転職を機に年収アップを狙っている方も多いだろう。今回は年収600万円の生活レベルについて解説していこうと思う。
年収600万円プレイヤーがどのような生活を送っているか気になる方や、年収600万円を目指して転職活動をしている方にぜひお読みいただきたい。
- 年収600万円の手取り額は?
- 年収600万円の生活レベルは?
- 年収600万円でマイホームは購入可能? ローンはいくら組める?
- 年収600万円を目指すことができる職種や業界は
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Contents
年収600万の割合は?

上記グラフを見てもわかるように、年収601万円以上の人口の割合は全体の19.9%ということがわかる。中でも年収601万円〜700万円の割合はわずか6.6%だ。
年収600万の手取りはどのくらい?
年収600万円の手取り額は、470万円前後とだ。賞与がある場合とない場合の手取り額は以下だ。
【賞与あり・40万円×2回の場合】
手取り年収 | 手取り月収 | 賞与 |
470万円 | 32万円 | 80万円 |
【賞与なし】
手取り年収 | 手取り月収 |
470万円 | 39万円 |
年収600万の生活レベル / 生活費の内訳は?
年収600万円の方のリアルな生活について見ていこう。年収600万円の実際の生活レベルや生活費の内訳を知りたい方は必見だ。
独身×実家暮らしの場合
項目 | 金額 | 備考 | |
支出 | 収入 | ||
月収 (手取り) | 39万円 | ||
家賃などの生活費 | 5万円 | 毎月5万円を実家に入れることを仮定 | |
食費 | 2万円 | ランチ代など | |
通信費 | 1万円 | 携帯代やポケットWi-Fi代など | |
交際費 | 2万円 | ||
保険 医療 | 1万円 | 医療保険代を含む | |
衣服 理美容費 | 2万円 | ||
娯楽費 | 2万円 | ||
交通費 | 5千円 | ||
雑費 | 2.5万円 | ||
貯金 | 21万円 |
年収600万円で実家暮らしの場合、かなりゆとりのある生活を送ることができるだろう。ご実家に毎月の生活費をいくら支払っていくかにもよるが、毎月5万円を支払うと仮定した場合でも20万円以上貯蓄していくことができるだろう。
独身×一人暮らしの場合
項目 | 金額 | 備考 | |
支出 | 収入 | ||
月収 (手取り) | 39万円 | ||
家賃 | 8万円 | ||
食費 | 6万円 | ランチ代など含む | |
光熱費 | 1.5万円 | ||
通信費 | 1.5万円 | 携帯代やWi-Fi代など | |
交際費 | 3万円 | ||
保険 医療 | 1万円 | 医療保険代を含む | |
衣服 理美容費 | 2万円 | ||
娯楽費 | 2万円 | ||
交通費 | 5千円 | ||
雑費 | 2.5万円 | ||
貯金 | 11万円 |
年収600万円で一人暮らしをされる場合も、ある程度贅沢をしても余裕のある生活を送ることができるだろう。食費などの出費を多めに見積もっても、毎月10万円以上の貯蓄をしていくことができる計算だ。
妻帯×子ども無しの場合
項目 | 金額 | 備考 | |
支出 | 収入 | ||
月収 (手取り) | 39万円 | ||
家賃 | 9万円 | ||
食費 | 5万円 | 自炊することを前提 | |
光熱費 | 1.5万円 | ||
通信費 | 2万円 | 夫婦の携帯代やWi-Fi代など | |
交際費 | 3万円 | 夫婦のお小遣い | |
保険 医療 | 1.5万円 | 夫婦の医療保険代を含む | |
衣服 理美容費 | 2万円 | ||
娯楽費 | 2万円 | ||
交通費 | 5千円 | ||
雑費 | 2万円 | ||
貯金 | 11.5万円 |
扶養家族ができた場合は、ある程度節約を意識していくことが重要だ。
厚生労働省による国民生活基礎調査によると、2018年の全世帯の所得平均は552万円だ。年収に換算すると700万台ということになるので、年収600万円は平均よりも少ない年収ということになる。
夫婦2人の生活の場合は、食費や光熱費などの出費も倍になってくる。そして、将来子どもを希望される場合は、ある程度貯蓄をしていくことも必要だ。
妻帯×子どもありの場合
項目 | 金額 | 備考 | |
支出 | 収入 | ||
月収 (手取り) | 39万円 | ||
家賃 | 9.5万円 | ||
食費 | 6.5万円 | 自炊することを前提 | |
光熱費 | 2万円 | ||
通信費 | 1.5万円 | 夫婦の携帯代やWi-Fi代など | |
交際費 | 3万円 | 夫婦のお小遣い | |
保険 医療 | 2.5万円 | 夫婦の医療保険代や子どもの学資保険などを含む | |
養育費 | 1万円 | 習い事代など | |
衣服 理美容費 | 2万円 | ||
娯楽費 | 1万円 | ||
交通費 | 5千円 | ||
雑費 | 1.5万円 | ||
貯金 | 8万円 |
年収600万円の家庭で子どもができた場合は、ある程度節約を意識した生活をしていく必要がある。
贅沢な生活は送ることは難しいが、共働きをしなくても生活が成り立つレベルの収入といえるだろう。固定費などの出費をいかに抑えていくかが重要な課題だろう。
年収600万円で結婚は可能?
結論から申し上げると、年収に関わらず結婚することは可能だ。しかし、結婚する上で最も重要なことは、パートナーと結婚後の生活のイメージをどれだけ共有できるかだ。
共働きをしない場合はある程度節約を心がけていく必要があることを理解してもらう必要がある。
より生活水準をあげたい場合は、共働きをする選択をすることもおすすめする。扶養内でパートとして働くだけでも、生活にかなり余裕が生まれるはずだ。
年収600万円でマイホームは可能?住宅ローンは組める?

結論から申し上げると、年収600万円でマイホームを購入することは可能だ。しかし、住宅ローンを組む場合は、かなり節約を心がけた生活を送っていくことが大前提だ。
年収600万円の方が住宅ローンを組む場合、年間130万円前後の借入をすることになる。月々に換算すると約11万円の返済が必要になり、家計を圧迫することにもなりかねない。
ちなみに、年収600万円で金融機関か融資を受ける場合の上限金額は4,000万円程度といわれている。ローンを組む際は現在の家計の状態と将来の収入との兼ね合いをしっかりと考えていくべきだろう。
【おすすめ節税対策】ふるさと納税を活用する
「ふるさと納税」を利用し納税をするだけで、節税対策になるためおすすめだ。ふるさと納税とは、全国のお好きな自治体に寄付する新しい納税方法で、ここ数年で利用者も増加している。実質自己負担額2,000円を差し引いた納税額が控除されるという仕組みだ。
ふるさと納税をすることのメリットは以下の通りだ。
- 所得税の還付を受けられる
- 返礼品がもらえる
- クレジットカードのポイントを貯められる
また、ふるさと納税は収入により、利用の限度額が決まっている。年収600万円の限度額は以下だ。
独身または共働き | 77,000円 |
夫婦または共働き+子ども1人(高校生) | 69,000円 |
共働き+子ども1人(大学生) | 66,000円 |
共働き+子ども1人(高校生) | 6万円 |
共働き+子ども2人(大学生+高校生) | 57,000円 |
夫婦+子ども2人(大学生+高校生) | 43,000円 |
引用:https://fururi.jp/table.html
【おすすめ節約術】無駄な支出を削減する
ご家族がいる方の場合、どのように節約していくかによって貯蓄額に大きく影響してくるだろう。そこで筆者がおすすめの節約術について解説していく。
固定費の見直し
節約をしていく上で重要なポイントは、固定費の見直しだ。食費などを削る前に、どなたでもできる節約術といえるだろう。
具体的に見直ししやすい固定費は以下だ。
- ガス・電気代などの光熱費
水道料金とは違い、ガスや電気は会社やプランの見直しで節約できる。
- スマホやWi-Fiなどの通信費
キャリアと格安SIMでは平均5,000円前後の差があるため、格安スマホなどに切り替えるだけでかなりの節約に繋がる。
- 保険料
いくつもの保険に加入していることで家計を逼迫しているケースも少なくない。必要最低限の内容で契約をしていくことが重要だ。
これらの契約内容を今一度確認し、よりお得に契約ができる方法を見直してみよう。
食費の節約術
家族の人数が増えば増えるほど、家計の中で食費の占める割合も増えていく。しかし食費を削りすぎてしまうことで、精神的にも身体的にも影響が出てくることが考えられるため、無理のない範囲で行っていくことが重要になってくる。
筆者おすすめの食費節約術は以下だ。
- まとめ買いで節約
- 定番商品が安いお店で買い物をする
- 予算をきちんと決めておく
- 献立にこだわらず、手元にある食材をもとに柔軟に考えていく
- 見切り品も上手に活用していく
ポイ活をうまく利用する
最近話題の「ポイ活」を活用していくことも節約に繋がる。買い物をする際にポイントカードを提示することはもちろん、アプリやサイトを活用することでお得にポイントを貯めることができ、ポイントを現金のように使うことができるためおすすめだ。
年収UPするなら転職するのがおすすめ

おすすめの節税や節約術についてご紹介してきたが、それらにはどうしても限界がつきものだ。過度な節約をしすぎることで、気持ちに余裕を持つことが難しくなるからだ。
そのため支出を減らすことばかりにフォーカスするのではなく、収入を増やすことを考えていってほしい。
具体的に年収を上げる方法は以下の2通りだ。
- 社内での昇進・昇給を目指す
- よりよい収入を得るため転職をする
筆者がおすすめしたいのは、「転職」だ。年収は業界や企業ごとにある程度決まっていることが多いため、転職する方が年収アップは目指しやすいのだ。
年収600万を目指すのにおすすめの業種・業界・職種は?
年収600万円を目指せる業界や職種を、求人情報などを参考にまとめてみた。
①金融・保険業
平成30年の民間給与実態統計調査によると、金融・保険業の業界全体の平均年収は631万円だ。
ちなみに、業界全体の平均でいうと、600万円を超える年収を得られるのは40代前半とされている。
20〜30代で600万円以上の年収を得ていくためには、営業職やコンサルティング業などに就いていくことをおすすめする。
②外資系企業
一般的に外資系企業は、年収が高いことで知られている。転職する際にも、即戦力として活躍することが求められるなど、完全実力主義の企業が多い。
そのため、競争も激しいことが考えられるが、ご自分の能力を試していきたいと考える方にはおすすめの転職先だ。
③MR
営業に自信のある方は、MR(医療情報担当者。製薬企業の営業職のこと)に挑戦してみるのもいいだろう。専門的な知識が必要にはなるが、営業経験者であれば異業界からも転職しやすいと人気の職種だ。
安定した需要があるヘルスケア業界であることや、他の営業職に比べて年収が高いこともおすすめの理由だ。
まとめ
年収600万円の生活について解説してきた。1人世帯の場合はかなり余裕のある生活を送ることができるが、家族を持った場合はある程度節約していく必要がある。
短期間で年収をあげたい方は、ぜひ転職を視野に入れて年収アップを図っていってほしい。そしてより安定した生活を送っていくためには、税金対策や資産運用などについても検討していくこともおすすめだ。
将来の年収UPを見据えて転職をするなら、まずはビズリーチに登録してほしい。優良企業の求人を確認したり、企業や転職エージェントからのスカウトを受けたりできるからだ。
まずは、ビズリーチ上に自分の職務経歴や希望条件を登録することをお勧めする。それを見て、エージェントや企業からスカウトが届くだろう。
加えて、日本一の転職支援実績を持つリクルートエージェントか、優秀層に強いキャリアカーバーのキャリアアドバイザーに相談するのが良い。
ただし、コンサルに興味があるなら、アクシスコンサルティングもお勧めだ。コンサル未経験者への丁寧なサポートに定評がある。
いずれにせよビズリーチにまず登録してから、さまざまなアクションを起こそう。転職活動は、戦略的に進めた者勝ちである。明るい未来が来ることを信じている。
今日は以上だ。