「会社に行きたくない」
「仕事に行きたくないときはどうすれば良い？」
出勤前に、なんとなく会社に行きたくないと感じるときは誰にでもあります。人間関係や仕事に対するストレスなど様々な要因がありますが、放置していても気分は晴れません。
会社に行きたくない気持ちをそのままにしてしまうと、仕事面だけでなく健康面にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そこでこの記事では、会社に行きたくないと感じる理由と対処法を紹介しています。会社に行きたくないと感じたときのNG行動、気持ちの切り替え方についても解説しているので、参考にしてください。
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目次
会社に行きたくないと悩んでいる人は多い
出典：PR Times
会社に行きたくないと悩んでいる人は多いです。株式会社ベクトルの調査によると、男女500人のうち95%が仕事に行きたくないと感じたことがあると回答しています。
会社に行きたくないという気持ちは、社会人であれば誰しもが経験する悩みと言えます。「会社に行きたくないと思うことは良くない」と、自分を責める必要はありません。
重要なのは、会社に行きたくない理由を明確にして適切に対処することです。会社に行きたくないというストレスを抱えたまま仕事を続けてしまうと、体調不良を引き起こす恐れがあります。
会社に行きたくない人の主な理由
会社に行きたくない人の主な理由は、職場の人間関係です。株式会社ベクトルの調査では、職場に苦手な人がいることが原因で、仕事に行きたくないと感じている人が最も多いという結果が出ています。
また、厚生労働省の雇用動向調査によると、前職を辞めた理由として2番目に多いのが職場の人間関係でした。上司からのハラスメントや気が合う同僚がいないなど、職場の人間関係に関する悩みは様々です。
他にも、会社に行きたくないと感じる理由は、労働条件の悪さや仕事内容が合わないなどが考えられます。
なお、会社に行きたくない理由は「一時的な要因」と「慢性的な要因」の2通りに分かれます。自分がどの悩みに当てはまるのかを確認して、しっかり対処していきましょう。
会社に行きたくないと感じる理由と対処法【一時的な要因】
繁忙期で仕事が忙しい
繁忙期で仕事が忙しいために、会社に行きたくないと感じる人は多いです。激務が続くことで仕事の疲労が溜まり、会社に行くのが億劫になってしまいます。
繁忙期では残業することも多くなり、自分の時間を作ることが難しいです。自由に使える時間が少なくなるため、精神的にもストレスを感じてしまいます。
出勤前には「また今日が始まるのか」といったネガティブな気持ちになりやすいです。仕事が生きがいという人でも、連日の激務で疲労が溜まれば、会社に行きたくないと感じてしまうこともあるでしょう。
すぐに取り組める対処法
繁忙期で仕事が忙しくて会社に行きたくないときには、睡眠をしっかりとって疲れを取ることに専念しましょう。
疲れが取れないままでは「仕事をしっかりこなせるのか」といった不安が生じて、心身ともに悪影響を及ぼします。
休日には予定を入れず、のんびり過ごして疲れをとることが効果的です。また『繁忙期だから仕方ない』『繁忙期を過ぎれば仕事が楽になる』と割り切ることで、仕事の憂鬱な気持ちが和らぎます。
休み明けの出勤が憂鬱
休み明けの出勤が憂鬱で、会社に行きたくないと感じる人は多いです。ブルーマンデー症候群という症状があるように、休み明けは仕事に対してのモチベーションが下がりやすいです。
休みの間に趣味や旅行を楽しんだ後は、休日の解放感から引き戻されてより仕事が憂鬱に感じてしまいます。ゴールデンウィークや年末年始などの長期休暇後は、特に気が重くなりやすいです。
| 【ブルーマンデー症候群とは】 休日最終日の夕方頃から休み明けにかけて、憂鬱な気持ちを引き起こす症状です。日曜日の夕方に気持ちが落ち込むことが多いことから「サザエさん症候群」とも呼ばれます。 ブルーマンデー症候群は、倦怠感や動悸、頭痛などの症状が現れます。症状を放置してしまうとうつ病に発展する恐れがあるため、医療機関にて診療を受けるのが望ましいです。 |
すぐに取り組める対処法
休み明けの出勤が憂鬱で会社に行きたくないときは、仕事終わりに楽しみを作ることが効果的です。
自分にご褒美を用意したり趣味の時間を設けたりなど、仕事終わりのちょっとした楽しみを考えておくことで、仕事へのモチベーションを高められます。
仕事でミスをしてしまう
仕事でミスをしてしまうと、一時的に会社に行きたくないと感じてしまいます。仕事でミスをした直後は気持ちが沈みやすく、仕事へのモチベーションが下がりやすいです。
また、ミスをしないようにと神経質になることがストレスに繋がり、精神的に負担がかかってしまいます。
すぐに取り組める対処法
仕事でミスをしてしまったときは、同じことを繰り返さないように意識しましょう。何度も同じようなミスが続くと、上司や同僚の信頼を失い人間関係が悪化する可能性があります。
一度のミスで気を落とすのではなく、成長できる機会だとポジティブに捉えて次の仕事に活かしていくことが重要です。
仕事で強いプレッシャーを感じる
仕事で強いプレッシャーを感じて会社に行きたくないと悩んでいる人も多いです。
適度なプレッシャーは、ほどよい緊張感を得られるためポテンシャルを発揮しやすくなります。ただし、過度なプレッシャーはストレスになりパフォーマンスを下げる要因になります。
本人の感じ方にもよりますが「大きな仕事を任せられた」「必ず成果を上げなければいけない」といった場合に、プレッシャーを強く感じやすいです。
すぐに取り組める対処法
仕事で強いプレッシャーを感じて会社に行きたくないときは、信頼できる人に相談すると良いでしょう。誰かに話すだけでも気持ちが楽になり、効果的なアドバイスがもらえることもあります。
天気が悪い
天気が悪い日は、一時的に会社に行きたくないと感じやすいです。
雨や雪が降っていたり風が強い日には、通勤が面倒に感じます。会社に着くまでに服や靴が濡れたり、強風で髪がぼさぼさになったりするので、気分も落ち込みやすいです。
また、天気が悪い日は、低気圧によって体調不良を起こすことも考えられます。
すぐに取り組める対処法
天気が悪い日に、一時的に会社に行きたくないと感じるときは、お気に入りのレイングッズを揃えてみましょう。おしゃれな傘や長靴などを買うことで、天気が悪い日にしかできない楽しみが生まれます。
天気が悪い日の通勤でも、気分が明るくなるような工夫をすることで、会社に行きたくない気持ちを解消できます。
睡眠が足りない
睡眠が足りないことも、会社に行きたくないと感じる理由の1つです。寝不足の状態では朝起きるのがつらくなり、会社に行くモチベーションが下がってしまいます。
また、十分な睡眠を取らなければ日々の疲れが抜けず、体調不良を引き起こす原因にもなります。
すぐに取り組める対処法
睡眠が足りないときは生活習慣を見直しましょう。生活習慣が乱れていると、十分に睡眠を取れず疲れが溜まったり、体調を崩しやすいです。
個人差はありますが、理想の睡眠時間は7～8時間と言われています。睡眠時間が足りないという方は、いつもより1時間早く寝ることを意識してみましょう。
また、質の良い睡眠を取るには、寝る前にスマートフォンを見ないようにしたり、カフェインやアルコールを摂取しないようにすることが重要です。
会社に行きたくないと感じる理由と対処法【慢性的な要因】
職場の人間関係が悪い
会社に行きたくないと感じる理由として多いのが、職場の人間関係の悪さです。
業務内容に不満がなくても「嫌な上司・先輩がいる」「同期と馴染めない」などの悩みがあると、会社に行きたくないという気持ちが生まれます。
「職場の会話が少ない」「上司に話しかけにくい雰囲気がある」など、職場の雰囲気が良くない場合にも仕事が憂鬱に感じるでしょう。
すぐに取り組める対処法
職場の人間関係の悪さが理由で会社に行きたくないときは、上司や人事に相談しましょう。人間関係が合わない場合は、異動して新天地で活躍する機会を得られる可能性があります。
仕事内容に不満がないのであれば、リモートワークに取り組み、直接職場の人と関わる機会を減らすことも1つの手段です。
会社の待遇が良くない
会社の待遇が良くないために、仕事に行きたくないと感じる人も多いです。「業務量・残業が多い」「給与が成果に見合っていない」「休みが少ない」といった職場では、心身に大きなストレスを与えかねません。
待遇に不満があると仕事に対するモチベーションが保てなくなり、会社に行きたくないと感じてしまいます。
すぐに取り組める対処法
会社の待遇が良くないと感じるなら、まずは上司に相談してみましょう。
待遇に対する不満を上司に相談して状況を知ってもらうことで、労働環境の改善が望めます。上司に相談しにくい場合は、労働組合を頼るのも1つの手段です。
それでも改善が見られない場合は、ビズリーチやマイナビエージェントを利用して、転職を検討しましょう。
仕事にやりがいを感じない
仕事にやりがいを感じないことも、会社に行きたくないと感じる理由の1つです。
仕事にやりがいを感じなければ意欲的に業務に取り組むことが難しく、毎日の出勤が憂鬱になってしまいます。
すぐに取り組める対処
仕事にやりがいを感じないことが理由で会社に行きたくないときは、自身のキャリアプランを再確認すべきです。何のために働いているのかを考え直すことで、仕事のモチベーションを取り戻せる可能性があります。
今の仕事を続けるメリットがないのであれば、自分のやりたいことを実現できる会社に転職すべきです。
通勤時間が長い
通勤時間が長いことも、会社に行きたくないと感じる理由の1つです。ザイマックス総研の研究調査では、通勤時間が長い人ほどストレスを感じやすいという結果が出ています。
また、通勤に時間がかかる分、自由に使える時間が少なくなります。睡眠時間や趣味を楽しむ時間が削られるため、気持ちが落ち込みやすいです。
すぐに取り組める対処法
通勤時間が長いために会社が行きたくないのであれば、リモートワークを検討してみましょう。在宅で仕事に取り組めるのであれば出社する必要がなく、通勤のストレスがかかりません。
リモートワークに対応していない仕事であれば、職場に近い場所に引っ越して通勤時間を短くするのがおすすめです。
仕事内容が合わない
会社に行きたくない理由として多いのが、仕事内容が合わない点です。自分の適正に合わない仕事をしていると、ストレスを強く感じてしまい、やる気も出なくなるでしょう。
人と話すのが得意ではないのに営業の仕事をしていたり、数字が苦手なのに経理業務をしていたりといったケースが多く見られます。
すぐに取り組める対処法
仕事内容が合わないことが理由で会社に行きたくないなら、部署異動を検討しましょう。異動して環境を変えてみることで、状況の改善に繋がります。
異動の相談を上司にするときは、自分の適正について説明できると良いです。今よりも異動先の部署の方が能力を発揮できると説明できれば、納得してもらいやすくなります。
会社・業界の先行きが不安
会社や業界の先行きが不安なために、会社に行きたくないと感じる人も多いです。将来的のない会社や業界で働くのは、モチベーションが上がらず意欲的に仕事に取り組めません。
業績が振るわなかったり、競合他社が軒並み売上を伸ばしていたりすると「このままこの会社で働いていて大丈夫なのか」と不安になってしまいます。
すぐに取り組める対処法
会社や業界の先行きが不安で会社に行きたくないと感じているのであれば、一度転職エージェントに相談すべきです。転職エージェントでは各業界の動向を把握できるだけでなく、今後のキャリアプランについても相談できます。
転職する気がなくても、今のキャリアやスキルでどのような業界や会社に就けるかを把握しておくことで、精神的に気が楽になります。
転職エージェントを利用するなら、ハイクラス転職に強いビズリーチがおすすめです。ヘッドハンターによる転職サポートを受けられ、現職以上のキャリアアップが狙えます。
会社に行きたくないときにやってはいけないこと
無断欠勤
会社に行きたくないときに最もやってはいけないのは、無断欠勤をすることです。上司や部署のメンバーに迷惑をかけるだけでなく、会社内の信頼を失う原因になりかねません。
会社を休むなら、どんな理由であれ上司に一報を入れることが社会人としてのマナーです。電話やメールにて、始業前に必ず直属の上司に休む旨を連絡しましょう。
上司からハラスメントを受けていて連絡を取りたくない場合は、会社の相談窓口もしくは人事に相談すべきです。
我慢して働き続ける
会社に行きたくない気持ちを我慢して働き続けることは避けましょう。無理に仕事を続けてしまうと、ストレスが蓄積して心身に異常をきたす恐れがあります。
ストレスは、自律神経のバランスを乱す原因の1つです。過度なストレスが続くと、頭痛やめまい、疲労感などの症状を引き起こします。
会社に行きたくないと感じたら、一度休息をとって気分転換をすべきです。会社に行きたくない気持ちがずっと続く場合は、心療内科・精神科を受診もしくは心理カウンセラーに相談しましょう。
無計画で仕事を辞める
会社に行きたくないことを理由に、無計画で仕事を辞めるのは避けましょう。仕事を急に辞めてしまうと周囲に迷惑をかけるだけでなく、収入を得られないことにかえってストレスを感じてしまいます。
早く収入を得たいという思いから転職先を妥協してしまうと、入社後に後悔する可能性が高いです。また、退職後の空白期間が長引けば、選考が不利に働いてしまいます。
仕事を辞めたい場合は、事前に次の転職先を見つけてから退職するのがベストです。転職エージェントを利用すれば、求人紹介から内定までのトータルサポートを受けられるので、現職と並行して転職活動を進められます。
吐き気や疲労感などの症状があるなら一度体を休めるべき
会社に行きたくないと感じるだけでなく、吐き気や疲労感などの症状が見られる場合は、一度身体を休めましょう。自分の気付かないうちにストレスが募り、心身に大きな負荷がかかっている状態です。
仕事が憂鬱で眠れなかったり、会社に行くタイミングで体調が悪くなったりする場合は、出勤困難症の恐れがあります。出勤困難症は、仕事のストレスが原因で、会社に行こうとしたときに身体が拒否反応を起こす病気です。
趣味を楽しんだりリラックスできる時間を設けたりして、日頃からストレスをため込まないようにしましょう。また、有休を使って気分をリフレッシュさせることも効果的です。
ストレス症状が続くなら心療内科や精神科を受診しよう
ストレス症状が続くなら、心療内科や精神科を受診しましょう。仕事のストレスによって、適応障害やうつ病などの精神疾患を患っている可能性が高いからです。
心療内科や精神科の診療では、カウンセリングや心理検査などを通じて、一人ひとりの特性に適した対処方法をアドバイスしてもらえます。また、必要に応じて投薬による治療にも取り組めます。
適応障害やうつ病などの精神疾患は、重症化してしまうとその分治療期間も長くなってしまいます。心身に何らかの異常を感じたなら、すぐに医療機関を受診すべきです。
ストレス症状一例
吐き気、頭痛、貧血・めまい、食欲不振、疲れ目、睡眠障害、腹痛・下痢、動悸・息切れ、疲労感 など
休職を検討するのも1つの手段
ストレス症状が続くなら、休職を検討するのも1つの手段です。適応障害やうつ病などの精神疾患を改善するには、半年から1年ほどの長期療養が必要と言われています。
会社の休職制度を利用すれば、収入を絶やさずに長期療養を図れます。休職できる期間は企業によって異なりますが、3ヶ月～3年までが一般的です。
ただし、休職制度は法律で定められていないため、企業によっては導入していない場合があります。就業規則を確認して、休職制度がどのようになっているかを把握しておきましょう。
どうしても今の仕事が嫌なら転職を検討しよう
どうしても今の仕事が嫌なら、転職を検討しましょう。いろいろな対処法を試しても憂鬱な気分から抜け出せないなら、今の仕事が合っていない可能性が高いです。
転職して仕事内容や職場環境を一新すれば、会社に行きたくない気持ちをリセットできます。また、転職することで前職以上のキャリアアップも図れます。
今の環境で我慢して仕事を続けるよりも、転職して新しいキャリアに進んだほうが精神衛生的にもメリットが大きいです。
転職を成功させるなら転職エージェントを活用するのがおすすめ
転職を成功させるなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントでは、求人紹介から内定を得るまでのトータルサポートを受けられます。
キャリアアドバイザーとのカウンセリングを通じて、求職者に適した求人を紹介してくれるので、転職活動をスムーズに進められます。
書類選考や面接対策などのサポートも充実しているため、転職をしたことがない方でも安心です。
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まとめ
会社に行きたくないと感じることは、決して悪いことではありません。会社に行きたくないという気持ちを抱えこんでしまうと、仕事に悪影響を及ぼしてしまう可能性が高いです。
気持ちをリフレッシュさせるには、一度まとまった休みを取り、十分に休養を取ることが望ましいです。人間関係や労働環境など、自身で改善が難しい場合は、信頼できる上司に相談すると良いでしょう。
職場環境を変えたい、違う仕事に就きたい場合は、転職をするのが最も効率的な手段です。転職支援実績が豊富なビズリーチやマイナビエージェントを活用すれば、自分に合う会社を見つけられます。
