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自分らしく働ける、自身の言葉で語れる、
その直感を信じました。

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田中 智子
農村開発部
農業・農村開発第一グループ
第二チーム
主任調査役

学生時代にキャリアを選択する上で大事にしていたことを教えてください。

食に関わる仕事がしたい。自分らしく働ける環境で働きたい。

もともと食に関心があり、大学で専攻していたのはバイオテクノロジーの研究です。大学院に進んで研究を続け、食品メーカーや製薬メーカーの研究に携わるのが既定路線ですが、研究を継続させるイメージが持てず、大学院には進まずに就活を始めました。当時は就職氷河期で、とにかく内定が取れればよい、という風潮もありましたが、就活を進める中で本当にやりたい仕事は何か、自分の言葉で語れているか、そんな疑念が湧き上がってきて、自分らしく働ける環境で働きたいと思うようになりました。

それを大事にしたいと考えるようになったきっかけは何でしたか。

世界の食や農業の課題に責任のある立場で関わりたい。

海外、特に開発途上国に関心があり、大学時代はアジアやヨーロッパなど様々な国を旅行しました。最初は単純に食べることや見たこともない調味料、食材に関心がありました。そんな中、旅行先で訪れたアジアの農村で粗放的な農業を営む姿を見る機会がありましたが、一旅行者の分際で自分の知識や経験で無責任なことは言えない、できない、というわだかまりを強く感じました。研究室に多くの開発途上国からの留学生がいて、彼らにも多大な影響を受けました。

学生時代の就職活動はどのように行いましたか。

本当にやりたいことは何か、自分を作っていないかを自問自答。

就職活動は、研究職・理系職にはこだわらず、食品メーカーや製薬メーカー、商社などを見て回りました。当時は就職氷河期と言われ、就活生にとって厳しい状況だったこともあり、特にこだわり過ぎずに就活を続けていました。いくつか面接をこなし、食品メーカー、製薬メーカーからも内定をいただいたのですが、本当にやりたいと思っていることを語れているか、自分を演出していないか、違和感を抱くこともありました。

最終的に入社の決め手になったことは何ですか。

正解を意識せず素直に自分の言葉で語ることができた。

内定はいただいていたものの、旅行の際に感じていたわだかまり、就職活動中の違和感もあり、JICAを受けました。当時は7月という遅い時期から面接を行っており、もう一度就活を再開した感じでしたが、試験の小論文でも面接でも自分でも驚くほど、素直に自分の言葉で語り、意見をぶつけることができました。世界の食に対する問題意識、やってみたいと思っていること、その「正解」を意識せず、自分の考えを素直にぶつけましたが、それを受け入れてもらえ、ここなら自分らしく働ける、その直感を信じました。

働き始めてから入社前とのギャップはありましたか。

多種多様な人がいて、様々な意見を受け入れてくれる。

ギャップはまったくありませんでした。入構初日に「金太郎飴のような会社は目指していません」と言われましたが、その言葉の通り、多種多様な人がいて様々な意見を受け入れてくれる風土です。多くの国・地域、人種を超えた価値観に触れている組織だからこそだと思いますが、多種多様な意見を理解し、柔軟に変化に応じて最前の道を探ろうとする姿勢や仕事の進め方は、自分の価値観と同じものがあります。当初から開発途上国の食・農業の課題に関わりたいという思いがあり、それが叶ったのもうれしいことでした。JICAでは、2、3年ごとに人事異動を通じてキャリアを積み上げていきますが、私自身はキャリアの半分以上は農林水産分野に関わっています。

若手でも裁量権を与えられ、成長機会を得られる。

若手に与えられる裁量権の大きさは想像以上でした。最初に配属された部署では、中南米、アフリカの農業普及や研究の技術協力プロジェクトを担当しました。入構半年でエルサルバトルへ初めての海外出張。2年目には、アフリカの米栽培・普及に関する支援戦略の検討や関連機関への説明もまかせてもらえるようになりました。5年目からカンボジア事務所に赴任しましたが、農村開発・農林水産業セクタ―を任してもらい、カンボジア政府高官と交渉・協議する機会も多くありました。若手のうちから複数の「担当プロジェクト」をもち、計画全体を把握した上で、必要な専門家のリクルートや機材の手配をするなど、プロジェクト全体をプロデュースしていくことが求められます。これらの経験を通じ、大きな成長機会を得られます。

今後はどのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

途上国の方々と現場で働く経験をしたい。

入構して17年目、希望だった途上国の農業・食料問題に関わることができています。まずは海外で働く経験がしたい、と思っていたので、在外事務所での経験を積んだのち、結婚・出産・育休も経験しました。保育園の関係もあり、当初1年間の育休期間を半年に短縮して職場復帰しましたが、復帰当初、海外出張は年に1,2回にセーブし、担当も時差の少ないアジアの国々にしてもらうなど、職場でも復帰を後押ししてくれました。現在は復帰当初よりは出張の回数も増やしてはいますが、それでも海外出張の回数、期間も配慮してもらっており、ワーキングマザーとして恵まれた環境で仕事をすることができていると思います。これまでは、東京や海外のJICA事務所でのマネジメント業務が中心だったので、今後は、プロジェクトの中に入って現場で仕事をする経験もしたいと考えています。

自身のキャリア選択に迷っている学生へのアドバイスをお願いします。

納得するまで自分に問いかけて、自分らしく働く、を追及してください。

就職活動は長丁場なので疲れることもあると思いますし、まあいいか、と半ばあきらめてしまうこともあると思います。私自身は諦めずに就活を再開したからこそ、今の仕事ができていますし、自分がやりたいことは何か、を見つめ直す良いきっかけになったと思います。どんな仕事をしたいのか、納得するまで自問して、自分らしく働ける会社を選んでもらいたいと思います。

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この人が所属している企業

国際協力機構(JICA)

官公庁

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  • 開発途上国の「国創り」への貢献
  • JICAならではの知見を活かした民間企業との連携
  • 若手のうちから海外の現場経験を積み、キャリアを磨く
インタビュー
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