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「売上を2倍に、環境負荷は2分の1に」。
数値でコミットする企業姿勢に強く惹かれました。

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Profile

高尾美江
ユニリーバ・ジャパン株式会社
サプライチェーン
eコマースアシスタントマネジャー

キャリアを通じてサプライチェーンを俯瞰する視点をもつ。

高尾さんは新しく立ち上がったばかりのeコマースを担当されていると伺いました。そこに至る経歴からお聞きしたいと思います。

入社してまずデマンドプランナーという需要予測をする業務を担当しました。簡単にいうとある製品がこの先日本でどれくらい売れるかを予測します。過去のデータをベースに営業やマーケティングからインフォメーションをもらい、未来に起こりえる出来事をインプットして製品需要を予測します。予測に狂いが生じると在庫や欠品につながるので、大変重要な業務といえます。

会社の業績に直接関わる業務ですね。

製品の生産数の基準になるだけに責任も重くなります。反面、需要があたった時はうれしいですね。2014年の4月に消費税が5%から8%になったのですが、増税前の駆け込み需要がどれくらいあるかという予測を行いました。その前の消費税の増税は3%から5%になった1997年。かなり前ということもあり、過去のデータがなかったのです。営業やマーケティングの面々と立てる未来予測だけが頼りでしたが、欠品もなく精度の高い需要予測をすることができました。その後は、資材購買の部署に異動しました。

資材購買の業務はどんなものでしょうか。

主に2つの業務を担当しました。ひとつはサプライヤーから資材を購入すること。もうひとつの担当は、輸出入の貿易事務的な業務です。これまでは、基本的に社内の人としかやりとりがなくデータと格闘する日々だったのですが、一転して外に出ることが多くなりました。資材やパッケージ、印刷などに関しては工場でご指南いただいたり、先輩に教えてもらったりして学びました。輸出入の貿易事務に関しては、貿易実務検定をとるなど、自分で勉強しました。

それから、eコマースの立ち上げに関わるわけですね。現在はどんな役割を担っているのでしょうか。

最初は一人でやっていたのですが、まず業績予測を行いました。その後、eコマース専用の商品をつくるために、マーケティング部門へのヒアリングを継続しています。eコマースでは、ある商品が購入される時は、この商品がアップセルで買われるケースが多いなど、独特の消費者行動があります。消費者の行動や心理を知るためにも、マーケティングとの連携はとても重要です。

高尾さんのキャリアは、商品が生まれるところから市場に出るまで、サプライチェーンを横断的に関わっている印象ですね。

eコマースだけじゃなくリアルなマーケットでも、マーケティングのアイデアを実現するのがサプライチェーンだと思っています。商品をつくるだけではなく、ビジネスとして成立させなくてはなりません。安くつくりたい、大量につくりたい、高品質なものにしたい、在庫はもちたくないなど、それぞれの部署が異なるKPIをもっているので、ビジネスとして全体最適を考えながらマーケティングのアイデアを実現していくことが大事です。

各部署のKPIが異なる?

例えば資材購買のようになるべく安く資材を購入するというKPIをもつ部署があれば、コストがある程度かかっても高品質なものを生産したい部署もある。在庫をなるべく下げたい部署と欠品0%を目指す部署でもKPIは異なります。同じサプライチェーンでも、矛盾するターゲットをもつので、全体最適が非常に難しくなります。大切なのは、それぞれの立場を理解すること。正しいと思う物差しがそれぞれ違うので、妥協点を見出していく必要があります。昨年よりも売上を大きくするという全体目標をベースに、そのためにどう貢献していくかという意識をもつことが大切だと思います。

長距離ランナーとしての資質が今の業務にも活きている。

そうした全体を網羅的に見られる視点は、ユニリーバでの経歴が育んだものなのでしょうね。学生時代はどんな活動をされていたのでしょう。

農学部で霜降りの入ったおいしい牛肉をつくるための研究をやっていました。牛の目の充血とビタミン、霜降りには相関があるのですが、毎月毎月牛の目の色を計り続ける必要があります。そこにモチベーションを感じられなくなったのです。同期が大学院に進む中、私だけが就職を目指すことになりました。

就活はどんな観点で回ったのでしょうか。

女性が働きやすいこと。女性でもサブとしてではなくしっかりと活躍できる環境。それからメーカーがいいなと思いました。これは、将来子どもができて、お母さんの仕事は何?と聞かれた時にこれをつくっているのよと、目に見える身近な商品を扱っているといいなといった友人がいて、そうだなと共感したからです。女性が働きやすいメーカーという観点で就職先をしぼっていきました。

そうした中で、ユニリーバを選んだ理由は?

ユニリーバを調べていくと、環境負荷を減らし、社会に貢献しながらビジネスを成長させるというビジョンに出会ったのです。それを実現させるための青写真として、ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランというものがあった。その中で、売上を2倍に、環境負荷は2分の1に」というコミットがあったのです。CSRの観点で環境問題に言及する企業はありますが、実際の数値でコミットする企業がなかった。しかも、最高経営責任者のポール・ポールマンが「社会をより良くするために企業が変わらなければならない」という、メッセージを寄せていて、強く共感したのが決め手となりました。

社会起業家的な面もあるのですね。

大学時代、TABLE FOR TWOという国際貢献活動に参加していました。これは先進国で販売する健康食の代金の一部をアフリカの子どもたちの給食支援に充てる活動です。そうした経験も影響しているかも知れません。ただ、中学高校と公立の学校に通っていて、その中で実に多様な人たちと時間を共有してきました。残念ながらあまり勉強する機会を与えられなかった人もいます。自分はとても恵まれていたと思っています。これまで自分が得てきた力や勉強してきた知識を、自分が豊かになるためだけに使うのは違うと思っていました。ユニリーバのような会社に入れば仕事をしながら社会貢献への意識をもち続けることができると考えたのです。

中学高校時代は、どんなことに熱中していたのでしょう。

陸上です。駅伝や5000mなど、長距離をやってました。困難に直面しても、歯を食いしばって決してあきらめないこと。その精神を陸上から学びました。今、eコマースという新しい挑戦を続けていますが、新しいことには必ず反発がくるものだと思います。ネガティブなフィードバックがきても決してめげない。反対意見から逃げて聞かないようにするのではなく、粘り強くその必要性や意義を伝え続ける。まさに、長距離を走っているような感じです。

最後になりましたが、就活生にメッセージをお願いします。

わざわざ会社に自分を合わせる必要はないと思います。会社のビジョンや実現したいことと自分のやりたいことや志向性が合致するかどうかが大切。なので、会社のビジョンをネットや会社案内などで把握すること。それ以前に自分のやりたいことや大切にしていることを明確にすることが重要です。30年後の自分にコミットしなくてもいいから、今の自分のベストな選択をすればいい。合わなかったら、軌道修正すればいいのだと思います。

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この人が所属している企業

ユニリーバ・ジャパン

食品, 飲料, 化粧品, 日用品

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  • 世界最大級のグローバル消費財メーカー
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