世界No.1の座を獲得し、維持する原動力となっているのは、研究開発から製造、販売、企業運営に至るまでの総合力にあります。
エンジニアリング、マニュファクチャリングのみならず、素材、部品レベル、あるいは電磁気学、トライポロジー、熱・流体、振動・音響などのサイエンス領域まで、それぞれの分野で豊富な経験と深い知見を持つプロフェッショナルの存在がNIDECの大きな特徴。
世界で使用されている電力の50%以上をモータが消費しているといわれる状況の下、NIDECは高効率・高機能モータの開発・製造を通じて、世界の省エネと発展に大いに貢献しています。
NIDECは、モータに付属するマグネットと汎用電子部品を活用した、高精度なモータ制御を実現する位置検出技術 Zigne®を開発しました。
従来、ブラシレスDCモータでは、磁気センサ、代表的にはホールセンサの取り付けや感度などの「ばらつき」により正確な位置検出が困難でしたが、当社は「ばらつき」を補正するアルゴリズムを開発し、汎用マイコンを活用して位置検出の精度を向上させることに成功しました。
特長は、「低コスト」「小型」「多彩な出力形式」です。位置精度については、環境温度:-40~125℃の条件下で位置誤差:機械角±0.1°未満を実現しています (2020年10月現在)
高精度かつ高応答なモータ制御を実現でき、ミシン等の機器に使えるようになりました。
幅広い業務経験と多様な知識を備える知財部員の育成に取り組んでいます。
特に、若手のころから特定の技術領域を担当者として受け持ち、その技術領域に対してどのような知財活動を行うかを自ら計画・実行することで、様々な業務をプロアクティブに進める人材を育成しています。
担当者として受け持つ技術領域についても固定するのではなく、ローテーションすることで異なる環境下での業務を経験する機会や、新たな知識を得る機会を与え、知財プロフェッショナル人材を育てています。
また、知財部員がそれぞれに目指すキャリアに向けてスキルマップを活用します。スキルマップは業務の熟練度や経験した業務範囲を数値化するもので、次に強化すべきスキルを把握したり、キャリアプランの見直しを手助けします。