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    社会の至る所を根底から支える鉄。
    その可能性は、まだまだ広がります。

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    Profile

    藤原 知佐子
    新日鐵住金
    総務部広報センター
    主幹

    学生時代にキャリアを選択する上で大事にしていたことを教えてください。

    学生時代にキャリアを選択する上で大事にしていたことを教えてください。

    学生時代は具体的な仕事内容はわからないので、自分にとっての「やりがい」を選択基準にしていました。私は、個性豊かなメンバーがそれぞれの役割を全うして一つの成果を追い求めるような仕事がしたいと考えていました。プロジェクトXをみて感激するタイプです。日本の技術を海外に展開し、途上国の発展に貢献できる仕事や社会を根底から支える製造業にも関心を寄せていました。

    それを大事にしたいと考えるようになったきっかけは何でしたか。

    中学校から高校・大学とバレーボールに熱中する中で醸成。

    中学校から大学まで体育会でバレーを続けました。個性豊かなプレーヤーのそれぞれの強みを束ねてチーム力として結実させる。その喜びと大切さを学びました。高校時代まではエースでキャプテンでしたが、大学時代は何番手かのアタッカー。そこで初めて自分の強みについて深く考えました。エースの子にないものを模索し、どうすれば自分の強みを発揮しチームに貢献できるか。一度レギュラーメンバーから落ちそうになって、腐りかけた時がありました。でも、腐ってもしょうがない。レシーブならまだまだ伸びる余地があると思い直して最後までやり抜きました。エースでキャプテンの時は気づけなかった価値だと思います。そうした中、リーグで5部のチームを3部まで引き上げることができたのです。一生忘れられない感動を味わいました。

    学生時代の就職活動はどのように行いましたか。

    留学帰りで友人がいない中、一人で就活に勤しむ。

    交換留学でオーストラリアに1年間行っていました。戻ってきた時は、同級生は卒業していて友人がいない状況でした。情報交換もできない中、一人で孤独な戦いを続けました。グローバルに活躍できるフィールドで、社会の発展に貢献できる企業を幅広くエントリー。銀行、商社、メーカー、インフラなど、様々な企業を見て回りました。企業の方々とお会いするのも初めてで、業務や仕事に対する思いなど、様々なことを教えていただき、すべての企業が面白いと思いました。

    最終的に入社の決め手になったことは何ですか。

    製品・技術に対する自信と現場に対する誇りが感じられた。

    私にとっては商社や銀行は、ホワイトカラーの方々の集合体というイメージでした。一方、製造業は製造現場を持っていることもあり多様な人々が働いています。バレーボールでもそうでしたが、私は様々な人々がそれぞれの強みを活かしながら、チームとしてのパワーを発揮することに魅力を感じるタイプです。日本の製造業の強さは、そんな強みをうまく構成する総合力にあるのではないでしょうか。新日鐵住金は、その典型だと思いました。面談は何回もあったのですが、すべての方が現場に対する誇りと思いを語っていたのが強く印象に残っています。自分たちの製品に揺るぎない自信をもっていて、その土台に現場への信頼がある。そんなところに惹かれました。

    働き始めてから入社前とのギャップはありましたか。

    社会の至る所で活用されている鉄の素晴らしさ。

    入社前は鉄に関する知識はほぼなかったので、入社後はその素晴らしさに驚いています。素材である鉄鉱石も実に豊富な種類があり、様々な工程を経て高品質な鉄になる。それらは、船や鉄道、自動車などの交通インフラや壮大な設備、暮らしの中の様々な製品など、社会の至る所で活用されています。実は、鉄はまだまだ進化すると言われており、その可能性は入社前とは想像できないほどの大きなギャップがありました。

    先輩の励ましやサポートのもと、多彩なキャリアを形成。

    最初に配属されたのは企画調整部門で、営業のサポートや販売計画を立てる部署でした。現場を希望していたこともあり、膨大な量の資料作りなどの事務作業が辛くて壁にぶつかっていた時期もありました。そんな時、先輩から「今つくっている資料は、営業の役に立ち、大切な意志決定につながるものだぞ」と、励まされマインドチェンジできました。先輩や上司が様々な局面でサポートしてくれる風土があり、特に新人時代は助かりました。3年後には念願の現場である八幡製鉄所に赴任。生産管理の仕事で現場の人たちと温かい信頼関係を築くことができました。

    二度の出産・育休を経て女性にとっての働きやすさを実感。

    製造業は男性の職場というイメージがありますが、女性の活躍する場が少ないということはありません。私は八幡製鉄所の後、営業に異動となり二度の出産を経験しました。一人目の子は1年、二人目の子は10ヶ月の育休。通常1年半の育休をとれるのですが、早く職場に復帰したくて1年半を待たずに戻りました。一人目の時はそのまま営業部に復帰し、二人目の時は現在の広報センターに復職したのですが、いずれも周りの温かいサポートを得られスムーズに戻ることができました。現在は、二人の子育てに奮闘しながら業務を全うしています。自分のスケジュールを上司と共有してマネジメントしています。まだ利用はしていませんが、在宅勤務制度もあるのでいざという時も心強いですね。

    今後はどのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

    会社の認知度&ブランド力向上へ、全力でぶつかりたい。

    現在従事している広報センターでは、メディア担当ではなく広報誌や広告、パンフレットなどの制作物を企画・制作しています。コンセプト決めや企画立案からできるのでやりがいもあります。社名や事業内容について、鉄について、技術力について、私たちのことをより多くの方々に知ってもらうのが今のミッションです。将来の具体的なビジョンはまだ明確ではありませんが、現在の部署にいる以上、認知度とブランド力向上というミッションを全うできるよう全力でぶつかりたいです。

    自身のキャリア選択に迷っている学生へのアドバイスをお願いします。

    自分の足と目で見て、自ら判断することが大切。

    今の時代は、就活に関する情報があふれています。情報収集は大切ですが、会社の知名度やイメージに惑わされず、自分の目で見て、自ら判断することが大切だと思います。そのためにも、自分の足で会社を回り、会社の事業内容や社内の雰囲気などを自分の目で見たり、社員から直接聞くことです。入社しても想定通りではないこともあります。そんな時、自分で判断していないと、人のせいにしてしまう傾向があると思います。新日鐵住金は、自分たちが鉄の製造・供給を閉ざすわけにはいかないという責任と使命感をもって日々邁進しています。自然の恵みである鉄鉱石から、社会を根底から支える鉄を製造・供給する。それは、想像以上にダイナミックで可能性に満ちた仕事です。