伊藤忠丸紅鉄鋼(MISI)は、2001年10月1日、伊藤忠商事の鉄鋼部門と丸紅の鉄鋼製品部門が分社・統合し誕生した「鉄鋼総合商社」です。
総合商社としてはライバル関係にある2社が、大手総合商社として初の事業統合に踏みきり、総合商社の総合力を維持しつつ両社の事業基盤、人材、ネットワークなどの豊富な経営資源を統合することによって、それまでには成し得なかった鉄鋼総合商社ならではの多彩な機能・サービスを全世界の鉄鋼マーケットへ提供することを可能にしました。
2つの総合商社のネットワークを含めた幅広いチャネルをフル活用し、事業会社の経営や情報共有など様々な場面で役立てています。
伊藤忠商事と丸紅の出逢いが、お互いの既成概念という殻を破る大きな契機となりました。
徹底的な議論を通じて、あるときは双方の優れた意見や流儀を受け入れ合い、またあるときは全く新しい第三のアイデアが生まれるようになりました。
2つの企業文化が溶け合う中で育まれた、この“しなやか”で“強靭”なチームワークと信頼関係こそが、ハイブリッド企業としての「MISIの力」であると私たちは確信しています。
統合から20年以上経過した今、MISI設立後に入社した社員が全体の7割以上を占め、企業内の文化的融合はさらなる段階へと歩みを進めています。
両株主会社のDNAと伝統を重んじつつも、当社らしい「MISIの力」を一丸となって発揮し、新たな価値を創造していきます。
鉄鋼流通商社として、お客さまの成長と企業価値の向上に寄与し、かかわるすべての人とともに、より豊かな社会を実現する。その追求により、私たち一人ひとりが成長し、会社の成長と重なり合う。これが、MISIのありたい姿です。
私たちは、この姿を実現していくために、これまで積み上げてきた機能を進化させ、より多様なニーズにタイムリーに応えていきます。
広い視野と高い視座をもって時代や社会の変化を先取りし、既存のバリューチェーンや産業構造の本質的な課題まで踏み込んで、付加価値の高いソリューションを提供していきます。
商社という枠を超えて、自らリーダーシップをとって新しいビジネスモデルを創り出していきます。
MISIが最も大切にする資産は「人」です。
一人ひとりの「個」の能力・パフォーマンスを高めていくことが、鉄鋼総合商社として高度な機能を発揮し、高い付加価値を創出して競争力を向上することにつながると考えます。
この実現に向けて「OJT・ローテーションの実施」、「グローバル人材教育への取り組み」を軸に、目まぐるしく変化するビジネス環境下でもグローバルに活躍しうる「個」の成長を促進していきます。
▼主な研修制度
ロジカルシンキング
英語研修、e-ラーニング
ビジネススクール派遣
リーダーシップ研修
人材マネジメント研修
など