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2021年卒の学生必見。今の学生はいつからインターンシップのために動き出せばいいのか?企業や業界ごとのインターンシップのスケジュール・やり方・募集期間を解説します。是非、これを参考に夏期のインターンシップに臨んでください。

インターンシップとは

インターンシップとは就業体験のことです。インターンシップをすることで、その仕事の業界・企業・業務内容について学ぶことが出来ます。実際に企業で働いてみることによって、就職する企業を決めるうえでの重要な情報源となります。

インターンシップの種類

インターンシップは長期・短期という2つに分類されます。1ヶ月以上のものを長期インターンシップと呼び、1カ月月未満のものを短期インターンシップと呼びます。


長期インターンシップ:スキルや経験を得ることを目的とした1ヶ月以上の就業体験。有給の場合と無給の場合がありますが、有給のものが多いです。特徴は実務に従事することが出来る点です。職場の中で職務に従事することを通してスキルを磨くことが出来ます。例:ベンチャー企業での営業インターンシップ(3か月間):実際に取引先に営業することができ、営業スキルが身につく。


短期インターンシップ:業界・企業・業務理解を目的とした1カ月未満の就業体験。一般的に就職活動における「インターンシップ」はこれを指します。無給の場合が多く、期間も1日で終わるものから2週間のものまで様々です。目的が業界・企業・業務理解なので短期間で企業から説明や理解のためのグループワークをする場合がほとんどです。また、内定までの選考要素を含んだインターン、合宿型のインターン、グループワークでの案が実際に事業化されるものなどもあります。

短期インターンシップのスケジュール

短期インターンシップも業界や企業によって実施期間がバラバラです。特に外資・ベンチャー・日系大手では大きくインターンシップの日程が異なります。どの時期に自分の志望業界・企業がインターンシップをしているのか把握したうえで、就職活動のスケジュールを立てることが重要です。今回は2019年卒の就職活動を参考にして説明していきます。

志望企業別のスケジュール

外資系企業のインターンシップ

外資系企業は一般的に日系企業よりも本選考の時期が早いため、その分インターンシップも早くなります。
外資系企業の例:
【外資系銀行】ゴールドマンサックス・ドイツ銀行・モルガンスタンレー
【外資系コンサルティングファーム】マッキンゼー・BCG・アクセンチュア
【外資系メーカー】P&G・ユニリーバ・ジョンソンアンドジョンソン
【外資系IT】Google・アマゾン・マイクロソフト・Yahoo
2019年卒の外資系企業のインターンシップスケジュールの例です。

外資企業の多くが夏のインターンシップに参加した学生の中から内定を出すので8.9月のインターンシップが大きな山場になります。しかし、インターンシップに参加すること自体が狭き門で、数多くの選考フローを経て参加が決まるため、早期からの対策が必要になります。


ここで外資系の銀行であるモルガンスタンレーの投資銀行部門の選考フローをご覧ください。(2019年卒)
2017年
6月:エントリーシート+Webテスト
7月:筆記テスト+グループディスカッション+面接
8月:インターンシップ(ジョブ:内定直結型)
12月:本選考
外資系企業のインターンに参加したい学生の選考対策時期:
選考で求められる力は3つあり、その対策方法は以下を参考にしてください。

まとめ:外資系企業に就職したい学生は早期(3~4月)から対策を始められることをオススメします。これらの企業はインターンシップに参加することが内定の重要なポイントとなるため、しっかりと対策をした上で選考に臨みましょう。

メガベンチャー・ベンチャーのインターンシップ

ベンチャー企業は一般的に日系企業よりも本選考の時期が早いため、その分インターンシップも早くなります。
メガベンチャー・ベンチャー企業の例:
サイバーエージェント・楽天・DeNA・LINE・エムスリー・mixi・レバレジーズ・cookpadなど


2019年卒のメガベンチャー・ベンチャー企業のインターンシップスケジュールの例です。

メガベンチャー・ベンチャー企業の多くは日系大手の本選考(6月)前に選考を終わらせます。メガベンチャー・ベンチャーのインターンシップは合宿型や新規事業立案など外資や日系大手とは毛色の異なる点がが多く、参加することで様々なことが学べます。ベンチャー企業は業界内の最先端事業を展開していることが多いため、大手志望の学生もぜひ応募してみてください。
ここでDeNAのインターンシップスケジュールを見てみましょう。
2017年
6月:グループ面接
7月:グループディスカッション・1dayジョブ
8月:新規事業インターンシップ
10月以降:本選考
メガベンチャー・ベンチャーのインターンシップに参加したい学生の選考対策時期:
メガベンチャー・ベンチャーで求められる要素は2つあり、その対策方法は以下を参考にしてください。

まとめ:メガベンチャー・ベンチャーに就職したい学生は夏前(6月)から対策を始められることをオススメします。これらの企業はインターンシップに参加することが内定のためのカギになる他、参加することでビジネススキルが身につくのでベンチャー志望以外の学生にもおすすめです。

日系大手企業のインターンシップ

内容:日系大手企業の多くは経団連に所属しているので、経団連によって本選考の期間が制限されています。本選考開始時期が遅いためインターンシップも夏・秋・冬に数回開催されることが多いです。


日系大手企業の例:
【メーカー】トヨタ自動車・サントリー・キーエンス・日立製作所・ソニー
【商社】三菱商事・三井物産・伊藤忠商事
【小売】イオン・セブン&アイホールディングス・ファーストリテイリング
【金融】三菱UFJ銀行・日本政策投資銀行・東京海上日動・日本生命
【サービス】日本郵政・リクルートホールディングス・博報堂・電通
【マスコミ】読売新聞社・NHK・日本テレビ・集英社
【ソフトウェア・通信】NTT・ソフトバンク・富士通
2019年卒の日系大手企業のインターンシップスケジュールの例です。

ほとんどの日系大手企業が夏・秋・冬のいずれかにインターンシップを行います。内容は業界・企業理解を目的としたものが多く、実務ができるインターンシップは少ない印象です。また多くが選考要素を含んでおり、インターンシップで評価された学生は本選考で優遇されたり、優先的にリクルーターが付くこともあります。


ここで日系大手企業である東京海上日動のインターンシップをご覧ください。(2019年卒)
2017年
7月:エントリーシート+グループ面接+個人面接
8・9月:夏インターンシップ
10月:エントリーシート+グループ面接+個人面接
11月:秋インターンシップ
12・1月:エントリーシート+グループ面接+個人面接
2月:冬インターンシップ
3月以降:本選考
日系大手企業のインターンシップに参加したい学生の選考対策時期:
日系大手企業で求められる要素は2つあり、その対策方法は以下を参考にしてください。

インターンシップの目的が業界・企業理解なので選考段階では、企業理解は求められません。つまり、志望動機よりも自己PRが重視されます。そのため、学生時代に頑張った事の整理と自己分析を中心に対策してください。


日系大手に就職したい学生は夏前(6月)から対策を始められることをオススメします。これらの企業はインターンシップに参加することが業界・企業理解に繋がるので、自分の進路に活かすことができます。しかしながら選考要素を含んだものもあるのでインターンシップに参加する際は注意してください。

インターンシップ応募についてのまとめ

インターンシップに参加しようと考えている学生は先ず自分が【外資・メガベンチャー・ベンチャー・日系大手】のどこに行きたいのかを考えてみてください。ただしインターンは本来、どの業界・会社に自分が合っているのか探すものなので、あまり方向性が定まっていないのであれば幅広く受けることをお薦めします。