- まさに今、事業会社とコンサルのどちらに転職すべきか迷っている人
- 情報収集のために、違いを知っておきたい人
- 事業会社かコンサルに所属していて、今の環境がキャリアにふさわしいか迷っている人
「事業会社とコンサルのどちらを選ぶべきか?」この悩みは、転職市場に限らず新卒市場でもよく聞く悩みである。
30代を超えると、それまでの経験を活かせる業界に進むことが推奨されるため、必然的に事業会社かコンサルか、悩まずとも結論を出せる。
しかし、20代という、キャリアをいかようにも選択できてしまう時期は、どちらが自分にとって成長できる環境なのか迷ってしまうのだろう。
今回のブログでは、事業会社とコンサルの違いを整理した上で、どちらに進むのが良いのか、ヒントとなる情報をまとめた。
- そもそも事業会社とコンサルの境界線は曖昧になり始めている
- 年収や待遇、経験できる仕事の幅を優先するならコンサルが良い
- 事業を動かす当事者として、予算や権限を持って働きたいなら事業会社が良い
- 決断できない場合は、副業なり異動なりで実体験を持って判断すべし
言葉にまとめるとシンプルだが、実際どちらか最後決断する際は、必ず求人サイトと転職エージェントに登録してから決めることをおすすめする。
例えば、求人サイトのビズリーチに登録すると、企業からスカウトを受けることができる。要は、自分の経歴やスキルを評価してくれる企業がどういった業界・業種なのかを知ることができる。
自分が事業会社が良いと思っていても、軒並みコンサルからしかスカウトがこない場合は、理想と現実のギャップが大きく、年収も期待できない可能性が高い。
また、エージェントに登録しておくと、口頭で相談できることから、より自分に合う企業を教えてくれる。先述の通り、事業会社とコンサルの垣根はどんどん無くなっている。
優れたエージェントであれば、事業会社の気質が強いコンサル、あるいはコンサルのように論理的思考が強く評価される事業会社をバランスよく紹介してくれるだろう。
求人サイトで自分の市場価値を知り、実際に口頭で話した上でエージェントから紹介をしてもらうことで、より納得度の高い決断ができるはずだ。
なお、エージェントといっても種類はたくさんある。筆者のおすすめは、自分のタイプに合ったエージェントに登録することだ。
コンサル出身で転職を検討している人や、コンサルへの転職希望が強い人はアクシスコンサルティングだ。コンサルに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントである。
コンサルへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。
すでに年収が高くさらにキャリアアップを狙っている人はJACリクルートメントがおすすめだ。
もし業界などにこだわりがなく、まだ広く見たいと思っている人は、リクルートエージェントに登録するところから始めよう。
ぜひ、ビズリーチ+自分に合うエージェントを見つけて、納得のいく転職活動を進めてほしい。
Contents
事業会社とコンサルの境界線はどんどん薄れている
早速、混乱を招くようでなんだが、そもそも事業会社とコンサルの垣根はどんどん無くなっている。コンサル的な動きをする事業会社もあるし、コンサルが自社事業をやっていることも多々見受けられる。
コンサルに限って説明すると、フレームワークに基づいた思考は世に溢れているし、情報ならばコンサルタントに頼らずともネットを漁った方が最新のものを集めることができる。机上の空論だけで顧客にアドバイスをしているだけではすでに商売にならないのだ。
将来性のある企業を選ぼうと思うなら、どちらかに振り切った企業ではなく、事業会社らしさもコンサルらしさもある企業を選ぶ方が、将来性があると言える。
事業会社とコンサル間での転職が増えている
近年、どちらか一方のキャリアを極めるよりも、両方を経験しておこうという人が増えている。キャリアアップのために経験を積みたいという理由もあるが、結局のところ無いものねだりになりがちなのである。
事業会社にいると、大抵の企業では勢いや熱意が重要視され、緻密な市場調査や見通しを立てないまま走ることも多い。それが正攻法ではあるものの、一社員としてはもっとロジカルに物事を組み立ててみたいという人も多いので、必然的にコンサルに惹かれるのである。
また、コンサルに所属していると、やはり机上の空論になってしまうことは避けられない。論理的に正しかったとしても、当事者として事業に向き合っていると実行できないことが多い。「確かにその方法は取るべきだが、今の社内リソースでは実現できない」といったものだ。
こういうリアルな現場に立ち会うことなく、フレームワークだけで考えてしまうのは全く現実的ではないので、コンサルタントの中には事業会社でリアルを体験したい人が増えている。
あるいは経営層レベルになると、事業会社はコンサル的な役回りの人を雇おうとするし、コンサルであれば現場を知っている人を欲しがる。
そもそも経営レベルでもニーズが高いので、転職する人の層も広いのだ。
ただし、転職のニーズがあるとはいえ、自分が最も向いている企業を探すのは結構難しい。というのも、自分の経験と上手く相乗効果を生める企業だったら良いが、全ての企業がそんなはずはない。
転職しやすい今の時代だからこそ、適当に転職先を選ぶのではなく、自分の経験やスキルを踏まえてアドバイスしてくれる企業に出会おう。
そのためには、冒頭でも述べた通り、求人サイトとエージェントが必須だ。ビズリーチに登録すれば、自分の経験を評価してくれる企業を知ることができる。
エージェントであれば、自分の経験を口頭で詳細に伝えた上で企業を紹介してもらえるので、自分に合う企業、合わない企業をより精緻にアドバイスしてもらえるのだ。
なお、まだ転職先の業界が絞り込めていないならリクルートエージェント、コンサルからの転職を検討しているのであれば
アクシスコンサルティング、年収がすでに一定以上高い人がさらに年収アップを狙っている場合にはJACリクルートメント
が良いだろう。
ベースとして求められる能力に差はない
コンサルは論理、事業会社は社内調整能力が求められると一般的に言われている。
あまりこうした表現は良くないが、コンサルなら論理的に物事を整理でき、事業会社なら社内の人間関係をうまく回していくことが重要なのだ。
しかし、よく考えてほしいが、能力としてどちらかだけを持っていれば良い、なんてことはない。実際のところ、事業会社だとしても論理的な思考は必須であるし、コンサルでもクライアント先と良い関係性を構築していくことが必要不可欠である。
より重視される能力があれども、どちらかだけを求められるなんてことはない。
では事業会社とコンサルで何が異なるのか
再三、述べているが、あくまでここで述べる違いは傾向でしかない。明確にここが違うという極端な事例ではないので注意してほしい。
コンサルの方がプロジェクト型で関われる案件が多い傾向
コンサルの場合、プロジェクト単位で動くため、業界問わず幅広い企業のコンサルティングを経験することができる。
もちろん、経験を積んでいく過程で、あるいは自分のバックグラウンドを踏まえて、一部の業界に特化することもあるが、そこまで何かに専門性を持っていない限りは広く経験できる。
そのため、まだ自分の専門領域を決めきれていない人や、幅広く経験して実力アップしたいと考えている人にはおすすめだ。
コンサルの方が事業会社よりも待遇・収入が良い傾向
コンサルは、年収や待遇、今後の肩書きという点ではかなり安定している。
もし、生活水準を上げたいと考えている人や、待遇の良い環境で働きたいと思っている人は、コンサルで働くことをおすすめする。
ただし、年収は過剰労働と引き換えなので、自分の働き方と相談して決意してほしい。
もし全くの未経験からコンサルに行きたい場合は、アクシスコンサルティングに相談するのが良いだろう。未経験の方向けに、選考対策はもちろんのこと、入社後も活躍できる人材になるようアドバイスをもらえる。
ぜひ、活用してみてほしい。
事業会社の方が、使える権限・予算が大きい傾向
事業会社だと、自分で動かせる物事の範囲・金額が大きい。そのため、より当事者意識を持ってプロジェクトを進めることができるため、事業を作りたい人にとっては天職だろう。
コンサルだと、提言したアドバイスを現場で全く採用されなかったり、実行に移されなかったりするため、どうしても机上の空論で終わってしまうことがある。
そういった役回りが嫌なのであれば、迷わず事業会社を選ぶと良いだろう。
迷っている場合の対処法
とりあえず転職してみる
事業会社か、コンサルか、どちらが自分に合っているかは働いてみないとわからない。
今回の記事を通して、興味がどちらかに傾けばそちらに飛び込んでみることをおすすめするし、もしどちらも選べないということであれば、エージェントに相談するのが良いだろう。
業務委託や副業を通じて、体験してみる
事業会社だと、業務委託を募集していることが多い。特にベンチャー企業だと、人手不足から業務委託でも結構大きい範囲の業務を任せてもらえることがある。
実体験を通じて判断することがもっともおすすめなので、正社員でなくとも経験できる業務委託・副業に挑戦してみると良いだろう。
なお、注意点としては、やはり企業の中の人間関係をコントロールしながら事業を動かしていくスキルや経験を積めるわけではないので、あくまでも仕事の向き不向きだけを判断するようにしてほしい。
社内で異動して経験してみる
事業会社であれば経営企画や事業推進、コンサルであれば自社事業を実行している部署に異動してみて、自分の適性を測ってみるのが良い。
同じ会社でも、部署が違えば文化や志向性が全く異なることも多い。また、転職や業務委託という新しい環境を探し出さずとも挑戦できるので、手始めに経験するにはもっとも良い選択肢だろう。
情報収集、実体験を通じて事業会社かコンサルかを選ぼう
いかがだったろうか。
時代の流れもあり、事業会社とコンサルの壁はどんどん無くなっている。今の時代、どちらかという二項対立での考え方は古く、どの企業に自分が適しているのかという企業単位で考えていくことの方が自然だ。
とはいえ、そういった考え方をすればするほど、企業選びは難しくなる。転職市場は変動も激しく、企業の募集状況も今日明日で変化する。必ず、求人サイトやエージェントに登録して、情報を最大限集めるようにしよう。
ビズリーチに登録すれば、企業からスカウトを受けることができ、自分の経歴やスキルに合う企業を抽出できる。
また、エージェントに登録しておくと、口頭で相談でき、より自分に合う企業を教えてくれる。なお、エージェントといっても種類はたくさんある。筆者のおすすめは、自分のタイプに合ったエージェントに登録することだ。
もし業界などにこだわりがなく、まだ広く見たいと思っている人は、リクルートエージェントがおすすめだ。一方で、コンサル出身で転職を検討している人は
アクシスコンサルティング、すでに年収が高くさらにキャリアアップを狙っている人はJACリクルートメント
がおすすめだ。
求人サイトとエージェントを併用すれば情報収集はバッチリだろう。
その上で、まだ悩む場合は、転職なり、業務委託・副業なり、社内異動なり、自分に合った挑戦の仕方で、実際に現場を体験して、キャリアを決断できれば良いと思う。
より納得度の高いキャリア選択ができることを祈っている。
今日は以上だ。