閉じる

一流企業に会える就活サイト ミキワメ就活

企業
業界
卒業年度
開催地
    締切日程
    開催日程

    プロジェクト案件を自ら選べる。
    個々人のやりたいことを尊重する独自の制度です。

    TOP写真

    Profile

    羽間康至
    A.T. カーニー
    シニアビジネスアナリスト

    大学のラクロス部で得た貴重な経験の数々。

    羽間さんは新卒入社2年目とのことですが、入社の決め手となったポイントは何だったのでしょうか。

    最大のポイントは、20代で経験できることの密度の濃さですね。コンサルティングは、企業が抱える最も困難な課題を解決してクライアントの中長期的な競争力を高めるという非常に大きなテーマに挑む仕事です。A.T. カーニーは、若手でも任せてもらえる業務範囲が広く、幅広い経験を積めるところが魅力です。他の戦略コンサルティングファームの友人と、定期的に情報交換をしておりますが、上位設計や全体のストーリー構築への若手の関与度は弊社が一番ではないかと思います。もちろん、問題解決の汎用的な力が付くことも魅力的でした。あとは自由な雰囲気・文化です。

    どんな点が自由なのでしょうか。

    社内的な決まりや縛りがあまりなく、そうした文化を志向する人が集まっています。外資系のコンサルティングファームでは、本社の方針に合わせるスタイルの会社が多いように思いますが、そうした方針やファームのやり方よりも、個々の社員の強みを見出し伸ばす方を優先してくれるのが弊社の魅力です。また、席も固定制ではなく、出社時間もチームによって決まっていて基本的に自由です。

    自由というのは、それだけ自律心が求められますね。

    もちろんそうです。自由であるからには、成果に対する責任を負わなければなりません。でも、そういった各々のプロフェッショナリズムを尊敬する文化が好きですし、自分に合っていると思います。中学、高校、大学と、ずっと自由・自主・自律という校風の中で育ってきたことが影響していると思います。

    学生時代の忘れられない経験は?

    京都大学在学時には男子ラクロス部に在籍していたのですが、そこでの経験は忘れがたいものが多いです。ラクロスという競技は、監督がいないことが多いんですね。ポジション別にリーダーがいて、僕は4年の時に副キャプテン、3年の時はミッドフィルダーのサブリーダーをやっていました。選手だけで理念やミッション、どこを目指すのか、どういう戦略で勝つのか、どんなチームを作るのかを決めるんです。試合の時の戦略や戦術もリーダーが中心になってつくっていく。ビジネスとは異なりますが、戦略的に考えることや、リーダーシップ、チームアプローチについて学ぶことが出来ました。

    まるで、現在の職業の下地がつくられたような感じですね。

    そうですね。少し先ほどの話とは異なるのですが、特に現在の職業にも関わる強烈な思い出が、2年の時に戦略ファームにいる先輩が幹部陣の戦略会議をファシリテートしてくれたことです。メンバーの様々な発言を即時に構造的に整理して本来的な課題を抽出し、それに対する解決策が導かれていく。目の前でみるみると課題と解決策があらわになっていく様を目の当たりにして、これはすごい能力だと衝撃を受けました。

    貴重な経験でしたね。

    ラクロス部での様々な経験は、人間的にも成長の機会を与えてくれました。大学日本一を目指していた最後の全国大会の決勝で慶應大学に負けてしまいました。その時、一人のミッドフィルダーとしてではなく、副キャプテンとしてチームを勝利に導けず、結局みんなを勝たせてあげられなかった、チームを大学日本一に導けなかったという思いが湧き上がってきて、悔しくて泣いたことは今でも鮮明に覚えています。

    そうした経験を重ねたのが経営コンサルタントへの道を志すことにつながるわけですね。

    そうですね、勝つための戦略を作ることへの興味が強まったという点では影響していると思います。ただし、きっかけは別にあります。僕はテクノロジーや物理学自体が好きで物理工学科に入ったのですが、周りの人のモノを作ることに対する好きのレベルが全然違いました。このままメーカーでエンジニアになっても、この人たちにはきっと勝てないなと思いました。ただ、日本の製造業がグローバルに成長していくことには貢献したいという思いがあったので、どのような関わり方ができるか模索していました。そんな時、経営コンサルタントという存在を知り、興味を持ったのがきっかけです。

    経営コンサルタントには、3つの楽しさがある。

    現在の主な業務は、どんなものでしょう。

    情報収集と定量分析、インタビュー、資料作成、クライアントとの討議です。決してキラキラした仕事ではありません。しかし、先ほどもいいましたが、まだ2年目の自分でも上位設計に関われるのはうれしいですね。実際には1年目の後半くらいからでしょうか。また、案件ごとにプロジェクトチームが編成されるのですが、案件リストが事前にメールで送られてきてどの案件に入りたいか自分で選べるんです。どうしても自身のキャリア方針に合わない案件に対しては、拒否権を打つこともできます。

    珍しい制度ですね。

    おそらく他のファームにはない制度なのではないでしょうか。この制度があるからこそ、自分のテーマの追求やキャリア形成をしやすいという利点があります。幅広く経験を積むか、強みをより先鋭化していくべきか、個人の成長戦略に合わせて仕事を選ぶことができます。

    なるほど。素晴らしい仕組みです。現在の羽間さんのキャリアプランはどのようなものですか。

    今は幅広く経験を積む時期だと思っています。自分は、万遍なく全体観を見渡した後、自分の生きる領域を決めていくタイプです。もう少しキャリアを重ねていくうちに、どういった領域に専門化すればより自分のエッジを立たせることができるか、より明確にしていこうと思っています。漠然とですが、大学院でやっていたこともありデータ解析やIoTなどの技術的なトレンドとビジネスを繋げて新たな価値創造を行う仕組みを作ることに興味があります。業界的には、ハイテクやヘルスケアに注目しています。

    これまでのプロジェクトで最もうれしかったことは何ですか。

    1年目の夏にプロジェクトが終わった後、クライアントの方々を交えてチームで打ち上げを行った時のことです。その席上で「羽間さんを個人として信頼していました」と担当の方に言われた時は本当にうれしかったです。個人的にはこの仕事の楽しさは3つあると思っています。1つは知的好奇心を満たせること。色んな新しい仕組みやメカニズムを分かるようになること自体が面白い。2つ目はそうして得た知識やスキルを通じてお客さんに大きな価値を提供できること。そして、3つ目がその積み重ねによってお客さんに感謝、信頼されることです。

    やりがいのある仕事ですね。最後に、就活生の皆さんにメッセージをお願いします。

    まずは今やっていること、やろうとしていることをとことん突き詰めて本質を考えることが重要なのではないでしょうか。本を読めばロジカルシンキングや様々なフレームワークを簡単に学べる時代ですが、これらを学ぶことはあくまで手段のひとつであって、目的ではありません。戦うための手段を得ることも必要ではありますが、常に目的に立ち戻って考え、行動することが大切だと思います。