に判断して決めるようにしましょう。

回答する従業員のなかには「調査結果で不利益になるのではないか」と考える人もいるため、評価には影響しないことを伝えるのも重要です。

モチベーションサーベイの活用事例

モチベーションサーベイ_活用事例

ここからは、実際にモチベーションサーベイの活用している企業をご紹介します。

事例を参考にして、自社でも取り入れられる点がないか確認してみましょう。2社の事例について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

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事例1:従業員の性格を考慮した個別面談の実施

【企業概要】
・業種:不動産・物品賃貸業
・規模:1〜30人

この企業では、離職者の少ない会社を目指すため、組織文化を健全かつ生産的に育てたいと考え、サーベイを活用した2つの取り組みを行っています。

一つめは、従業員とのコミュニケーションを深める目的で、個々の性格や心身の状態を調査し、その結果をもとに面談を実施しました。

二つめは、従業員の心のケアに焦点を当て、個別の課題や要望を掘り下げながら、適切な対応策を打つ体制を整えています。

上記の取り組みによって、面談者同士のコミュニケーションが円滑になり、個々の課題に寄り添った具体的なメンタルケアが可能になりました。

事例2:心の状態を可視化して早期なケアを実施

【企業概要】
・業種:ブランドコンサルティング
・規模:101〜300人

この企業では、リモートワークや顧客訪問の増加に伴って、従業員の心理状態の把握に苦慮していましたが、サーベイを導入して課題を解決しています。

サーベイの結果を部門責任者に提供し、その情報をもとに面談やコミュニケーションの場で活用しました。

面談では、個々のニーズや課題、内面の状況を考慮しながら、健康管理や生活向上のアドバイスを行っています。

従業員一人ひとりの「心の状態」が可視化されたことで、リモート環境でも従業員のメンタル不調に迅速な対応ができるようになりました。

また、メンバー同士の気遣いやサポートが促進され、従業員の安心感やモチベーションの維持にもつながっています。

まとめ:モチベーションサーベイで組織の状態・傾向を把握しよう

モチベーションサーベイ_組織_状態_傾向_把握

今回の記事では、モチベーションサーベイの概要や導入の手順を詳しく解説してきました。

モチベーションサーベイは、従業員の状態を可視化できる一方で、調査結果を踏まえたアクションを起こさなければ、上記のようなメリットが得られません。

本記事で紹介した手順に沿って、定期的なサーベイと改善策の実行、効果・検証を繰り返すことが、組織の成長につながる方法です。

「モチベーションや心の状態を可視化して、従業員へのサポートを強化したい」と考えている方は、ぜひサーベイの導入を検討してみてください。

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