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世界と日本のために何ができるのか。

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佐野 悠一郎
民間連携事業部 海外投融資課
主任調査役

学生時代にキャリアを選択する上で大事にしていたことを教えてください。

日本と世界をつなぐ仕事を、日本代表としてやりたい。

学生時代に日本と世界の関係に興味を抱きました。就職活動は、日本と世界をつなぐ仕事を、日本代表としてやりたい。そんな気持ちを抱きながら様々な企業・組織を見て回りました。就活を続ける中で公共性という軸も加わるようになりました。

それを大事にしたいと考えるようになったきっかけは何でしたか。

留学先のオレゴン大学で、途上国の課題に関心を抱く。

子供の頃からサッカーばかりしていました。将来はスポーツビジネスの世界で仕事がしたいと思い、スポーツマーケティングの勉強をするためオレゴン大学に留学しました。将来は、JリーグやJリーグのクラブチームで働くことや、アスリートのエージェントになることを目指していましたが、オレゴン大学で所属していたサッカーチームの仲間との交流によって気持ちが大きく動いたのです。チームメイトには、ナイジェリアやセネガルといったアフリカからの留学生が多く、彼らから現地での暮らしや途上国の課題を聞き、関心が芽生えていきました。

NGOの活動で感じたやりがいと限界。

オレゴン大学から帰国すると、開発経済や途上国支援に関するゼミやNGOに参加するようになりました。ルワンダの内戦で未亡人になってしまった方々の支援活動にも参加し、やりがいと同時に限界も感じました。と言うのも、未亡人の方々に所得向上につながる職業スキルをつけてもらうため、ミシンを贈って洋裁技術指導を行う活動なのですが、一度に支援できる人数には限りがあります。でも、その背後には何千人という同じ環境に置かれた未亡人の方々がいるわけです。もっと根底から国全体の成長を支えるようなアプローチが必要なんじゃないか。そんな気持ちが湧き上がってきました。

学生時代の就職活動はどのように行いましたか。

JICAの他に商社、海運なども視野に。

帰国してからゼミやNGOに参加して途上国支援に関する勉強と経験を積み、就活に臨みました。その頃には、日本と世界をつなぐ仕事がしたいという気持ちが固まっていました。ただ、大層な志があったというよりは、「面白そう」「やってみたい」という興味の方が勝っていました。JICAの他には商社や海運の仕事にも関心がありました。

最終的に入社の決め手になったことは何ですか。

世界のために日本のために何ができるのか、熱く語れる人が多い。

OB訪問や面接を通じて、多くの先輩職員にお会いしました。世界にために日本のために何ができるのか。そんな熱いトークを繰り広げる人が多く、面接の過程でどんどん惹かれていきました。それと、NGOの活動で感じた限界のことも根底にありました。途上国の経済成長や貧困削減といった課題に対し、パブリックセクターからインパクトの大きい仕事がしたいと思い、最終的にJICAを選びました。

働き始めてから入社前とのギャップはありましたか。

JICAがやれることはとても大きい。

社風はイメージ通りでした。世界のため日本のために全力で働く先輩に囲まれ、自分の力不足を痛感しながら必死に働いていたら、あっという間に10年が過ぎました。ギャップという意味では、現地での存在感とJICAがもたらすインパクトは、想像をはるかに超えていました。最初に担当したのはウガンダの電力事業だったのですが、ウガンダ政府からの信頼はとても厚く、それが私のモチベーションの源泉にもなりました。また、ウガンダでは電力不足により毎日停電が発生していたのですが、この事業の目的はウガンダの発電能力を2倍にして停電をゼロにすることでした。事業完成後にウガンダの人々の暮らしがどのように変わるのか、わくわくしながら仕事に取り組んだことを思い出します。

JICAにしかできない仕事を。

ウガンダでの電力事業は、ウガンダ政府に対する融資の案件で、アフリカ開発銀行との協調融資プログラムでした。JICAが主に支援するのは相手国の公共事業です。国づくり、まちづくりを支える重要な任務です。JICAが行うのは融資だけでなく、相手国の政策や制度づくりを支援するために日本から専門家を派遣したり、相手国のキーパーソンを日本に招聘して研修を行ったりもしています。また、現在所属している民間連携事業部では、民間企業が行う事業に対するファイナンスも行なっています。機能としては銀行をイメージしていただくと分かりやすいかと思いますが、出融資先は国の発展や開発に貢献する事業に限られるなど、出融資の目的は市中銀行と大きく異なります。途上国での事業は一般的にリスクが高く、市中銀行だけでは出融資を行えないことも多くあります。そのような場合に、途上国の開発をミッションとするJICAがファイナンスを行うことで事業を成り立たせる、そうしたJICAにしかできない仕事にやりがいを感じています。

若手でも大きな舞台に立つことができる。

最初に担当したウガンダの電力事業では、2年目の春に一人で現地へ出張して審査を行いました。JICAの代表としてウガンダ政府高官や関係機関のシニアメンバーと対峙。エネルギー省や送電公社と事業計画について協議し、財務省と融資契約の交渉を行いました。若手にもどんどんバッターボックスに立たせる。与えられる役割の大きさは想像以上。プレッシャーもありましたが、日々のチャレンジを通じて自分の成長を実感することができました。

今後はどのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

スーパージェネラリストになりたい。

JICAで多数の経験も積んだ現在、プレーヤーからマネジメントにポジションが変わりつつあります。今後はいかにチームとして成果を出していくかを考えていかなくてはいけません。私自身は、様々なエキスパートを束ねるスーパージェネラリストになりたいと思っています。現在、JICA内には様々なプロジェクトを通じて獲得した膨大な知見が蓄積しています。それらを集めていかに相手国政府や民間事業者に対して良い提案をしていくか。開発課題に対するソリューションは単一ではありません。例えば電力の課題を解決するためには、電力分野の知識だけでなく、ICTやFintechの知見も活用できるかもしれません。多様な専門性を統合して、新しい価値を提供していく。そんなスーパージェネラリストになりたいと考えています。

どのような人と一緒に働きたいですか。

明確な目的意識と情熱をもって働く。

なぜ、この仕事をやっているのか。誰のために、この仕事をやっているのか。そんな明確な目的意識と情熱をもって、楽しく仕事ができる人と一緒に働きたいと思います。プロジェクトに参画する関係者は多種多様で、国によって常識や規範も異なります。プロジェクトが思い通りに進捗することはほとんどありません。そんな中、忍耐強く取り組める人、困難すら楽しめる人が向いていると思います。そうしたうまくいかない状況で自分を支えてくれるのが、明確な目的意識と情熱です。かつての上司に言われた言葉があります。「お前の仕事が1日遅れると、道路や水道整備が何日も遅れてしまう。それで、どれだけ現地の人が困るのか想像力を働かせろ」。途上国の開発に携わる身としては、それくらい厳しく取り組む姿勢も必要です。責任感をもって自分の仕事にコミットできる人、そんな方々にお会いしたいですね。

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国際協力機構(JICA)

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  • 開発途上国の「国創り」への貢献
  • JICAならではの知見を活かした民間企業との連携
  • 若手のうちから海外の現場経験を積み、キャリアを磨く
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