適性検査から見える「コンサル業界内定者」の３つの特徴

近年、上位校学生の中でコンサルティング業界の人気が急上昇しているのはご存知でしょうか？

「スキルが身に着く」「幅広い業界に触れられる」「ブランド力がある」等の理由に加え、コンサル業界全体の選考時期が早い傾向にあることが人気に拍車をかけているように思います。

上位校の中でも優秀で、早期から就活を始める層が多いイメージのコンサル志望者ですが、 実際に内定する人はどのような性格特性を持っているのでしょうか？

※2020年4月より、「キャリアベース」は「ミキワメ」へと名称を変更し、サービスも大幅にアップデート致しました。
従来の適性検査のみを行う検査サービスではなく、その先の検査結果の分析を自動で行い、ひと目で「自社の社風と候補者が合っているのか」を見極めるクラウドサービスとなっております。
本記事執筆時は、キャリアベースとしてご提供をしておりましたが、現在は名称やサービス内容が一部変更となっております。

採用から会社を変える組織開発クラウド「ミキワメ」については
こちら：https://mikiwame.com/

この記事ではコンサル内定者の性格特性を、性格が可視化できるツール「ミキワメ」で調査したデータを元に、分析していきたいと思います。

1．調査・分析について
2.〈分析結果〉コンサル内定者の性格
3．分析結果から見えるコンサル内定者の人物像
4．就活生へのアドバイス：
- コンサル業界があっているのか改めて考えてみましょう
5．採用担当者の方へ：
- 早期の採用対策に取り入れ、いい人材を逃さないようにしましょう

1．調査・分析について

分析対象：
　弊社が運営するサービス「レクミー」「ミキワメ」に登録している19卒&20卒の学生の内、内定先に関するアンケートに回答していただいた方、1060名の中からコンサル内定者84名のデータを分析

方法：
　適性検査で測定した27の性格を業界ごとに平均し、　特定の業界とそれ以外の業界の平均値に差があるかを「ｔ検定」により検証。
　差がある確率が90%以上の場合、その性格を業界の特徴的な性格とする。

2.〈分析結果〉コンサル内定者の性格

全27項目中、平均との差が有意な項目のみ抽出し、全業界平均を０としています。

3．分析結果から見えるコンサル内定者の人物像

特徴1：冷静で弱音を吐かない頭脳派！

グラフを見ると「感情抑制力」「客観視能力」がかなり高く、「協力要請力」が低い結果となっています。
「感情抑制力」が高い＝ネガティブな感情を周囲に見せない
「客観視能力」が高い＝行動する前に物事を客観的にとらえようとする
「協力要請力」が低い＝なんでも自分で抱え込んで抱え込んで解決しようとする
冷静に物事を一人で進めていく傾向にありますが、弱音を見せないタイプなのでストレスの抱え込みに要注意です。

特徴2：成長のために挑戦を厭わない！

グラフを見ると「成長力」「挑戦心」が高いことが分かります。
「成長力」が高い＝自分が成長することに対して意欲的である
「挑戦心」が高い＝新しいことや変化を取り入れていこうとする
なので、自己成長のために何事もチャレンジしようとする傾向があります。

特徴3：正しさを追求して他人を責めてしまうことも！

グラフを見ると、「主張力」「批判性」が高く、「無私性」が低い結果となっています。
「主張力」が高い＝どんな場合でもはっきり自分の意見を主張する
「批判性」が高い＝物事の原因の所在は自分以外にあると考えやすい
「無私性」が低い＝自分の中の評価軸を大切にしようとする
なので、ディスカッションの際には自分の考えを正しいと思うあまり、他の人への意見を批判してしまう傾向にあるでしょう。