「薬剤師におすすめの転職エージェントは?」
「比較して自分に合ったサービスを見つけたい」
薬剤師が転職をするなら、転職エージェントを使うことで活動を有利に進められます。しかし、どの転職エージェントが自分に合っているのか、何が違うのか分からない…
そこでこの記事では、薬剤師に強いおすすめ転職エージェント8選を紹介しています。求人数やサポートの質を徹底比較し、利用するメリットや注意点もまとめているので、転職活動を進める参考にしてください。

- キャリハイ@編集部
- 「史上最高のキャリア」を目指す方に役立つ情報提供を目指しています。外資系、メーカー、金融、メガベンチャー、スタートアップなど、様々なバックグラウンドを有するメンバーが参画しています。
目次
薬剤師に強い!おすすめ転職エージェント・サイト比較8選
転職エージェント | 詳細 | 公開求人数 | 非公開求人数 | 総合評価 | ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | 対応エリア | 特徴 | 運営会社 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マイナビ薬剤師 | 公式 | 非公開 | 非公開 | 4.2 ★★★★☆ |
4.0 ★★★★☆ |
3.6 ★★★★☆ |
4.0 ★★★★☆ |
4.1 ★★★★☆ |
全国 | 利用者満足度No.1 | マイナビ |
ファルマスタッフ | 公式 | 〇40,547件 | 非公開 | 4.1 ★★★★☆ |
4.2 ★★★★☆ |
3.5 ★★★☆☆ |
4.0 ★★★★☆ |
3.9 ★★★★☆ |
全国 | 転職相談満足度96.5% | メディカルリソース |
薬キャリ | 公式 | 〇40,945件 | 非公開 | 4.0 ★★★★☆ |
3.5 ★★★☆☆ |
3.8 ★★★★☆ |
3.8 ★★★★☆ |
4.1 ★★★★☆ |
全国 | 薬剤師登録数No.1 | エムスリー |
リクナビ薬剤師 | 公式 | △16,683件 | 非公開 | 3.7 ★★★★☆ |
3.5 ★★★☆☆ |
3.7 ★★★★☆ |
4.0 ★★★★☆ |
3.8 ★★★★☆ |
全国 | 認知度No.1の薬剤師求人サイト | リクルートメディカルキャリア |
病院薬剤師ドットコム | 公式 | △1,495件 | 〇12,000件 | 3.6 ★★★★☆ |
4.0 ★★★★☆ |
3.3 ★★★☆☆ |
3.7 ★★★★☆ |
4.1 ★★★★☆ |
全国 | 転職支援実績No.1 | メディウェル |
ジョブデポ | 公式 | △1,029件 | ◎8万件以上 | 3.4 ★★★☆☆ |
3.3 ★★★☆☆ |
3.3 ★★★☆☆ |
3.3 ★★★☆☆ |
3.5 ★★★☆☆ |
全国 | 総合求人数8万件以上 | with Career |
ファーマキャリア | 公式 | △22,631件 | 非公開 | 3.3 ★★★☆☆ |
3.2 ★★★☆☆ |
3.0 ★★★☆☆ |
3.5 ★★★★☆ |
3.3 ★★★☆☆ |
全国 | オーダーメイド求人 | エニーキャリア |
お仕事ラボ | 公式 | 〇30,376件 | 非公開 | 3.2 ★★★☆☆ |
3.3 ★★★☆☆ |
3.1 ★★★☆☆ |
3.3 ★★★☆☆ |
3.3 ★★★☆☆ |
全国 | 転職後の定着率96.5% | AXIS |
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-
ランキング選定基準 ・求人数
・ヒアリング力
・提案力
・親切・親身
・サポート
薬剤師への転職におすすめの転職エージェントについて、上記5項目を加味して、総合的にランキングしています。
まず登録すべき転職エージェント3選
-
利用者満足度No.1
-
転職者満足度96.5%
-
薬剤師登録者数No.1の実績と信頼
転職活動を効率的に進めるためには、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
求人数トップクラスの「マイナビ薬剤師」や、転職者の満足度が高い「ファルマスタッフ」非公開求人多数の「薬キャリ」などは登録して間違いはありません。
どのサービスも無料で使えるので、全て登録しておくのもありです。
マイナビ薬剤師
利用者満足度No.1
- 総合評価4.2
- 公式サイト
マイナビ薬剤師の特徴
- 利用者満足度No.1
- トップクラスの求人数
- 全国15の拠点でサポート
公開求人 | 非公開求人 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
非公開 | 非公開 | ||||||
ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | ||||
◎4.0/5点 | 〇3.6/5点 | ◎4.0/5点 | ◎4.1/5点 | ||||
拠点 | |||||||
全国15拠点 (東京/さいたま/千葉/横浜/札幌/仙台/名古屋/石川/大阪/京都/神戸/岡山/広島/福岡/鹿児島) |
マイナビ薬剤師のメリット
- 公開求人数5万件超で業界トップクラス
- マイナビ薬剤師は、薬剤師の転職エージェントでもトップクラスの求人数です。公開求人数は56,902件あり、非公開求人もあります。求人数が多い分、必然的にどの分野にも強いのが最大の魅力です。
- 全国15の拠点でサポートを受けられる
- マイナビ薬剤師は、全国15ヶ所に拠点があります。全国に拠点があるので、面談や面接のフォローなどを、キャリアアドバイザーと直接行うことができます。
- 書類準備や面接対策のサポートが手厚い
- マイナビ薬剤師は、書類準備や面接対策のサポートが手厚いです。初めての転職に挑む20代や、経験の浅い第二新卒でも、それぞれに合った転職サポートを受けられます。
マイナビ薬剤師のデメリット
- キャリアアドバイザーの質に差がある
- マイナビ薬剤師は、キャリアアドバイザーの質に差があります。相性もあるので、面談をしてみて合わないと感じたら、変えてもらうことも考えましょう。
ファルマスタッフ
転職相談満足度96.5%
- 総合評価4.1
- 公式サイト
ファルマスタッフの特徴
- 全国12ヶ所に拠点がある
- 21年の薬剤師専門の転職実績がある
- メディアアプリ「ファルマラボ」がある
公開求人 | 非公開求人 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
〇40,547件 | 非公開 | ||||||
ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | ||||
◎4.2/5点 | 〇3.5/5点 | ◎4.0/5点 | 〇3.9/5点 | ||||
拠点 | |||||||
全国12拠点 (札幌/東北/大宮/船橋/東京/横浜/名古屋/京都/大阪/神戸/広島/九州) |
ファルマスタッフのメリット
- 全国12ヶ所に拠点がある
- ファルマスタッフは、全国12ヶ所に拠点があります。地域に根差した活動をしており、大手求人には載ってないような個人経営の求人なども見つけることができます。
また、地方での転職でも対面の面談ができるので、アドバイザーに正確に要望を伝えることができます。
- 日本調剤が母体なので安心
- ファルマスタッフは、日本調剤が母体となり薬剤師専門の転職サポートを21年やっています。そのため、業界動向知識や調剤薬局への転職ノウハウが豊富にあります。
- メディアアプリ「ファルマラボ」がある
- ファルマスタッフは、薬剤師向けのメディアアプリ「ファルマラボ」があります。転職ノウハウ以外にも業界ニュースやスキルアップの情報などを発信しています。
ファルマスタッフのデメリット
- 企業の求人が少ない
- ファルマスタッフは、企業の求人が少ないです。調剤薬局に強いので、企業の求人を探したい人はマイナビ薬剤師なども使ってみると良いでしょう。
- すぐに転職したい人には向かない
- ファルマスタッフは、すぐに転職をしたい人には向いていません。他の転職サイトなどに比べるとレスポンスが遅いので、早く転職したい場合は担当者に期間を伝えておくと良いでしょう。
すぐに転職するつもりが無ければ、頻繁に連絡がくるわけではありません。自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめです。
薬キャリ
薬剤師登録数No.1
- 総合評価4.0
- 公式サイト
薬キャリの特徴
- 薬剤師登録数No.1
- 人気の非公開求人が多い
- 即日最大10件紹介
公開求人 | 非公開求人 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
〇40,945件 | 非公開 | ||||||
ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | ||||
〇3.5/5点 | 〇3.8/5点 | 〇3.8/5点 | ◎4.1/5点 | ||||
拠点 | |||||||
全国47都道府県 |
薬キャリのメリット
- 薬剤師の登録数が業界で1番多い
- 薬キャリは、薬剤師の登録数が業界で1番多いです。実績と信頼が伴っているため、薬剤師の登録者が多いことになります。
- 人気の非公開求人が多い
- 薬キャリは、人気の非公開求人が多いことが人気の要因となっています。特に病院の求人が多く、普通ではコンタクトが取れない企業が数多く揃っています。
薬キャリのデメリット
- 薬局の求人が少ない
- 薬キャリは、病院の求人が多い反面、ドラッグストアや薬局の求人が少ないです。病院の求人は人気ですが、薬局に勤務したい人ももちろんいるため、そういう人は満足できない可能性があります。
- コンサルタントと面談できない
- 薬キャリは、コンサルタントとの面談がありません。対面で面談をしてじっくり企業を選んでいきたい人はおすすめできません。
リクナビ薬剤師
認知度No.1の薬剤師求人サイト
- 総合評価3.7
- 公式サイト
リクナビ薬剤師の特徴
- 総求人数35,000件以上
- 登録から最短3日で転職
- サポート体制が充実
公開求人 | 非公開求人 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
△16,683件 | 非公開 | ||||||
ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | ||||
〇3.5/5点 | 〇3.7/5点 | ◎4.0/5点 | 〇3.8/5点 | ||||
拠点 | |||||||
東京 |
リクナビ薬剤師のメリット
- 総求人数35,000件以上
- リクナビ薬剤師は、公開・非公開求人合わせて35,000件超を扱っています。中にはリクルートでしか扱っていない求人もあり、非公開求人が75%と豊富です。
- 最短3日で転職可能
- リクナビ薬剤師は、登録から最短3日で転職することができます。薬剤師専門のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、急な転職でも安心です。
- 希望の転職先を徹底的に事前調査してくれる
- リクナビ薬剤師は、転職先の事前調査を行ってくれます。職場の環境や働いている人の年代などを調査し、思っていたのと違ったり馴染めないなどの不安を取り除いてくれます。
リクナビ薬剤師のデメリット
- 電話やメールの連絡が多い
- リクナビ薬剤師は、電話やメールでの連絡が頻繁にきます。まだ転職を考えているわけではなく、求人情報を見たくて登録した場合では、しつこいと感じるかもしれません。
登録をした日に電話がかかってくることもあるので、すぐに転職したい人には向いています。
- 対面の面談は東京のみ
- リクナビ薬剤師は、対面の面談ができるのは東京のみです。拠点が東京にあるので、関東圏以外の利用者とのヒアリングは電話で行います。
電話でのヒアリングは対面と比べると不十分になり、要望がうまく伝わらない可能性があります。
病院薬剤師ドットコム
転職支援実績No.1
- 総合評価3.6
- 公式サイト
病院薬剤師ドットコムの特徴
- 病院への転職に強い
- 満足度95.8%
- サポート体制が充実
公開求人 | 非公開求人 | ||||||
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△1,495件 | 〇12,000件以上 | ||||||
ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | ||||
◎4.0/5点 | 〇3.3/5点 | 〇3.7/5点 | ◎4.1/5点 | ||||
拠点 | |||||||
東京、大阪 |
病院薬剤師ドットコムのメリット
- 病院への転職に強い
- 病院薬剤師ドットコムは、病院への転職に強いです。病院とのつながりが強いので、内部事情や知識に精通しており、転職者にとって最適な求人を紹介できます。
- 書類準備や面接対策のサポートが手厚い
- 病院薬剤師ドットコムは、書類や面接対策、面接同行、条件交渉などのサポートが手厚いです。初めての転職に挑む20代や、経験の浅い第二新卒でも、それぞれに合った転職サポートを受けられます。
病院薬剤師ドットコムのデメリット
- 派遣社員の求人は0件
- 病院薬剤師ドットコムは、派遣社員の求人がほとんどありません。サイトの検索項目には派遣社員の項目がありますが、結果は0件でした。派遣社員で働きたい場合は他のサービスを検討した方が良いでしょう。
- 病院以外の求人が少ない
- 病院薬剤師ドットコムは、病院以外の求人が少ないです。ドラッグストアや薬局などの求人を希望する場合は「マイナビ薬剤師」などを利用してみましょう。
ジョブデポ
総合求人数8万件以上
- 総合評価3.4
- 公式サイト
ジョブデポの特徴
- 総合求人数が8万件以上
- エージェントの質が高い
- 厚生労働省の認可を受けた有料職業紹介事業
公開求人 | 非公開求人 | ||||||
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△1,029件 | ◎8万件以上 | ||||||
ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | ||||
〇3.3/5点 | 〇3.3/5点 | 〇3.3/5点 | 〇3.5/5点 | ||||
拠点 | |||||||
東京 |
ジョブデポのメリット
- 総合求人数が8万件以上
- ジョブデポは、公開件数は1,029件と少ないですが、総合求人数が8万件以上あります。求人数が多いので、多くの選択肢の中から最適な求人が見つけやすくなります。
- エージェントの質が高い
- ジョブデポはエージェントの質が高いです。有料職業紹介事業として厚生労働省認可の認可をお受けており、エージェントの質が悪いと認可は受けられません。
認可を受けているので信頼性が高く、安心して利用できます。
ジョブデポのデメリット
- 拠点が東京にしかない
- ジョブデポは、拠点が東京にしかありません。対面での面談を希望するなら「マイナビ薬剤師」などの全国に拠点がある転職エージェントの方が利用しやすいでしょう。
- 非公開求人の閲覧ができない
- ジョブデポの非公開求人は、登録しても自由に閲覧することはできません。非公開求人はエージェントから紹介してもらうので、自分で探したい人には不向きでしょう。
しかし、他では扱っていないような求人を紹介してもらえる可能性が高いので、利用しておいて損はありません。
ファーマキャリア
オーダーメイド求人
- 総合評価3.3
- 公式サイト
ファーマキャリアの特徴
- 一番良い条件を提示するオーダーメイド求人
- 質の高いコンサルタントが充実
- 薬剤師の数を限定
公開求人 | 非公開求人 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
〇22,631件 | 非公開 | ||||||
ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | ||||
〇3.2/5点 | 〇3.0/5点 | 〇3.5/5点 | 〇3.3/5点 | ||||
拠点 | |||||||
全国47都道府県 |
ファーマキャリアのメリット
- エリアで1番良い条件を提示できる
- ファーマキャリアは、既存の求人を紹介するわけではなく、薬剤師の希望条件に合わせてオーダーメイドの求人を提示します。希望条件に対してエリア内の最も条件の良い病院や薬局と交渉をしてくれます。
- 少数精鋭の質の高いコンサルタント
- ファーマキャリアに所属するコンサルタントは、大手の人材育成会社で実績を出してきた人を中心に構成されています。質の高いコンサルタントが集まることによって、サービス自体の質も向上しています。
- 薬剤師の数を限定している
- ファーマキャリアは、一人のコンサルタントが担当する薬剤師さんの数を限定して、決まりやすい案件ばかりに目が行かないようにしています。
ファーマキャリアのデメリット
- 派遣求人がない
- ファーマキャリアは、派遣の求人を取り扱っていません。正社員ではなく派遣で働きたい人は期待に答えることができません。
お仕事ラボ
転職後の定着率96.5%
- 総合評価3.2
- 公式サイト
お仕事ラボの特徴
- 定着率95.6%の高水準
- 利用満足度は90%以上
- 転職後も相談可能
公開求人 | 非公開求人 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
〇30,376件 | 非公開 | ||||||
ヒアリング力 | 提案力 | 親切・親身 | サポート | ||||
〇3.3/5点 | 〇3.1/5点 | 〇3.3/5点 | 〇3.3/5点 | ||||
拠点 | |||||||
全国 |
お仕事ラボのメリット
- 定着率95.6%の高水準
- お仕事ラボは、転職後の定着率が95.6%と高水準です。エージェントは細かいヒアリングを行い、薬局側にもヒアリングを行っています。
お互いの事情を把握したエージェントが紹介しているので、ミスマッチが起こりません。これにより利用満足度は90%を超えています。
- 転職後も相談可能
- お仕事ラボは、転職後も相談可能です。転職後の職場に不安を感じても、専任のコンサルタントが電話やメールで相談に乗ってくれます。
お仕事ラボのデメリット
- 求人数が少ない
- お仕事ラボの求人数は少ないです。検索画面に表示される求人数は約3万件表示されますが、過去の求人を見るとすでに募集が終了しているものがあります。
実際に有効な求人は3万件より少ないのは確実なので、大手と比べると少ないと言えます。
- すぐに転職したい人には向かない
- お仕事ラボはすぐに転職したい人には向きません。ヒアリングを丁寧に行って、その人にマッチした求人を探すので、どうしても時間がかかります。
早く転職したい人は、事前にコンサルタントに伝えておきましょう。
【薬剤師】転職エージェントの失敗しない3つの選び方
- 求人数が多い転職エージェントを使う
- 希望する分野に強い転職エージェントを選ぶ
- 複数の転職エージェントに登録する
求人数が多い転職エージェントを使う
転職エージェントは、求人数が多いエージェントを選びましょう。求人数が多いほど、選択肢が広がり、良い転職につながります。
非公開の求人のみの転職エージェントもありますが、登録前に求人をザっと確認できれば、求人の傾向は掴めます。魅力に感じる求人が多い転職エージェントに登録しましょう。
希望する分野に強い転職エージェントを選ぶ
転職エージェントは、転職したい分野に強いエージェントを選びましょう。薬剤師の転職エージェントは、病院や企業、ドラッグストアや薬局など、得意とする分野があります。
得意な分野の傾向は、求人数を見れば把握できます。複数のサイトに登録して、希望する分野の求人数を比較してみましょう。
2~3社の転職エージェントに登録する
転職エージェントは複数登録しましょう。キャリアアドバイザーとの相性や、扱っている求人の内容など、複数の会社を比較することが大切です。
最終的には1番良かった1社に絞り込みましょう。同じ求人に複数社から応募してしまう恐れがあるので、複数を同時に利用し続けるのはおすすめしません。
薬剤師が転職エージェントを利用する5つのメリット
- 転職に関する相談ができる
- 非公開求人に応募ができる
- 履歴書添削や面接対策を受けられる
- 応募先の情報を得られる
- 日程や年収の交渉をしてもらえる
転職に関する相談ができる
薬剤師が転職エージェントを利用するメリットは、転職に関する相談ができることです。転職エージェントは無料で利用でき、使ったら必ず転職しなければいけないわけではありません。
本当に転職すべきかという根本的な相談からできるので、現職で悩んでいることがあればまず相談してみましょう。相談した結果、転職せずに解決できる悩みだったということもよくあります。
非公開求人に応募ができる
転職エージェントは、非公開求人に応募できるのが魅力です。転職サイトだと、一般公開された求人しか無く、希望求人がなかなか見つからないことがあります。
非公開求人は、企業側が何らかの理由で公にすることを避け、エージェントに託している求人です。公開求人よりも好待遇な場合も多く、転職エージェントを使うなら非公開求人への応募を積極的に考えるべきです。
- ▼企業が求人を非公開にする理由(タップで開閉)
-
- 企業戦略に直結している
- 大量の応募を求めていない
- 企業側の工数削減
企業は「企業戦略がバレる」「大量応募されたくない」「人事の工数削減」などの理由から、求人を公にしたくない場合があります。そこで、企業は効率よく人材獲得するために、非公開求人として転職エージェントに託しています。
履歴書添削や面接対策を受けられる
転職エージェントを利用すると、履歴書添削や面接対策など、徹底した転職サポートを受けられます。初めての転職や、ブランクがある人にとっては、プロによる転職サポートは大きな支えになります。
転職エージェントは、求職者を企業に入社させることで、転職者の年収の30%ほどを企業から受け取るビジネスモデルです。そのため、全力で転職成功へのサポートをしてくれる仕組みです。
応募先の情報を得られる
転職エージェントを使うと、応募先の情報を得られるのも大きなメリットです。エージェントは、業界の事情にも精通し、提携する病院や薬局・ドラッグストアの内部事情も把握しています。
キャリアアドバイザーとの面談時に、応募先の情報を詳しく聞くことができるため、転職後のミスマッチが起きにくいです。ブラックな職場に当たる可能性も低くできるので、転職エージェントを利用するのをおすすめします。
日程や年収の交渉をしてもらえる
転職エージェントは、面接の日程調整や年収交渉を行ってくれます。転職サイトを使って自分で応募する場合、日程調整は自分で行う必要があり、年収交渉もしづらいでしょう。
基本的に、転職エージェントの担当者に任せておけば、転職活動で困ることはありません。転職エージェントは、現職が忙しい薬剤師の方に重宝されるサービスです。
薬剤師が転職エージェントを利用する時の注意点
- キャリアアドバイザーと相性が合わない
- 十分なサポートが受けられない
- 望まない求人を勧められる
- 同じ求人に複数から応募してしまう
キャリアアドバイザーと相性が合わない
転職エージェントを利用する際、担当のキャリアアドバイザーと相性が合わないことがあります。相性の良し悪しだけでなく「都合の良いことしか言わない」「デメリットを話してくれない」という担当者もいるので注意が必要です。
キャリアアドバイザーを変更したい場合は、公式サイトの問い合わせや電話で、変更してほしい旨を伝えましょう。担当者の変更はよくあることなので、気まずさなどの心配をする必要はまったくありません。
十分なサポートが受けられない
薬剤師としての経歴やスキルが浅いと、十分なサポートを受けられない可能性もあります。転職エージェントは、求職者を転職させることでマージンをもらうビジネスモデルなので、転職させやすい人を優先的に対応しがちです。
そのため、転職エージェントを利用する際は、必ず複数サービスを併用するようにしましょう。万が一、サポートが不十分なエージェントに当たっても、他のサービスをメインに利用していくことができます。
望まない求人を勧められる
転職エージェントを使うと、望まない求人を紹介されることがあります。エージェントから望まない求人を紹介されたら、無理に選考を受ける必要はないので、正直に断りましょう。
しつこく勧めてくるようなら、担当者の変更をするか、エージェント自体を乗り換えるのがベターです。
同じ求人に複数から応募してしまう
複数の転職エージェントを利用する際に注意したいのが、同じ求人に複数サービスから応募してしまうことです。重複応募は、転職エージェントにも迷惑がかかりますし、自己管理ができない人という評価を受ける可能性があります。
転職エージェントには、あらかじめ複数サービスを併用していることを伝え、応募求人が被らないように注意しましょう。
薬剤師が転職を成功させるための4つのポイント
- 転職理由を明確にする
- 優先順位を決める
- どの職場で働きたいか決める
- できるだけ求人情報を収集する
転職理由を明確にする
転職活動を始める前に、転職理由を明確にしましょう。転職で何を実現したいのかが決まっていれば、求人探しで悩むことが減り、転職後に「思っていたのと違った」ということも起きにくくなります。
とくに転職意欲が高い時は、転職することが目的になり、理由を曖昧にしがちです。冷静に考えれば、転職をしなくても解決する可能性もあります。転職理由を明確にすることは、転職するしないの根本的な判断にも関わってきます。
優先順位を決める
転職活動では、優先順位を決めましょう。譲れない条件と妥協できる条件を準備しておくのがおすすめです。譲れない条件を決めておくことで、魅力的な求人に気持ちが揺さぶられなくなり、転職成功に近づきます。
また、妥協できる条件があると、広い視野で求人を探せるようになるメリットがあります。譲れない条件と妥協できる条件を設定し、効率よく転職活動を進めましょう。
どの職場で働きたいか決める
職場 | 特徴 |
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調剤薬局 |
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病院 |
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ドラッグストア |
|
薬剤師は、働く職場によって勤務環境が変わります。薬剤師の職場として考えられるのは、大きく分けると「調剤薬局」「病院」「ドラッグストア」の3つです。
残業が少なくプライベートも大切にしたいなら「調剤薬局」、深い知識を付けてキャリアアップしたいなら「病院」、シフト制で自由に働きたいなら「ドラッグストア」がおすすめです。
できるだけ求人情報を収集する
複数の転職エージェントを活用し、できるだけ求人情報を収集しましょう。情報を集めることは、転職成功に直接結びつきます。
転職エージェントだけでなく、企業口コミサイト「OpenWork」や「転職会議」なども活用しましょう。実際に働いた経験のある人から、生の声を確認できます。
薬剤師が転職エージェント・サイトを賢く使う方法
- 定期的に連絡を入れる
- スキル・経歴で噓をつかない
- 複数の転職エージェント・転職サイトを併用する
定期的に連絡を入れる
転職エージェントの担当者には、定期的に連絡を入れるようにしましょう。やり取りの頻度が少ないと、悩みや希望条件などの情報が少ないために、最適な求人を紹介してもらいにくくなり、求人の紹介優先度も低くなります。
また、キャリアアドバイザーとこまめに連絡を取ることで、転職への熱意も伝わりやすくなります。転職エージェントは、求職者を転職させることで企業からお金をもらっているので、転職意欲の高い人の対応を優先しやすいです。
スキル・経歴で噓をつかない
キャリアアドバイザーのヒアリングや、履歴書などの提出書類では、スキルや経験を正直に答えましょう。事実と異なる情報を伝えてしまうと、適切な求人紹介を受けられません。
万が一、意図的な嘘がバレた場合、担当者の信用を失い、サポートの優先度が低くなります。本気で転職を成功させたいなら、担当者との信用を築くことが大切です。
複数の転職エージェント・転職サイトを併用する
複数の転職エージェント・転職サイトを併用しましょう。転職エージェントを複数使うことで、相性の良いキャリアアドバイザーを見定めることができ、求人の情報収集もしやすくなります。
また、転職エージェントは、キャリアアドバイザー主導で転職活動を進める分、自分のペースで進めにくいです。転職サイトを併用することで、自分で気になる求人を探すことができるようになります。
薬剤師の転職体験談
不安の解消や新たな選択肢の提示が嬉しい
薬剤師の就職活動に対し無知だった自分と丁寧に向き合って頂き、自分の立場になって先の事まで考え、多くのアドバイスをくださいました。自分1人ではここまで多くの選択肢を考えていなかったと思います。
短期間でここまで順調に物事が進み、かつ、色々な企業とお話しする経験をさせて頂きました。お陰でこの短期間で多くの事を学ぶ事ができました。本当に感謝しかございません。また、不安だった事に対して丁寧に向き合って頂き、プラスでアドバイスを下さる姿勢がとても嬉しかったです。
この度は本当にお世話になりました。20代男性|引用:マイナビ薬剤師
具体的な話を聞いて検討できる
希望していた徒歩圏内には該当する病院が複数ありました。その中で募集状況はどうか、それぞれの条件面はどうか、というような全体感をコンサルタントの方が事前に教えてくださったので、より客観的に比較検討が出来たと思っています。
他の紹介会社に登録した時には候補になかった病院を提案していただけたのはうれしかったです。また、良い部分だけでなくマイナスの部分も正直にお話いただいたので、コンサルタントの方の誠実さが伝わるとともに、「自分の希望は何か」という条件面をしっかり取捨選択することが出来ました。今までに経験したことのない病院での勤務ということで、正直不安も大きかったですが、事前訪問で院内の詳細を確認していただいたり、面接に同行していただいたり、一つずつ不安を取り除くことができました。実際に働いてみないと分からないことも多いと思いますが、転職前に抱えていた不安は解消できたので、「また一から学んでいく」という気持ちで頑張りたいと思います。
30代女性|引用:病院薬剤師ドットコム
丁寧な対応で安心
はじめての転職活動で不安でしたが、親身になって話を聞いてくださったので安心して取り組むことができ、納得して就職先を決めることができました。
面談から就職先の決定まで、丁寧にご対応いただきありがとうございました。
私自身社会人1年目での転職ということもあり就職先が決まるかどうか不安でしたが、自分に合った会社と出会うことができました。大変お世話になりました。20代女性|引用:マイナビ薬剤師
薬剤師の転職事情(年収・難易度)
薬剤師の平均年収は約650万円
施設 | 給与 | 賞与 |
---|---|---|
一般病院 | 【医療法人】 約440万円 【国立】 約440万円 【公立】 約459万円 |
【医療法人】 約85万円 【国立】 約125万円 【公立】 約138万円 |
一般診療所 | 約935万円 | 約71万円 |
保険薬局 | 【管理薬剤師】 約678万円 【薬剤師】 約417万円 |
【管理薬剤師】 約76万円 【薬剤師】 約58万円 |
薬剤師の平均年収は、約650万円です。日本人の平均年収が約461万円のことをふまえると、薬剤師の給与は、約90万円高いとわかります(参考:平均給与|国税庁)。
また、薬剤師の中でも一般診療所は飛びぬけて給与が高く、賞与とあわせて1,000万円を超えます。厚生労働省による国内の民間事業所における給与実態の調査結果によると、年収1000万〜1500万円台を稼いでいる方の割合は、全体のおよそ3.5%です。
薬剤師の難易度は高い
薬剤師の転職難易度は高いです。上記のデータは、コロナウィルス後の転職難易度を示したものですが「高い」と「どちらかと言えば高い」が大半をしめています。
また、コロナの影響により、処方箋枚数が減少したのと、病院に行きにくくなり、収益に大きな損害を与えたことも関係しています。収益が得られないと、リストラなどが行われ、求人が出せなくなります。その結果、転職難易度も必然的に高くなります。
転職エージェント・サイトの利用方法
登録・利用手順 | |
---|---|
▼転職エージェントの手順 | ▼転職サイトの手順 |
転職エージェント利用の流れ
-
STEP1
転職エージェントへ登録
転職エージェントには、スマホやパソコンから登録できます。希望職種や年収、転職時期、希望勤務地などを入力することで登録が完了します。
転職エージェント利用には一切お金がかからないため、人気の転職エージェントに複数登録して有利に活動を進めましょう。
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STEP2
エージェントから連絡
登録内容を見て、エージェントから面談の日程調整の連絡がきます。連絡は、転職エージェント登録から5営業日以内に来るのが目安です。
希望する条件にぴったりの企業があれば、同時に日程調整と同時に求人情報を紹介してもらえることもあります。
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STEP3
キャリアアドバイザーと面談(オンライン可能)
キャリアアドバイザーと呼ばれる、志望業界や職種に精通したコンサルタントと面談します。改めて希望条件を確認して、その場で求人を紹介してもらえたり、今後の紹介企業を探す目安をお互いに把握します。
キャリアアドバイザーは話を聞いて、企業を紹介するだけがお仕事ではありません。求職者の意向と経験を踏まえて、今後どのような業種業界、会社にアプローチするかの戦略を一緒に立ててくれます。
慣れない転職活動のなかで、自分の強みや弱み、ここまでのキャリア分析などのやり方がわからない場合、アドバイザーが整理を行ってくれます。面談や経歴書に活きる内容を教えてくれるので、積極的に活用しましょう。
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STEP4
企業紹介・職務経歴書添削・面接対策
キャリアアドバイザーが面談内容をもとに、ピッタリの企業を紹介してくれます。少なくても1~3社、多いときは5~6社の紹介を受けられるため、改めて自分にあっているかどうかを確認して、選考に進むか否かを決定しましょう。
志望した企業に合わせて、キャリアアドバイザーから職務経歴書の添削や面接の対策も行ってくれます。
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STEP5
応募・書類選考・面接
志望した企業の選考に進んでからも、エージェント企業のサポートは続きます。書類選考を代行したり、面接日の調整などは全てエージェント側が行ってくれます。
合格した場合、見送りになった場合どちらであってもフィードバックを貰えるため、転職活動がスムーズに進行できます。
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STEP6
内定・入社調整・退職交渉
めでたく内定をもらったあとの交渉も、エージェントがお手伝いします。希望に従い、入社日の設定を行ってくれるだけでなく、現在勤めている企業があれば円満退職できるようにアドバイスをもらうことが可能です。
転職サイト利用の流れ
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STEP1
転職サイトに登録
転職サイトは、スマホやパソコンから簡単に登録できます。経歴や希望職種などを選択式で答えていく形の転職サイトは、5分ほどで登録可能です。
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STEP2
求人を検索
転職サイト上で、求人を検索、閲覧することができます。求人サイト型だけで転職活動を行う場合は、自主的に動かなければいけないので、毎日求人情報をチェックしましょう。
求人検索をするときのポイント
求人検索をする際は、条件を絞りすぎないのがポイントです。なぜなら、条件を絞りすぎてしまうと、非常に狭い範囲の求人しか見ることができず、理想的な求人を見落とす可能性があるからです。
幅広い求人に目を通すことで、挑戦してみたいと思える職種が見つかることもあります。あらかじめ、絶対に譲れない条件と、譲歩できる条件を精査しておくとよいでしょう。
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STEP3
企業からのスカウトを確認
転職サイト上のメールボックス、もしくは転職サイトに登録したメールアドレス宛に、企業からのスカウトが届きます。
スカウトの求人の中には、1次面接なしで2次面接に進むことができるなど、優遇制度が設けられている場合もあるので、毎日確認しておきましょう。
企業からのスカウトが少ない場合
企業からのスカウトが少ない場合は、希望条件を絞りすぎている可能性があります。どうしても条件を譲れない場合は、転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントでは、転職サイト上には公開されていない非公開求人の扱いがあるので、これまで出会えなかった求人に出会える可能性が高くなります。
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STEP4
応募・書類選考・面接
企業からのスカウトや求人検索などから、数社ピックアップして応募します。
転職サイトのみで転職活動をする場合は、面接対策や書類添削のサービスがありません。そのため、自分で動画を見たり、対策方法を調べたりして事前準備をすることが重要です。
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STEP5
内定・入社調整・退職交渉
無事に内定をもらえたら、入社日の調整や現職の退職交渉をします。複数社から内定をもらっている場合の内定辞退の連絡は、電話で行うとよいです。
薬剤師の転職でよくある質問
転職エージェントを利用したほうが転職は有利?
転職エージェントを利用したほうが、転職は有利になる可能性が高いです。転職エージェントを利用すると、無料で面接対策や履歴書の添削が受けられます。
調剤薬局・病院・ドラッグストアなど幅広い求人の紹介をしてくれるうえ、世に出ていない非公開求人も扱っているため、転職は他の人よりも有利に活動を進められます。
無料で利用可能?
転職エージェントは無料で利用できます。無料で利用できるのは、転職エージェントが成果報酬型ビジネスであり、採用が決まると企業からお金がもらえるためです。
転職エージェント・担当者の相性が悪い場合は?
担当者の変更や退会しましょう。転職は人生を左右する出来事なので、相性が悪いと感じる転職エージェントや必死に転職を勧めてくる担当者と付き合う必要はありません。
担当者の変更は珍しいことではないので、遠慮せずに変更や退会をして構いません。
登録したら必ず転職しないといけない?
登録したからといって、転職する必要はありません。担当者との面談でも、今は転職せずに現職で頑張るべきという話になることもあります。
転職すべきかどうかの相談も可能なので、気になる人は気軽に登録してみましょう。
まとめ
薬剤師の転職には、転職エージェントの利用が最もおすすめです。書類添削や面接対策などのサポートを無料で受けられ、調剤薬局・病院・ドラッグストアなど幅広い求人の紹介をしてくれます。
転職エージェントは1社だけでなく、複数利用するようにしましょう。キャリアアドバイザーとの相性やサポートの質を比較し、自分に合った転職エージェントを見定めていくのがおすすめです。
「マイナビ薬剤師」「ファルマスタッフ」には必ず登録し、必要に応じて登録する転職エージェントを増やしましょう。転職エージェントを最大限に活用し、薬剤師転職を有利に進めてください。