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    公共性が高く、中小企業の経営者と
    一緒に成長できるのが魅力です。

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    Profile

    吉原翼
    中小企業事業本部
    事業企画部 企画調整グループ
    グループ長代理

    学生時代にキャリアを選択する上で大事にしていたことを教えてください。

    相手の真意をくみ取る力

    学生時代から、「相手が何を考え、何を求めているのか」ということを考えて行動することを常に心がけてきました。学生生活の中では、自分中心に物事を考え、意見を言うことは簡単です。しかし、仕事を行う上ではそうはいきません。だからこそ、相手の真意をくみ取り、行動に移す力を大切にしてきました。

    それを大事にしたいと考えるようになったきっかけは何でしたか。

    様々な経験によって醸成された価値観

    具体的なきっかけがあるわけではなく、様々な経験を重ねる中で醸成されました。一つあげるならば、中学、高校、大学とずっとサッカーをやってきたことが大きかったかもしれません。サッカーは11名で行うチームスポーツで、一人の力だけではどうする事も出来ません。相手に出すパスの精度ひとつで、その先のプレーの流れが変わります。味方がプレーしやすい場所にパスを出す、味方の前にスペースを作るためにおとりとなって走り切るなど、仲間を生かすプレーこそが、チームプレーの真髄だと思います。こうしたサッカーでの経験等を通して、相手のことを考えて行動することが自然に身に付いたのではないかと思います。

    学生時代の就職活動はどのように行いましたか。

    大学で学んでいた「公共経済学」が活きる仕事

    大学時代は、公共経済学を学んでいました。政府や地方自治体などの公共部門には、社会全体がより良くなるよう具体策をもち、実行していく役割があります。公共経済学はそれら公共部門が行う経済活動を経済学の側面から分析し、市場のメカニズムだけでは解決できない問題を解決するための学問です。この学問を活かすための就職先の一つとして、金融機関がまず浮かびました。

    日本公庫か民間金融機関に絞って就職活動を行う

    日本政策金融公庫の他、メガバンク、信託銀行など、最初から日本公庫か民間金融機関に絞って就職活動を行っていました。当時はリーマンショック直後ということもあり、政策金融機関の役割・存在意義を強く感じ、職員との対話の中で日本公庫がとても魅力的だと思いました。

    最終的な入庫の決め手は何ですか。

    公共性の高さ、様々な経営者とやり取りできる魅力

    一番は、公共性の高さです。公共経済学を学んでいたことから、社会全体にとって有益なことを追求していきたいと考えていました。日本公庫は、国の政策を金融面で実施していく機関であり、自社の利益でなく、お客さまである中小企業のために仕事ができる点が非常に魅力的でした。最終的な決め手は、職員の方と話をした時に、若いうちから様々な経営者と直接対話し、現場を見ることで自分自身が成長できる機会がたくさんあると聞いたことです。

    働き始めてから入庫前とのギャップはありましたか。

    経営者と対話することの面白さ・やりがいは想像以上

    最初に配属されたのは福岡支店でした。バックオフィス業務を半年経験した後、融資担当として福岡市や八女市のサービス業や飲食業を中心に70社ほどのお客さまを担当しました。元々、経営者の方と直接やり取りできることに魅力を感じていましたが、実際に経験するとその面白さ・やりがいは想像以上でした。中小企業事業のお客さまは従業員数十人から数百人を抱える中堅中小企業がメインです。そういった企業の成長のために何ができるのかを経営者と一対一で話しながら懸命に考え実践し、良い結果が出ることでお客さまから感謝されます。その積み重ねによって元気な会社を増やし、それが地域の活性化に繋がっていき、さらに、その活動を通じて自分自身も成長することができるのです。

    転勤の際にいただいた感謝の言葉

    福岡支店時代に築いたお客さまとの絆は私にとってかけがえのないものです。東京へ転勤する時に、担当していた地区に挨拶回りをしたのですが、その際、たくさんの経営者から「吉原さんが担当してくれて本当に良かった」「ぜひまた戻ってきてくれよ」という予想外の嬉しい言葉をいただいたのです。新人の担当者でおそらく至らない点も多くあったにも関わらず、そのようなお言葉をいただけて胸にこみ上げてくるものがありました。

    今後はどのようなキャリアを歩んで行きたいですか。

    現在の部署の経験を携えて、また現場に戻りたい

    現在の部署は、予算要求や国会対応など、国との折衝を多く行う部署で、日本公庫の役割や存在を俯瞰して見ることができる点など、非常に良い経験になっています。融資の現場に戻った際にも、融資の現場に戻った際にも、この経験を活かして、お客さまに対し前回とは違った貢献ができるのではないかと考えています。

    自身のキャリア選択に迷っている学生へのアドバイスをお願いします。

    広い視野を持つことが大切

    自分のやりたいことを明確にしなければと、思い込まずに、視野を広く持ってください。例えば、融資だけをやりたいと考える場合、融資以外の部署だとモチベーションが下がってしまいます。地元を活性化したいという目標の場合、地元に配属されないと、やりたいことができないと感じてしまいます。就職活動はゴールではなくスタートなので、「公益性の高い仕事」「自分が成長できるフィールドがある仕事」など、自分のやりたいことを幅広く考え、まずは与えられた仕事をしっかりやることが大切です。その中で、自分のやりたいことが見えてくるのだと思います。

    多くのことに興味を持ち、主体的に動ける人と働きたい

    若いうちは失敗してでもたくさんの経験を積むことが大切だと思います。だからこそ、自分の仕事じゃないからやりません、ではなくチャレンジ精神を持ち続け、困難なことに積極的に立ち向かえる後輩が入庫してくれることを楽しみにしています。