当社は1899年の創立以来、棟梁精神と品質経営を貫いてまいりました。
これまでの124年にわたる営みの中では幾多の環境変化が訪れ、その影響の範囲は広がり、スピードは加速しています。しかしながら、「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念、「正道を履み、信義を重んじ堅実なるべし」を第一是とする社是が当社の原点であり、変わらずに守っていくべき創始者の想いです。
これからも、お客様をはじめとしたステークホルダーの皆様との対話をもとに、まちづくりを通じて社会に貢献するというグループのビジョンに則り、真摯に課題に取り組むことが必要だと考えています。
1610年、創業者・竹中藤兵衛正高は尾張・織田家の普請奉行から転じ、寺社仏閣の造営を主業とする工匠の道に入りました。当社が生み出した「工務店」という名前は、設計と施工とを一貫して請け負うことこそが建築の本来の姿であるという信念を「工務」とし、お客様への奉仕を第一義とすることを示す名として「店」を組み合わせることにより確固たる意思を表明したものです。
竹中工務店に受け継がれてきているDNA、
それは「建築を業とするものは建築の職人であって、
営利のみを追求する商人であってはならない。利害を超越すべし。」という精神。
多様化する価値観、グローバル化の進む経済、
そして一層の努力が求められる地球環境への配慮。
こんな時代だからこそ、400年にわたって職人が職人として
受け継いできた「匠の心=棟梁精神」が求められています。
棟梁精神は、一人ひとりの社員の心、一つひとつの仕事に息づいています。