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田中智子 プロフィール画像
田中 智子
マーケティング/企画
  • 開発途上国の農業・農村開発の課題に取り組む
  • 国造りの原点は人造り、信頼されるパートナーが目標
  • 海外勤務、出産、育児、その時々にやりたいことを選択
経歴
北海道大学 農学部
国際協力機構(JICA) 農村開発部
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56
  • 学生時代
    大学では生物を扱う研究をしていたため、菌が変性しないうちに新たな培地に移したり、実験用のハムシの餌を河原で採取したりと、実験中心の日々でした。
    アジアやヨーロッパ等、旅行にも多くいきましたが、国内でも留学生から料理を習ったり、ハラルミートや香草・香辛料などの珍しい食材の入手経路を教えてもらったり、旅行先で手に入れた調味料を試したり、もっぱら世界の食に関心がありました。
  • 1年目
    農業開発協力部(当時)で、中南米、アフリカの農業普及や研究の技術協力プロジェクトを担当、入構後半年ほどで海外出張にもいきました。2-3年で人事異動があるため、2年目になるとチームの中で古株になることも珍しくありません。そのころには先輩職員から手続きなどを質問されることも多くなり、アフリカの米栽培・普及に関する支援戦略の検討や関連機関への説明等も任してもらうようになりました。
  • 3年目
    国内センター(横浜)で、水産、上水道、廃棄物管理などの研修事業等を担当しました。研修事業は、開発途上国の行政官等を日本に招き、講義や実習を通じて日本の技術や制度を学んでもらう事業です。可能な限り研修に同行して、海外に誇れる日本の技術や制度、仕組みがどのようなプロセスを経て形成されたのか、それらを各国が導入するには何からアクションすればよいのか、を共に学び、議論する日々でした。
  • 5年目
    カンボジア事務所で農林水産・農村開発セクターを担当、プロジェクトマネージメントはもちろん、新規事業の形成に係る調査、各省の次官レベルとの交渉・協議、国際機関等の他ドナーとのワーキンググループの対応、調達・契約管理、予算管理、会計事務など、とにかく多岐にわたる業務を経験、即座の発言・判断が求められる場面も多く度胸がつきました。事務所では、現地スタッフとともにチームで働き、指導・育成も行いました。
  • 9年目
    3年4か月のカンボジアでの勤務を終え、本部で農業・水産分野の無償資金協力事業(灌漑施設、漁港、農業資材等の整備)の実施監理を担当しました。無償資金協力事業は、施設や機材を調達するため、建築・土木の知識に加え、調達に関する知識が必要になります。当初は入札図書や図面を理解するだけでも時間がかかりましたが、業務を通じて技術者からの説明を理解するための専門知識を身に着けていきました。
  • 11年目
    当初1年間取得予定だった育休を保育園の関係で半年に短縮して職場復帰しました。育休明けは別の部署に配属されることが多いのですが、同じ部署に戻ったためスムーズに業務復帰できました。とはいえ、復帰後半年でアフリカに出張した際、息子(当時1歳)が高熱をだすことも。復帰後1年弱で部内異動し、制度管理、外部監査・内部監査等を担当、公的事業の説明責任について多くを学びました。
  • 14年目
    南アジア地域を担当する部署で、地域戦略の検討、事業関係の全体取りまとめ、国や地域をまたがる地域連結性(海運)に関する調査、ドナーとの定期会議・協議に関連する調整等を担当しました。セクターではなく、国や地域、という視点から開発を捉える機会が増え、またこの間はドナー協議のため役員等と出張する機会もあり、特に経営陣のビジョンや仕事の仕方について直に学ぶことができました。
  • 16年目
    育児も落ち着いてきたタイミングで農村開発部に戻り、農業保険、園芸作物、水産分野の事業を担当、海外出張も年4回ほどに増えました。特に農業保険はここ数年で支援が開始した分野のため、日本や世界の状況を学ぶことはもちろん、手探りながら国内外のネットワークづくりにも奮闘しています。5月からは学生時代から関心があったブータンの事業も担当し、息子に「ママ、夢がかなったね!」と言われました。
  • 2017年07月24日
  • この企業で実現できていること
    • 女性が働きやすい
    • 若いうちから裁量が大きい
    • 日常的に英語などを使える
    • 風通しがいい組織
    • 海外で事業を展開している
    • 優秀な人と働ける
    • 海外勤務ができる
    • 社会貢献性が高い仕事
    • 研修制度が充実している
    • ワークライフバランスが取りやすい
  • なぜこの会社で働いているのか
    学生時代にアジアを旅行した際、原始的な技術で農耕する状況を見聞しましたが、単なる旅行者が何を言っても無責任と考え、何もできませんでした。個人としてできること、やっていいことの限界やジレンマが原体験となり、責任ある立場で何かしたい、と考えるようになったことがきっかけです。今年で17年目、2-3年ごとに異動し6部署目ですが、異動のたびにプチ転職したような新鮮な気分で業務にあたれるのも性に合っています。
  • どんな仕事をしているのか
    農業・農村開発分野の技術協力プロジェクト等の新規事業検討、プロジェクトマネージメント、事業評価等が主な仕事です。開発援助のプレーヤーである専門家、事業の実施主体である開発途上国政府が何を目的にどのようなチーム体制で事業を推進していくべきか、どのタイミングで日本側からどのような投入(人、機材、資金)を行うことが効果的か、といったことを考え抜く、開発援助のトータルコーディネーターです。
  • どんなときに仕事が楽しいと感じるか
    課題解決の糸口や方向性が見え、相手側のモチベーションを感じることができたとき、日々の業務や議論等を通じて信頼してもらえたと感じるとき。弊機構のミッションである国造りの原点は人造りです。人は、課題を言い訳にしているうちは何も変わらず、何かを変えたい、と思うことから変革が始まります。課題に向き合って議論を重ね、同じ立場に立って考えることで、信頼関係が作れたと感じる時が最もやりがいを感じます。
  • どんな人と働きたいか
    業務を通じて様々な方と関わってきましたが、何かを変えたい、社会に貢献したい、という気持ちは少なからず誰しもが持っていると感じています。その気持ちや情熱を関係者が望む形に合わせていく、それぞれ違った専門性を持つ方々のチームを作り上げていく、そのお手伝いするのが弊機構職員の仕事です。人に関心を持ち、信頼を醸成して相手を動かすことができる人、そして度胸がある人がこの仕事に向いていると思います。
2017年07月24日