読売新聞は1874年(明治7年)、女性や若年層の啓蒙を目的に創刊されました。当時の日本では、主に知識階級が用いる「文語」と、話し言葉である「口語」が存在し、新聞は、主に旧武士階級の官吏や教員らを対象に、格式高い漢文調で記された「大(おお)新聞」と、話し言葉である口語体を採用した「小(こ)新聞」に二分されていました。読売新聞は小新聞として登場し、読みやすさを売り物に部数を伸ばしました。「分かりやすさ」を重視するDNAは、読売新聞はもちろん、読売KODOMO新聞や読売中高生新聞にもしっかりと受け継がれています。