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ワンデーインターン
ワンデーインターン

就活中多く開催される「ワンデーインターン」。ここでは、筆者の体験談をもとに、企業理解ワンデーインターンをお伝えします。企業の選考を兼ねているなどといった噂を検証するとともに、メリットも紹介します。

ワンデーインターンの業務内容

プチ説明会

ワンデーインターンで行われるのは、企業のおおまかな説明です。ワンデーインターンでは1~2時間ほど取られている点で、内容の充実度は、合同説明会と個別の説明会の中間ほどです。通常こうした企業説明は、就活生に会社のことを知ってもらう機会とするために行われます。しかしそれだけでなく、こうした説明は、次に続く「グループワーク」とも関係があるのです。

企業活動を模したグループワーク

説明された手順に沿って、多くのワンデーインターンで行われるのが、グループワークです。お題はそれぞれ、その企業特有のものとなります。例えば、某自動車メーカーでは、現状のデータを参照しながら、海外での販促プランを改善するといったものでした。また、国内大手のBtoBメーカーでは、自社にある商材を用いた新規製品の企画を考えるというものでした。他業界の企業でも、その企業に関連したテーマがとりあげられることが多いようです。こうして実際の業務に近いグル-プワークを実践することで、企業理解を深めることができます。

企業理解の仕上げ、座談会

今まで、説明会、グループワークなどで行われなかった、学生からの社員への質問を行う時間です。説明会やグループワークでは行われなかった学生から社員へ質問する時間です。企業によっては、そうした座談会を設けています。概ねグループワークを担当していた社員が質問に答える形の座談会となるため、グループワークのフィードバックの後は少人数で聞くことができるようです。

ワンデーインターンのメリット

就業体験よりも企業理解の側面

先ほど、ワンデーインターンの冒頭に行われる企業説明を「プチ説明会」と称しましたが、総合的に見ると企業のことについて得られる情報の質・量は、企業説明会に匹敵してきます。そのため就活生にとって、企業理解として活用することをおすすめします。なぜなら、説明会や座談会などは、企業理解のために就活で行うことであり、グループワークも企業理解を意図し企画されたものが大半であるからです。そのため、就活を始めたばかりで企業のことをもっと知りたい就活生にとって、ワンデーインターンは、企業理解のためのいい機会になるでしょう。

採用とは関係ないのか?

ワンデーインターンにおいて、企業の人事にはどのような思惑があるのでしょうか。人事の思惑について断言することはできませんが、就活生はワンデーインターンだからといって気を抜かないのが無難です。企業が無償でインターンを開催する背景に、採用活動の意図がないとは言い切れません。というのも、筆者もあるワンデーインターンの後日、リクルーターがついたときがあるからです。

ワンデーインターンのまとめ

昨今、ワンデーインターンでは、就業体験だけでなく、企業と就活生の相互理解の側面を強めています。そのため、ワンデーインターンは、就業体験を積みたい方にとっては物足りなさを覚えることもあり、軽視されがちです。ところが、ワンデーインターンの強みは、企業理解に必要なものを一日で行うことができる点です。この強みは、就活をはじめたばかり、あるいはその企業のことをもっと知りたい方にとって、有意義なものに変わるでしょう。こうした強みを踏まえつつ、参加してみてはどうでしょうか。