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就活をいざ始めようとすると、何をすべきかわからない学生さんも多いのではないでしょうか。その不安解消のために、まず、自己分析と就活の軸をはっきりさせていきましょう! エントリーシートを書き進めながら行う、一石二鳥の自己分析方法を紹介します。

自己分析とは

自己分析の目的

就活成功する人というのはどういう人を思い浮かべますか?企業情報に精通した企業マニア、面接上手な人、そういう人が受かると考えがちではないでしょうか。実は就活に成功している人の共通点とは、自分と企業のやりたいことが一致していることなんです!
まず自分がやりたいことの軸をはっきりさせる必要があり、その手助けとなるのが自己分析です。

自己分析とエントリーシートの共通点

「自分」を知る、知ってもらう

自己分析では、自分の過去、経験を客観的に振り返る、友人に聞いてみる、アンケートに答えるなど数多く方法はありますが、最終的なゴールは「自分」を知ることです。
エントリーシートも、企業側に「自分」がどのような人物であるのかを知ってもらうことが最も重要なポイントです。
どうせ、同じ題材を使うなら、エントリーシートの質問欄を活用しながら、自己分析を進めましょう。

原体験の書き出し

自己分析でもエントリーシートでも、「自分」を知るために必要な手段は体験談の書き出しです。抽象的な内容で終わるのではなく、具体的な体験談になればなるほど、自分が何を感じたのか、なぜそのような行動をとったのかがはっきりし、独自性を出すことができます。

エントリーシートを書き出す前に

エントリーシートを書き出すには体験談が必要ですが、すぐには思いつかない方も多いのではないでしょうか。自分の体験談を振り返る際に役立つ、モチベーショングラフを事前に作っておくことをおすすめします。

モチベーショングラフとは

モチベーショングラフは自分の経験を時系列順に振り返り、縦軸をモチベーション、横軸を時間として、モチベーションの上がり下がりを書き出したものです。このグラフを書き出す段階では、エントリーシートの話題になるかどうかは気にせず、今までの出来事を丁寧に思い出して書き出しましょう。

ターニングポイントの発見

グラフを書き出してみると、モチベーションが上下したポイントがはっきりします。その際に自分に何が起きたのか、何を感じたのかを振り返ってみましょう。モチベーションの振れ幅が大きいときは、何かしら自分にとって大きな影響を与えた経験が隠れているものです。
モチベーションがポジティブに変化した際には、達成感、喜びを感じた出来事、ネガティブに変化した際には挫折を感じた出来事を体験している傾向にあります。

エントリーシートの主要構成

エントリーシートで頻出項目となるのは、自己PR、学生時代頑張ってきたこと、志望動機の3つです。この質問項目に従って、自己分析を進めていきましょう。

自己PR

自己PRでは、自らの能力、経験によって、どのように障害を乗り越えたのかというのを意識して書いていきましょう。自己PRと聞かれると、何かしらの実績をあげていないといけないのではと考えがちですが、実績アピールにこだわる必要はありません。企業側も嘘か本当かわからない実績よりは、その人がどのような考え方をしたのかを見ています。障害・課題に対してどのように考え、打開策を考えたのかを詳しく書き出してみましょう。

学生時代力を入れたこと

通称、「ガクチカ」と呼ばれている項目です。自己PRが自分の持っている能力でどのように課題を克服したのかを書くのに対し、ガクチカではその体験を通して、新たに何を学んだか、何を身に着けたのかについて記述していくところに気を付けると、自己PRとの違いを出すことができ、話題を広げることができます。
自分の過去の経験の中で、大きく挫折したところから、学んだことを書くのもおすすめです。成功体験だけでなく、挫折経験もまた自分を知る上で重要なポイントとなります。注意すべき点として、エントリーシートの形にするには、ただ挫折しただけで終わるのではなく、そこから何を学んだか、その経験をどのように生かしたかにまでつなげていく必要があります。

志望動機

志望動機では、自己分析の内容だけでなく、企業の情報も知っている必要があるため、自己PR、ガクチカと比べると、自己分析をそのまま反映することが難しいです。ですが、過去の体験で、達成感を感じたこと、うれしく思ったことを書き出していくことで、自分のやりたいこと、志望をはっきりさせることができます。
企業分析を進めていき、企業の方向性、求める人材を明確にし、その方向性と自らの志望があっていることを書くことができれば、より説得力のある志望動機になるでしょう。

自己分析とエントリーシートのまとめ

就活の準備段階で必須となる自己分析。数多く方法がありますが、エントリーシートの話題となる体験談を振り返るだけでも、自分の考え方、性格を知ることができます。自己分析を確実に就活に生かすことのできる、エントリーシート並行型自己分析、ぜひお試しになってみてください。