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就活でよく検索されるのが「女子 人気企業」というワード。しかし、出てくるのは全国の学生を対象に調査したランキングばかり。実際に入社することを考えず、憧れや知名度だけで投票した結果であることも多くあります。自分と同じ上位校の女子にはどんな企業が人気か気になりませんか?早慶に通う筆者が自身の体験を踏まえながらご説明します。

上位校の女子に人気な業界

金融業界

依然として上位校の女子に人気が高いのが金融業界です。採用人数が多いこと、募集職種の幅が広いこと、安定していることなどが人気の理由として挙げられます。筆者の周りの友人の場合、3分の1が金融業界を志望している、もしくは志望業界の1つである、といった状況でした。上位校の女子に金融業界が人気である理由として「地域限定型総合職」の採用を行っていることがあります。地域限定型総合職とは、総合職と同等の業務を行いながらも転居を伴う転勤がない職種を指します。(詳しくは 上位校女子向け!就活における職種選びのすゝめ
転勤はしたくないものの、一般職では能力を生かしきれないと考える上位校女子だからこそ、志望する職種であるといえます。メーカーや商社で地域限定の総合職を募集している企業が少ないことも、金融業界に人気が集まる理由でしょう。

IT・通信業界

続いて人気があるのがIT・通信業界です。インターネットが広く普及し、需要が伸びている業界であることも人気の理由でしょう。通信業界の場合、地域によって細かく会社が分かれており転勤が少ないこと、都内の学生はそのまま都内で働くこともできる、ということから上位校の女子に人気があります。残業時間の少なさ、転勤の少なさから「ホワイト企業」と呼ばれることも多いです。また、IT業界の場合は文系ながらシステムエンジニア(以下SE)を志望する学生もいます。SEであれば転職しても通用する技術が身に付くこと、需要に対して人手が不足しており仕事が尽きないことなどが理由として挙げられます。筆者の友人にも、IT・通信業界に進む友人が数多くいます。

総合商社業界

上位校女子に高い人気があるのが、総合商社業界です。総合商社は一般職・総合職の募集をしていますが、上位校女子にはどちらも人気があります。まず、一般職についてご説明します。総合商社の事務は多岐にわたるため、高い能力が求められます。また、一般職ながら40代では年収1000万円を超えるといわれており、能力が発揮できるかつ好待遇であることが魅力です。上位校女子の場合、商社の総合職を目指す学生も多いです。これまで商社は総合職は男性ばかりといわれていましたが、近年は女性の採用も増えています。語学力やコミュニケーション能力などを生かして世界で働くことができることも人気の理由です。

上位校の女子に人気な企業

3メガ損保

上位校の女子に人気がある金融業界ですが、中でも「3メガ損保」と呼ばれる損害保険業界の大手3社は非常に人気があります。大手3社とは東京海上日動火災保険、三井住友海上、損保ジャパンを指します。これらの地域限定型総合職が上位校女子には人気です。地域限定型総合職を採用している企業には、実質一般職と同じ業務内容、という企業が数多く存在します。その中で3メガ損保では地域型総合職は全国型総合職と同じ業務をでき、昇格の道もあります。地域型ながら全国型の社員よりも給料が高い方もいるそうです。こういった理由から上位校女子に非常に人気の高い企業となっています。

NTTデータ

就職人気度ランキングでも上位に挙がっているNTTデータ。実際、筆者の周囲にもNTTデータを志望していた女子学生が多いです。人気の理由として、リーマンショック後も売り上げを拡大し続けた安定性、今後の成長可能性が挙げられます。文系SE採用の学生にも、1から教育を行うサポート体制も魅力です。基本的に転勤がないのもうれしいですね。

サントリー

就職人気ランキングでも上位にランクインしているサントリー。筆者の周りにもサントリーを受けている女子学生が多くいました。人気の高い食品業界ですが、中でもサントリーは福利厚生が充実していること、清涼飲料水において高いシェアを誇っていることなどが人気の理由として挙げられます。しかし、採用数が少なく倍率が高いため対策が重要です。
レクミーライブ

上位校女子が意外に志望しない業界

ここまで、人気の業界・企業をご紹介してきました。次に、全国の就活ランキングにはランクインしているものの、上位校女子で志望している人が意外と少ない業界をご紹介します。

旅行業界

就活ランキングで常に上位にランクインしている旅行業界。筆者も旅行業界を志望していましたが、周囲の友人で旅行業界を志望している人はほとんどいませんでした。選考に行った際も、東大早慶の学生は非常に少なかったです。友人に理由を聞くと、「旅行は趣味で十分。仕事とプライベートは分けたい」と話していました。ランキングと実情の差を感じた瞬間でした。

マスコミ業界

旅行業界のように、意外と上位校女子で志望者が少ないのがマスコミ業界です。周囲でマスコミ志望の友人はほぼいませんでした。この理由としてマスコミ業界は採用人数が少ないかつ選考が早いため、他の業界に切り替える人が多いことが挙げられます。

女性人気のある企業に関するまとめ

このように、発表されている就職ランキングと実際の人気企業・業界は意外と差があります。溢れる情報に惑わされず、ぜひ自分が本当に行きたい企業・業界と出会ってくださいね。