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    新日鐵住金の面接を通して、
    人生を深く考えるきっかけを得る。

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    林 剛志
    原料第一部燃料第二室
    主査

    学生時代にキャリアを選択する上で大事にしていたことを教えてください。

    「責任感」と「影響力」という価値観との出会い。

    大学は法学部法律科に所属していました。大学3年の就活直前まで弁護士を目指して司法試験の勉強に励んでいました。そんな折、弁護士の知り合いと話す機会があり、その方の考えにふれて驚いてしまったのです。純粋に人を救いたい。人の権利を守りたい。そんなボランタリー精神にあふれていました。自分は一切考えたことがなかったし、ボランティア活動などの行動経験も一切ない。本当に自分がやりたいことなのか。自分に適性はあるのか。そんな不安が頭をもたげ、他の職業についての見聞を広げてみたくなりました。すると、就活を通じて新たな価値観の軸として「責任感」「影響力」という言葉が降りてきました。

    それを大事にしたいと考えるようになったきっかけは何でしたか。

    新日鐵住金の面接で体験した内面をえぐられる質問。

    まさに、新日鐵住金の面接で得られたことです。責任感や影響力という言葉は、あらゆる場面で使える比較的便利な言葉です。「影響力のある仕事がしたい」など、簡単に使えて響きもいい。でも、その深層が大事なのだと、面接での質問によって気づかされたのです。一般的な企業の面接では、「影響力のある仕事がしたい」と発言したら、それに対する言及はなされないケースが多いと思います。しかし、新日鐵住金では、「あなたが感じる責任感とはどんなものですか」「あなたが求める影響力とは何ですか」というような深層に迫る質問を返され、責任のあり方について深く考えるきっかけとなりました。同時に、そうした深い質問を展開する会社に対して共感を抱くようになりました。

    過去を振り返ると、「責任感」「影響力」が腑に落ちた。

    自分の過去を振り返ると、中学・高校時代に夢中だったスキー部ではキャプテン。大学時代のゼミでは代表を務めていました。常に責任のある立場で困難を背負い、それを自己成長につなげることをモットーとしていました。多くの人に影響を与えることも好きでした。責任感と影響力は、自分の人生の中でとても大きな存在で、大切な行動指針だったのだと気づきました。

    学生時代の就職活動はどのように行いましたか。

    消費者に近い川下から川上へと登って行く。

    司法試験を目指していた関係で、就活は遅いスタートとなりました。まず、不動産デベロッパーを見ていました。そして、メーカーに行き、父親が素材産業にいたこともあり、社会の根幹を築くような素材や原料を扱う企業に興味を抱きました。消費者に近い川下から川上へと登って行った感じです。川上になるほど、社員が背負う責任や社会への影響力も大きくなるように思いました。そして、新日鐵住金と出会うわけです。

    最終的に入社の決め手になったことは何ですか。

    面接における深い話の数々に感銘。

    先ほど言いました責任感と影響力についてはもちろん、その他にも人生について深いやりとりをたくさん行うことができました。仕事や生活など、あらゆるテーマにおいて本質を捉えようとする意識と姿勢が垣間見え、そこに企業の文化を感じることができました。それは、私にとって非常に心地よい時間でした。メーカーや製造業といった業界の選択、営業や開発などの職種の選択などの絞り込みも一切関係なく、単純に新日鐵住金という会社に惹かれたのです。

    働き始めてから入社前とのギャップはありましたか。

    責任の重さをチーム全体で背負う。

    最初に配属されたのは原料第二部で、鉄鉱石の調達を担当しました。鉄鉱石や石炭などの原料は、ほぼ輸入に頼っています。ブラジルやオーストラリアなどの原産国から船で輸入するのですが、いつどのタイミングでどの鉄鉱石をどこの製鉄所に入れるかを計画します。鉄鉱石の量や金額も大きく配船もコントロールするので、相当なプレッシャーです。責任という文字が重くのしかかりますが、チーム全体で責任を背負う風土があり安心感がありました。

    現場の熟練工と築くことができた信頼関係。

    製鉄所で労政人事を担当した経験は、大きな成長機会を得ることができました。ちょうど会社が合併した頃で、いくつかの製造設備を止める必要が生じたのです。私たちは異動があたり前ですが、現場の職人さんは一つの製鉄所で職務を全うします。設備に対する思い入れも強く、現場が変わるというのは相当辛いこと。リストラは会社のポリシーとしてやらないのですが、労政人事は配置転換を決める仕事なので、職人さんの人生を変えてしまう責任の重さを痛感しました。また、現場では職人さんと胸襟を開いて話し合い、正直に本気でぶつかり合うことで強い信頼関係を築くことができました。逃げずに喧嘩したり、飲みに行ったり、あの日々はかけがえのない宝物。うちの社員は、誰もがそんな現場での思い出をもっているはずです。

    今後はどのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

    多様な業務を通じて、様々な経験を積みたい。

    原料採掘のメッカであるオーストラリアへの赴任を経験したい。うちの会社は理念をもって本質を追求する人が多いので、そういう社員を適材適所に配置する人事の仕事もやりたい。営業も最前線で様々なことにチャレンジしたいです。明確なビジョンを一つもつのではなく、様々なことを経験したいと考えています。

    自身のキャリア選択に迷っている学生へのアドバイスをお願いします。

    自分に合う会社を見つけるため、まず自分を知る。

    キャリアを選択する上で最も大切なことは、自分を知ることです。自分と合う会社を見つけるのが就活で、合うか合わないかは人それぞれで良し悪しではありません。自分に合う会社を見つけるためには、まず自分を知る必要があります。そのために、過去の自分を振り返ってみてください。何をやる時わくわくしたのか。何をやりたくなかったのか。それを考え抜き、自分を理解している学生は面接の席でも発言に説得力が出てくると思います。「この会社で働きたい」という時の根拠が明確で真実味が加わっていきます。

    チームで支え合いながら、社会の隅々まで鉄を供給。

    新日鐵住金と相性のいい人は、物事の本質を追求し実行に向かって逃げずに立ち向かえる人。一人で問題を解決するより、チーム全体で仕事を連携していくので、チームワークを大切にする人の方がいいでしょう。その辺りが個人のネットワークで仕事をする商社との大きな違いだと思います。新日鐵住金は、原料の調達から製鉄所での熟練工の作業、営業まで多様な人々が連携し、支え合いながら社会の隅々まで鉄を供給しています。一人でできることは何一つなく、全員が社会のため、お客様のため、そして仲間のために日々熱い汗を流しています。