第二新卒はいらない?メリット・デメリットや転職成功のコツを解説

第二新卒はいらない?

※マイナビ、リクルートなど各社のプロモーションを含みます。
※この記事は有料職業紹介(許可番号:13-ユ-314522)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社コレックが制作しています。

「第二新卒はいらない?」

「第二新卒は不利になるのか知りたい」

第二新卒は、数年の社会人経験を経た転職者で、ある程度のビジネスマナーが身についています。しかし、第二新卒はいらないという声や、第二新卒になるのはもったいないという声もあり、転職に踏み切れない…。

そこでこの記事では、第二新卒はいらないと言われる理由を解説します。第二新卒での転職のメリット・デメリットや、転職成功のコツも記載しているので、第二新卒で転職をしたい人はぜひ参考にしてください。

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目次

第二新卒「いらない」は本当?転職事情を解説

第二新卒を歓迎する企業は多い

第二新卒を歓迎する企業は多いです。厚生労働省の調査によれば、高卒就職者の36.9%、大卒就職者の31.2%が就職後3年以内に離職しているので、同程度の人数が第二新卒として転職していると推定できます。

そのため、第二新卒として転職するのは決して珍しいことではありません。就職後、3年以内に退職した人々が、失業者として巷に溢れていないのが証拠です。

第二新卒として転職している人は数多く存在しており、必ずしも企業から「いらない」「やばい」とは思われていない、とデータからも判断できます。

未経験でも転職可能

第二新卒は、未経験職種・業界への転職が可能です。第二新卒は、年齢的に新卒とあまり変わらないので、ポテンシャル採用の範囲内です。熱意やポテンシャル重視で採用する企業は多いです。

希望企業で、ポテンシャルを発揮できると思われれば、内定獲得も可能でしょう。第二新卒での転職は、新しい仕事へ挑戦する機会ともとれます。

第二新卒で転職を考えている人は、転職エージェントを利用するべきです。マイナビエージェントは、第二新卒のサポート経験が豊富なので、安心して利用できます。

「いらない」「使えない」と言われる第二新卒の特徴

  • 転職の理由が他責
  • 失敗した経験をそのままにしている
  • 転職理由・キャリアビジョンが曖昧
  • 「すぐ辞める」と思われる言動をしている
  • 基本的なビジネスマナーを習得していない
  • 新卒社員と同様の教育コストが発生する
  • プライドが高く素直さに欠ける
  • 「やりたくない理由」をいくつも並べる
  • 第二新卒に求められるスキルを保有していない
  • 挑戦する意欲が感じられない

転職の理由が他責

第二新卒で、企業からネガティブな印象を持たれてしまう人に多い特徴の1つが「他責思考」です。勤務先や上司・同僚といった、他者に転職理由を見出す人は、転職しても再び不満を抱える可能性が高いと見なされます

転職する理由は様々ですが、本当に前職での職場環境や労働条件が良くなかったとしても、不満に感じている点を、そのまま転職理由として伝えるべきではありません。

他責思考は、社会人としての資質が疑われる原因にもなるので、第二新卒が使えないと判断されるポイントと言えます。

失敗した経験をそのままにしている

前職で失敗した経験がある場合に、解決策を探したり失敗から学んだりしていない印象を与えると、いらない・使えないと思われやすくなります。

仕事での失敗は誰でもありますが、大切なのは失敗から学び次に活かせるかどうかです。例えば、前職でミスをして上司から注意を受けた際、何もしない人と次の成功方法を考える人では、大きな差があります。

失敗の経験を放置することは、第二新卒がいらない・使えないと思われる原因です。

転職理由・キャリアビジョンが曖昧

転職理由や今後のキャリアビジョンが曖昧だと、悪印象を与えてしまいます。自分自身のキャリアについて、計画的・論理的に考えられないのでは、仕事においても計画性・論理性が欠けた判断をすると思われるでしょう。

キャリアビジョンが曖昧だと思われやすいのは、退職理由と志望動機が繋がっていないケースです。例えば、「仕事内容が自分には合わなかった」ことが退職理由であるにも関わらず、同業種に応募している場合です。

転職理由やキャリアビジョンが曖昧なまま転職活動をしているように見えると、使えないと思われやすいのです。

「すぐ辞める」と思われる言動をしている

すぐ辞めると感じさせる言動をしていると、使えないと判断される可能性があります。第二新卒は短期間で転職しているので、忍耐力がない・また辞めそうという目で見られやすいです。

例えば、前職への不満や他責思考と映る言動や、転職すれば不満な点が全て解消される、と軽く考えていると、印象が悪いです。

企業の採用担当者にはミドル〜ベテラン層も多いため、短期間で退職・転職するのを快く思わない人もいます。忍耐力の面で問題があると思われたり、すぐ辞めそうと感じさせたりしないように注意しましょう。

基本的なビジネスマナーを習得していない

基本的なビジネスマナーが身に付いていないと、不採用の原因になります。第二新卒を採用する企業の多くは、第二新卒に、基本的なビジネスマナーの習得を期待しているからです。

社会人としての敬語や身だしなみをきちんと習得できていないと、新卒を優先されたり、他の経験豊富な第二新卒を優先されたりする原因になります。

第二新卒には、新卒のようなビジネスマナー研修を実施しない企業も少なくないため、研修のコストを払ってまで採用はされません。

新卒社員と同様の教育コストが発生する

第二新卒に一定の業務知識やスキルを求めている場合、新卒社員と同様の教育コストが発生すると、不採用の原因になります。企業側は、第二新卒に新卒よりも低い教育コストを期待しています。

例えば、前職での業務内容と、応募先企業の仕事内容の間に全く関わりがない場合、活かせそうなスキルや経験がないと思われやすいです。

この場合、社会人経験のない新卒を採用しても、入社後にかかる教育コストは変わりません。同じ教育コストをかけるなら、新卒を採用したほうが、メリットが大きいと感じる企業は少なくないでしょう。

プライドが高く素直さに欠ける

プライドが高く、素直さに欠ける印象を与えると、いらない・使えないと思われる原因になります。第二新卒は新卒ではないとはいえ、若々しさや柔軟さを期待する企業も多いからです。

素直さに欠ける人材を採用した場合、入社後に仕事を覚えて貰いたくても、転職者が嫌がる可能性があります。一方で、十分な業務知識や社会人経験があるとは言えないため、いらない・使えないと思われやすいのです。

実際には素直にアドバイスを聞き入れる意思があっても、プライドが高い・素直さに欠ける印象を与えると、マイナス評価につながりやすいため注意する必要があります。

「やりたくない理由」をいくつも並べる

仕事を「やりたい理由」ではなく「やりたくない理由」を並べると、使えないと見られます。仕事をやりたくない理由をいくつも並べる人は、仕事に対して受け身になっている印象を与えるからです。

第二新卒に十分な業務経験がないことは企業側も理解しているものの、それを補うための意欲や積極性は求められます。入社後に覚えることは多いので、やりたくない理由を先に考えていては仕事になりません。

志望動機が消去法で選ぶなど消極的なものだったり、仕事内容を選り好みしているような印象を与えたりすると、第二新卒にとってマイナス評価になります。

第二新卒に求められるスキルを保有していない

第二新卒として備えているべきスキルを保有していないと、いらない・使えないと思われやすいです。第二新卒は、短期間とはいえ社会人経験者のため、少なくとも新卒を上回るレベルのスキルは求められます

例えば、ごく基本的なPCスキルが備わっていなかったり、新卒が知っているレベルのビジネス用語が理解できなかったりすると、スキルが足りないと判断されてしまうでしょう。

スキルが新卒に満たない場合、むしろ新卒を採用したほうがメリットが大きいと考えるのは、企業として自然な考え方です。第二新卒でも、企業が求める最低限のスキルは、備えている必要があります。

挑戦する意欲が感じられない

入社後に挑戦する意欲が感じられないと、いらないと思われる可能性があります。企業にとって第二新卒は「若手」のため、入社後は意欲を持って仕事に取り組む前向きな姿勢を求めているからです。

前職までの経験の範囲内で仕事をしたいと考えていると、挑戦意欲に疑念を抱かれる恐れがあります。第二新卒は、社会人経験が豊富とは言えないので、経験の範囲内でできることは限られています。

新しいことに挑戦する意欲が感じられないと、企業側は応募者の伸びしろが見出せないため、使えないという印象を与えてしまうでしょう。

第二新卒で転職が成功しやすい人

  • 基本的なビジネスマナーを身に付けている
  • コミュニケーション能力が高い
  • 自己分析を徹底している
  • 企業分析を徹底している
  • キャリアビジョンが明確で自分軸を持っている
  • ポジティブな転職理由を持っている
  • 転職先の企業について理解している
  • 前職の失敗や経験を自責思考で伝えらえる

基本的なビジネスマナーを身に付けている

基本的なビジネスマナーを身に付けている第二新卒は、転職に成功しやすいです。多くの企業は、第二新卒の社会経験に期待を寄せており、新卒のようにビジネスマナーの基本から教える必要はないと考えているからです。

選考過程で、基本的なビジネスマナーを示せると、新卒との差を付けられます。社会人として適切な振る舞いができる人材なら、一定レベルの業務スキルは備わっている、と解釈されるケースも多いです。

企業にとって、教育・育成に要するコストの削減に繋がる効果があるので、基本的なビジネスマナーを身に付けている人は転職先が決まりやすいです。

コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力が高い人は、第二新卒で転職に成功する確率が高いです。業種・職種を問わず組織に属して働く以上、周囲と適切にコミュニケーションを図り信頼関係を築けるのは、社会人として重要な資質の1つです。

コミュニケーション能力が高い人材は、入社後に仕事を覚えるのも早いと予想されるため、転職市場で有利になりやすいです。

自己分析を徹底している

自己分析を徹底的に行っていることは、第二新卒で転職に成功しやすい人の特徴です。自己分析を徹底することで、自分自身を客観視できるようになり、入社後や今後のキャリアで取り組みたいことが明確になります

転職の軸がしっかりしているため、企業から好感を持ってもらえるでしょう。第二新卒の場合、新卒で就職活動をしていた時期とあまり変わりませんが、社会人経験により価値観が変化している可能性もあります。

就職活動で自己分析をしたからと言って慢心せず、改めて自己分析を徹底すれば、自身の成長を見つけられるので、転職成功の確率を上げられます。

企業分析を徹底している

応募先の企業について徹底的に分析している人も、第二新卒で転職に成功する可能性が高いと言えます。転職は、働きたい人と人材を採用したい人のマッチングのため、転職者と企業の相性は重要です。

また、企業分析を徹底しているかどうかは、志望動機や転職理由、自己PRなどあらゆる受け答えに表れます。無難な志望動機ではなく、応募先企業への熱意を伝えるには、企業について十分に理解しなければいけません

企業研究を徹底している人材は、熱意があり志望度が高い可能性も高いため、採用されやすい傾向があります。

キャリアビジョンが明確で自分軸を持っている

キャリアビジョンが明確で、自分軸を持って転職活動に臨んでいることも、転職に成功しやすい人の特徴です。今後の目標などが明確なら、転職先でも目的意識を持って、仕事に取り組める可能性が高いからです。

第二新卒は前職での勤務期間が短いため、目的意識を持って転職を決断したのかどうかが問われます。キャリアビジョンを明確にし、自分軸を持っておけば、甘い・使えないといった第二新卒のネガティブな印象を払拭できます。

ポジティブな転職理由を持っている

ポジティブな転職理由を伝える人は、転職に成功する傾向があります。前向きな転職理由を伝えれば、第二新卒のネガティブな印象を払拭できます。

たとえば、前職の不満点が転職理由の場合、転職後も同じ不満を抱えてしまうでしょう。一方、「挑戦したいことがある」などのポジティブな転職理由であれば、転職後も前向きな姿勢で仕事に取り組める可能性が高いです。

たとえ前職で不満に感じた点があっても、ポジティブな転職理由を見出せることは評価ポイントになりやすいと考えられます。

転職先の業界について理解している

転職先の業界について理解しているのは、第二新卒で転職に成功する人の特徴の1つです。業界について理解していないと、入社後にミスマッチを起こす原因になります。

ミスマッチを起こして早期離職されるのは、企業側も避けたいので、転職者の認識をよく確認します。転職者がミスマッチを起こしそうだと感じた場合、不採用になる可能性もあるでしょう。

十分に業界研究を行い、入社後のイメージを持った上で応募していると伝わるかどうかが、第二新卒の転職活動では重要なカギを握っています。

前職の失敗や経験を自責思考で伝えられる

前職の失敗や経験を自責思考で伝えられる人は、第二新卒の転職で成功しやすい傾向があります。物事を他責で捉える人は、転職後も何事に対しても、自分以外の何かのせいにする可能性が高いです。

例えば、新卒で入社した企業の仕事内容が自分には合わなかった場合、就職活動時に自己分析や企業研究が不十分だった可能性があります。入社した企業に原因があると考えるのではなく、自分自身の問題として捉えるべきです。

自責思考で物事を伝える人は転職後に不平不満を漏らすリスクが低く、アドバイスを素直に聞き入れると考えられます。過去の失敗や経験を自責思考で伝えられるかどうかは、第二新卒の転職成功率を大きく左右する要素です。

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第二新卒で転職するメリット

最低限のビジネスマナー・スキルを持った人材として評価される

第二新卒は、最低限のビジネスマナーやスキルを備えている人材と判断されます。社会人経験のない新卒とは違い、短期間でも企業に勤務した実績があるからです。

社会人経験がありながら、前職のカラーに染まり切っていない若手の人材、という点が大きな強みです。人材を採用する企業は、入社後にビジネスマナー研修など基礎的な教育・研修を実施する必要がありません。

新卒を採用する場合と比べて、人材育成に費やす時間や労力を軽減できます。名刺の渡し方や電話対応といった、基本的なことを教える必要がないと見なされるため、第二新卒は転職を有利に進められる可能性があるのです。

企業の即戦力として迎えられる

前職と同業種への転職や、親和性の高い職種への転職の場合、即戦力として迎えられるでしょう。基礎的なスキルが身についていれば、自社での仕事の進め方に慣れてもらうだけで、戦力になる可能性があるからです。

例えば、前職で販売業務に携わっていた人は、初対面の顧客と会話を交わすための、コミュニケーション能力が備わっていると判断できます。

こうした人材は販売職だけでなく、営業職のようなコミュニケーション能力が求められる仕事で、活躍できる可能性が高いです。即戦力として期待されているので、第二新卒の転職は有利になりやすいです。

新卒時よりもライバルが少ない

新卒時よりも応募者そのものが少なく、ライバルとの競争が激化しにくいことは、第二新卒が転職するメリットの1つです。新卒時には手が届かなかった大手企業や有名企業からも、内定を獲得できるチャンスがあります。

新卒採用は多くの企業が集中的に選考を行い、全国の大学生が一斉に応募するため、とくに大手企業や有名企業には応募者が殺到しがちです。

一方、第二新卒採用は選考を実施する時期が企業によって異なるため、新卒採用ほど競争倍率が高くなりにくいです。ライバルが少ないので、希望企業への転職が成功しやすいのは、大きなメリットと言えます。

未経験・異業種でも転職できる

未経験・異業種でも転職できる可能性があることは、第二新卒が転職するメリットです。基本的に年齢が新卒と1〜3歳ほどしか違わないため、長期的なキャリア形成が十分に可能な人材と判断されます

一般的に、年齢が高くなればなるほど、未経験の職種や異業種への転職は困難になります。年齢相応のスキルや業務経験が求められるので、転職のハードルも年々高くなりがちです。

しかし、第二新卒であれば未経験や異業種の環境下で新たなスタートを切り、キャリアを形成していけます。未経験・異業種での再出発が比較的しやすいのは、第二新卒が転職するメリットの1つです。

スキル・経験を裏付けに自信を持って転職活動を進められる

第二新卒は、前職で得たスキルや経験を裏付けに、自信を持って転職活動に臨めます。実務を通して体得したスキル・経験を伝えられるため、説得力のある自己アピールや志望動機を示せます

新卒は社会人経験がないので、学生時代に力を入れたことや、自身の長所などをアピールするしかありません。

一方、第二新卒には実務経験があるため、前職での経験をアピール材料にできます。スキル・経験を根拠にアピールできることは、転職活動を進める上での自信にも繋がります。

第二新卒で転職するデメリット

最低限のビジネスマナー・スキルを身に付けていないと不利

第二新卒は、最低限のビジネスマナーやスキルが備わっている人材と見なされるため、知識・スキルが身に付いていないと不利です。入社後に基礎的なことから研修を施すのを、負担に感じる企業は多いです。

企業としては、知識・スキルを問わず若手の人材を探すなら、新卒採用のほうが合理的です。反対に、十分な業務知識やスキルを備えた人材を求めるなら、中堅以上の人材を採用するほうが適しています。

第二新卒はその中間に位置する「新卒以上・中堅未満」の人材と見なされやすいため、企業が期待する最低限のビジネスマナーやスキルが不足していると不利になりやすいのです。

「忍耐力がない」「すぐ離職しそう」と思われる可能性がある

第二新卒は、新卒入社から3年以内に転職を検討していることになるため、忍耐力がない・すぐ離職しそうと思われる可能性があります。企業側は、採用者が短期間で離職するのは避けたいです。

人材を採用するには、多額の採用コストがかかります。入社後も自社で人材育成に取り組む必要があるため、1人の人材に投じるコストは膨大なものです。

採用した人材が早期離職した場合、育成コストが無駄になってしまいます。よって、忍耐力がない・すぐ離職しそうと感じられる人材は、敬遠される傾向があります。

転職先のカルチャー・仕事スタイルと合わない可能性がある

転職先のカルチャーや仕事スタイルに馴染めない可能性があるのは、第二新卒が転職する際の障壁になりがちです。社風や仕事の進め方が自分には合わない場合、ミスマッチの直接的な原因になります。

第二新卒には前職での勤務経験があるため、以前の勤務先のカルチャーや仕事スタイルを引きずっている場合があります。

社会人経験のない新卒であればこうしたリスクは回避できることから、第二新卒よりも新卒を採用するほうがリスクが低いと判断する企業も少なくありません。

第二新卒は「中途採用」扱いになる

第二新卒には「新卒」という言葉が入っているものの、転職市場では「中途採用」として扱われます。応募先企業でライバルとなる相手は第二新卒だけではなく、20代・30代以上の転職希望者も含まれているのです。

よって、社会人経験や業務知識・保有スキル・実績といった点で、他の応募者よりも見劣りしてしまう可能性があります。

第二新卒を新卒寄りの人材と見なすか、中途採用寄りの人材と見なすかは企業ごとに異なるため、中途採用寄りの人材として扱われた場合は、選考で不利になりやすいのです。

第二新卒の転職を成功させる方法・コツ

  • キャリアビジョンを明確にする
  • 自己分析を徹底的に行う
  • ポジティブな転職理由を考える
  • 第二新卒を積極的に採用する企業に転職する
  • 転職エージェントを利用する

キャリアビジョンを明確にする

第二新卒で転職を成功させるには、キャリアビジョンを明確にするべきです。自身が転職する際、何がしたいのか、どうなりたいのかが不明確なままでは、前職と変わらないような仕事に就いてしまう可能性があります

自身のキャリアビジョンに合致した企業のみを探して転職活動をすれば、余計な企業に時間を割くことが無く、効率の良い転職活動ができるでしょう。

自己分析を徹底的に行う

自己分析を徹底的に行うのは、第二新卒の転職成功のためには必須です。自己分析を行うことで、自身が向いている職種、行くべき業界の目安が立ちます。

自己分析が曖昧なままでは、転職先が定まらず、現職のまま結局転職に踏み切れない可能性もあります。自己分析は、転職活動のスタートラインとも言えるでしょう。

ポジティブな転職理由を考える

ポジティブな転職理由を考えておくことは、転職活動の際に行うべきです。第二新卒がやばい、やめとけと言われる理由は、第二新卒にマイナスなイメージが強くあるからです。

マイナスイメージを減らすために、転職理由はポジティブなものを考えておきましょう。自身のスキルアップのため、などの理由なら企業側もマイナスなイメージは持ちません

第二新卒を積極採用する企業に転職する

第二新卒の転職では、第二新卒を積極的に採用している企業を探しましょう。第二新卒を新卒同様に扱う企業も存在しますが、そもそも第二新卒の採用枠がない企業もあります

第二新卒で転職を行う際は、まず希望企業の求人票などを見て、第二新卒を積極的に採用しているかを確認しましょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントを利用することは、第二新卒の転職の際に最も有効な手段です。転職エージェントは、希望に沿った求人を紹介してくれるだけでなく、自己分析の手伝いやキャリアの棚卸などのサポートをしてくれます

おすすめの転職エージェントは、マイナビエージェントです。第二新卒や20代~30代の転職に強く、サポートのノウハウを豊富に持っています。未経験歓迎の求人も多く取り扱っているので、挑戦するのに持って来いです。

第二新卒採用を積極的に行う大手企業一覧

大手企業名 転職難易度 業界 平均年収 従業員数 第二新卒の転職解説
ベインアンドカンパニー 激高 コンサル 1,200万円程度 5,700人※グローバル
アクセンチュア 激高 コンサル 800万円程度 18,000人※グローバル 詳細を見る
ATカーニー コンサル 1,200万円程度 3,600人※グローバル 詳細を見る
マッキンゼー 激高 コンサル 1,400万円程度 30,000人※グローバル 詳細を見る
ヤフー(yahoo) IT系 1,079万円 6,993人 詳細を見る
クックパッド(cookpad) IT系 771万円 415人
日本オラクル IT系 1,073万円 2,407人
富士通 IT系 865万円 32,026人 詳細を見る
ミクシィ IT系 735万円 974人
トヨタ(TOYOTA) メーカー 858万円 71,373人 詳細を見る
シャープ(SHARP) メーカー 743万円 6,419人
任天堂 メーカー 971万円 2,498人 詳細を見る
バンダイナムコ メーカー 1,121万円 9,550人※連結
中外製薬 メーカー 1,100万円 4,876人
野村信託銀行 激高 金融機関 650万円程度 495人
三井住友銀行 激高 金融機関 950万円程度 28,104人 詳細を見る
日本銀行 激高 金融機関 800万円程度 4,658人
伊藤忠商事 激高 総合商社 1,627万円 4,215人 詳細を見る
三菱商事 激高 総合商社 1,678万円 5,725人 詳細を見る
三井物産 総合商社 1,482万円 5,587人 詳細を見る
住友商事 総合商社 1,356万円 5,240人 詳細を見る
丸紅 総合商社 1,192万円 4,389人 詳細を見る
NHK 放送・通信 900万円程度 10,333人 詳細を見る
日本テレビ 放送・通信 1,384万円 4,764人※連結
NTT 放送・通信 930万円 2,496人 詳細を見る
KDDI 放送・通信 948万円 11,353人 詳細を見る
ソフトバンク 放送・通信 1,405万円 58,786人※連結 詳細を見る
ファーストリテイリング サービス 901万円 1,589人
スターバックス サービス 450万程度 4,467人 詳細を見る
ロクシタン サービス 360万程度 1,005名
JR東日本 サービス 673万円 44,137人 詳細を見る

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大手企業でも第二新卒を採用する企業は多いです。高年収の企業が多く、外資系の企業も第二新卒の採用を行っています。また、大手企業以外で、第二新卒を積極採用する企業は下記ページをご覧ください。

【第二新卒】大手の転職おすすめ人気企業一覧!転職難易度や成功ポイントも解説

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マイナビエージェントの評判と口コミ

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そーさいさん|20代前半|男性|WEB業界|2021.01.31
良い点
|ヒアリングが丁寧でした
初回の面談時、まだ自分の中で転職の軸が定まっておらず、一からお話をすることになりました。 今の仕事の話で嫌なことや楽しいこと、大学時代の話や就職活動の時の話などを聞きながら、自分が何を大切にしているのか、なにが嫌なのかが明確になり、軸ができてきました。
悪い点
|レベル感が合わなかった
期待をしてくれたのかもしれませんが、あまりに自分の身の丈に合わないような、ハイレベルの案件を紹介されました。(英語が全くできないのに、自動車会社で海外の市場調査をする仕事など)「ちょっと挑戦的だけど、提案してみました」と言っていましたが、挑む気にならないぐらいのレベルの乖離がありました。
男性アイコン
ahoyさん|20代後半|男性|調理師・栄養士|2021.01.25
良い点
|転職エージェントの中では一番良かった。
大手と呼ばれるエージェントの中では一番親身で希望通りの求人を紹介してもらえました。担当者の方のレスポンスも早く、ストレスが無かったです。転職活動は上昇だけを目指して行っていたのでかなり贅沢な内容で探していましたが最後まで丁寧な対応でした。
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|後々に
後々に自分で見つけた求人の方がもしかして好条件ではって思うところがありました。勿論内情はしらないですしエージェントの方はプロですのでネットで拾えた求人より質は高いと信じていますが、そこだけが若干引っかかっている部分ではあります。
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しんさん|20代前半|男性|事務員|2021.01.16
良い点
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求人は多く,他サイトと比較しても多く感じました。最初の希望だけは来てもらえた。メールで事前対応をしてもらったのですがそこは普通で特に不満な点はなかった。その他でいい点は特になかった。私自身の本位とは全くかけ離れた対応が目立った。
悪い点
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面談を行ったが,私の目的を聞いても全く親身になってくれず,露骨にため息もつかれ最悪だった。志望する業界に対する知識不足感が素人目でも分かり,不信感が募るばかり。話し方も上から目線で偉そうで最低な対応。

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(出典:リクルートエージェント)

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また、キャリアアドバイザーの丁寧なヒアリングや、求職者に寄り添ったアドバイスなども評判が良いです。初めて転職をする第二新卒でも、安心して利用できます

リクルートエージェントの評判と口コミ

男性アイコン
27歳|男性
良い点
|転職サポートが丁寧
どのような職を探しているのか、最初の面談で細かいところまでしっかりと確認して下さります。こちらの希望条件等ふまえた上で、よい条件の求人をその日のうちにいくつか提示してもらえ、その中から選ぶことも可能です。
また、面接対策など転職で不安なところのサポートも個別で対応していただけるので安心して転職活動ができます。
悪い点
|専門職の求人は少なめ
好条件の求人が多く、求人数も多いため、求職側としては助かるサービスではありますが、専門職の求人についてはやや少なめでした。分野に特化した求人でなくても、今までの経験を活かせる現場で働ければよいという方は問題ないかもしれません。
女性アイコン
32歳|女性
良い点
|理想の求人に巡り合えた
大手ということで求人数が多く、色々な企業を比較して受けたい企業を選ぶことができました。
また、求人も毎日10件以上紹介してくれるため、検索では見つけられなかったような企業についての気づきもあり良かったです。聞いたことあるような大手企業の紹介も多かった印象です。
悪い点
|地方在住の大卒以外だと使いにくい
地方在住で学歴は専門学校卒業だからなのか、登録したものの「紹介できる求人がありません」とメールが来ただけでした。
地方といってもリクルートエージェントの地方支社のある市に住んでいるのですが、東京などに比べると求人の数は大幅に少ないと思います。

第二新卒の転職でよくある質問

第二新卒で大手企業への転職は無理でしょうか?

第二新卒が大手企業に転職するのは、決して無理なことではありません。第二新卒は新卒と比べて応募者が限られており、ライバルが少ない傾向があるからです。

たとえば、新卒採用では就活生から人気が高かった有名企業や、書類選考を通過できなかった大手企業でも第二新卒として再挑戦できます。

社会人として培ってきた基礎的なマナーやスキルを評価してもらえれば、新卒よりも選考を有利に進められる場合もあります。

入社3年以内に転職するのはもったいないですか?

入社3年以内でも明確な転職理由があれば「もったいない」ことはありません。第二新卒として転職できるのは入社3年以内あたりまでとされており、以降は通常の中途採用者として選考を受けることになるからです。

第二新卒は「逃げ」でしょうか?

第二新卒は「逃げ」ではありません。きちんと考えた上で、自分にとって転職が最良の手段と思うのであれば、むしろ前向きに検討してもよい道の1つといえます。

まとめ

第二新卒は企業から「いらない」「使えない」といった印象を持たれやすいというのは、あくまでもイメージです。きちんと自分軸を持って転職活動に臨むのであれば、第二新卒でも希望条件に合った転職先を見つけられます

ただし、前職の勤続年数が短いことで「すぐ辞めそう」といった、ネガティブな印象を与える場合もあるのは事実です。本記事で解説してきたポイントと注意点を押さえ、万全の準備を整えた上で第二新卒の転職に臨みましょう。

準備の際は、マイナビエージェントを利用しましょう。20代前半や転職1回目の人にも手厚いサポートをしてくれるので、転職成功確率が上がります。

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